長崎の鐘

2024-09-29 11:21:06 | 日記
 最近パソコンを開くと昔懐かしい映画が表示される。戦前のものだから記憶がないが、母が時々思い出したようにその映画の主演女優のことを話していたのが記憶として頭の隅に残っている。田中絹代さんに川崎弘子さん、男優では上原謙さんなどだ。
 そんな中で今日は題名が分からなかったが英語でThe Bells Of Nagasaki とあったのでこれはズバリ「長崎の鐘」ということがすぐさま理解できた。この映画は私が中学1年生頃だったが、町の唯一の映画館日高劇場というのがあって兄達と観に行った。この時代、よく学校の運動場や体育館で映画鑑賞会があったが画面が黄色く本当の真っ白真っ黒ではなかったが、この日高劇場での映画は有料での映画館ということで所謂グレースケールというか画面が純白純黒でスクリーンの淵が真っ黒の布に囲われ映画が始まると薄手のカーテンが開いて場内の雰囲気を高める仕掛けになっていた。
 長崎の鐘の主人公永井博士に若原雅夫、妻緑役に月丘夢路だったのを覚えている。まだ子供だったので物語の断片しか記憶にないが壊れた自宅の中を若原雅夫が妻緑を捜すシーンと二人の子供が疎開先で立ち上るキノコ雲を見るところははっきりと覚えている。
 永井博士が晩年過ごした如己堂をYouTubeでみた。娘さんの筒井茅野さんも既にお亡くなりになっているという。映画長崎の鐘を観て何かを教えられたようだ。


石破茂新総裁

2024-09-27 15:37:43 | 日記
 自民党の新総裁に石破茂氏が当選した。過去何回か総裁選挙に敗れていた氏だがここにきてやっと開花したようだ。新総裁としての挨拶で「謙虚な自由民主党」の言葉が光っていた。謙虚であれ、謙虚であれが私の在職した会社のトップの日頃からの言葉だったがこれは人としての生き方の基本であろう。次回の総選挙だが自民党が勝つのではという予感がする。
 兵庫県知事が不信任で今月末で失職するが、この謙虚さが足りなかったのではないだろうか。謙虚であって欲しかった。謙虚であればこのような出直し選挙など起ころうはずはない。

台風襲来の時期

2024-09-26 09:54:41 | 日記
 今日の新聞のコラムは昭和29年(1954)の今日9月26日に起こった洞爺丸遭難の記事である。今から70年前の惨事で多くの死者を出した。同じく昭和34年(1959)9月26日は伊勢湾台風がこれまた史上最大級の被害を愛知県三重県を中心にして甚大な被害をもたらした。
 伊勢湾台風だが、私は当時住んでいたのは兵庫県北部の円山川が近くを流れていて近所の住宅には昭和9年の水害の跡が刻まれていたのをはっきり記憶している。あの日、夕刻暗くなっていたが少し高台にあった我が家に近所の人が川の水が押し寄せてきているということで避難されてこられた。まさか我が家まで来ないだろうと高を括っていたがあっという間に一階居間は水浸しで全員2階まで上がられた。昭和9年の水害以上の被害になってしまった。翌朝の外界は様変わりのドロまみれのものだった。隣の地区に行く橋は流されその地区は孤立の状態だった。その時上流から流されてきた溺死体を私は初めてみた。頭蓋骨は割れて顔が半分無くなっていたのを記憶している。
 能登地方の水害で行方不明の捜索も難航しているようだが、土砂に埋まった遺体の捜索もきっと同じような姿の変わり果てたものの発見になるであろう。
 祈合掌。

能登、あゝ無情  

2024-09-22 09:47:10 | 日記
 能登の地震被災地に記録的大雨が襲い地震被災者の住む仮設住宅が床上浸水となんともやりきれない状況である。おまけにこの地震復旧の作業員の人々にも濁流と土砂が襲い7名の方々が行方不明とある。まるでこの地には住んではならぬと追い立てるがごときの自然の猛威というか地と天からの災害である。日本の不幸を一手に引き受けた感ではないか。
 人口減少に拍車がかかるが何とか頑張っていただきたい。暑さ寒さも彼岸までと言われる通りやっと熱帯夜から解放され夜ともなれば涼風が感じられる。

斎藤兵庫県知事、不信任可決

2024-09-20 09:33:41 | 日記
 兵庫県の斎藤元彦知事の不信任決議が全員一致で可決された。10日以内に本人が辞職するか県議会の解散で出直し選挙するかを選ばなければならない。
 斎藤知事はテレビなどで見えると物腰柔らかで一見控えめな方のようにみえるが、カメラのない場所では相当な権力志向のような今回の図式が見て取れるようだ。これだけの不信任騒ぎでも動じない肝の座った方のようにも取れる。全会一致ということだから所属会派からもノーの判断を下されて知事として不適格の烙印を押されたことにはまず間違いなさそうだ。
 知事は東大に進学されて超優秀なエリートコースを進まれたと記憶しているが、これで政治生命はまずは終了と言えるかもしれない。出直してもおそらくは否定の結果になるだろう。明日からは失業保険で生活しなければならないいち庶民となる。月給150万円の生活からの落差は大きいだろう。もう知事知事と言って持ち上げてくれるひともいなくなるし、元の公務員に復帰できるか怪しい。明日からは隣近所の人々も斎藤さんと気軽に声をかけてくれる存在になる。