もうすぐ八十八夜というこの季節なのに昨夜は行火(あんか)をしての一夜だった。桜が早咲きして春が早くやってくるのは結構だが、そのおつりがやってくるだろうことは予想できたが変なこの頃の天気である。
今日の朝刊の投稿欄には『寒暖差』として 昨日水割り 今日熱かん というのが出ている。私と同じだが水割りでなく発泡酒のビールで今日は熱かんである。そろそろ部屋の模様替えをしようと思ってはいるものの、まだ居間にはコタツが手放せない。桜の早咲きも結構だが早咲きはやはり満足な見事な満開の姿を見せないでバラバラに蕾が開くようであの見事なふっくらとした一斉に開くということにはならないように思う。
思うに人の一生も同じか。早咲きの人生を選ぶか、それとも年とともに年輪を重ねてその時の時運を待つかを思う。今年のNHK大河ドラマ「どうする家康」は久しぶりに面白い大河だと私は感じるが、家康とて信長や秀吉があったればこそ最終的に天下を手中に収めることができたのであってその苦労は察するに値できても家康一人では天下を平定できたかどうかは疑問である。信長秀吉あっての「どうする家康」なのだ。