Perseverance win 忍耐は勝つ、これは確か高校の英語の教科書にあったと記憶している。朝日新聞はパーサビアランスと書いているが今回の火星探査機Perseveranceの快挙をネットなどは発音をパーシビアランスと言っているし英語の辞書でも発音記号はパーシビアランスとなっているので教わった教科書通り馴染み深いパーシビアランスで進めたい。
今回の米国の火星探査の目的は大きく3つあるという。その1は生命の痕跡を探る、2つ目がドローンを飛ばして広く地形を探査する、3つ目が火星土壌のサンプルの地球への持ち帰りだという。但し、それは2031年頃になるという。
火星着陸には恐怖の7分間があると言われる。パラシュートを開いて減速しロケットを逆噴射して火星に軟着陸させなければならない。地球と火星との間は片道11分の時間がかかるため地球からの指令電波ではその工程ができないのですべて着陸機が自身で判断してゆくプログラムを組み込むほかしかない。今回すべて順調に進んで搭載したカメラが着陸時のパラシュートが開く瞬間や親機から子機を吊り下げる様子、そして逆噴射による火星土壌の砂の舞い上がる映像までを地上に送り届けたのはまさに快挙そのものではなかろうか。
それにもうひとつ、火星の音が聞き取れたことだ。パーシビアランスには2個のマイクが搭載されており火星の風の音らしきものが確認された。地球外の音が聞き取れた初めてのことといえる。着陸地帯は昔湖があった場所とされるゼエゼロクレーターで生命の痕跡を何とか探しあてるとしているが見つかるがどうか待ち遠しい。