米国の再利上げ

2022-07-29 08:00:43 | 日記
 米国が再度利上げを決定した。これで政策誘導金利が2.25~2.50%となった。あまりの急激な利上げで景気後退が心配されるとの観測が一部にあるようだがそれだけインフレが米経済を覆っているのだろう。我日本の日銀は静観の構えのようだが内心穏やかではないに違いない。
 利上げに踏み切れない要因としていくつかあるだろうが、永年ゼロ金利に慣れ切った企業各社はかなりが銀行からの借入金が積みあがっているのかもしれない。それはいかんとして借入金返済を行っている企業もあるのもまた真実であるが大方はそれなりの借入金でやりくりしているだろう。今、仮に0.75%の利上げをすればどうなるか。金利負担をあまり考慮していなかった中小企業の経営者は改めてこの利上げで目の覚める思いをするだろう。
 四半世紀に渡って給料の額に変化がなかった働く労働者にとっても金利負担は苦しい今の家計に更なる負担を強いることになりパニックになるかもしれない。高度経済成長を支えてリタイアした団塊世代は高額の退職金を如何に運用するかを考慮していて利上げを歓迎する方向だが、利上げによる所得格差が広がり社会問題化する心配もあるだろう。日銀及び政府はどうするか。選挙での各政党は街頭演説で消費税引き下げを声高にしているが金利引き上げなどの経済政策は禁句のようで富裕層向けの演説よりも持たざる者への寄り添い言葉でごまかしているのが現状だ。そろそろゼロ金利からの決別の時期に来ていることは間違いないだろう。


日本の出番

2022-07-28 09:24:42 | 日記
 ロシアがISS(国際宇宙ステーション)から脱退するという。米国日本は織り込み済みで何時プーチンが言い出すかがであった。ロシアの業務はステーションの姿勢制御のようで代替は日本でもできそうでロシアがいなくても影響は小さいようだ。プーチンさんの話ではロシア独自の宇宙ステーションを立ち上げるとのことだが果してそれが出来るかどうか仕上げを御覧じろといったところである。
 打ち上げロケットはガガーリンが地球を1周した当時のままのあのスカートを吐いた古のスタイルのものでせいぜい3人の飛行士を打ち上げる程度のものであれで今のISSを構築するのに何回往復しなければならないだろうか。 
 さて、ロシアが撤退するとなれば今まで貨物の運搬だけだった日本の役割も少し変わってくるに違いない。それが宇宙飛行士の運搬手段にも加わってくるだろう。ロシアはまたひとつ孤立化の道に進んだ。すべての分野で進歩性のないお国柄だから孤立しても何とも感じないだろうが、あの広大な未開拓の地には多くの資源が眠っているだろう。その資源はきっと将来の地球に住む多くの人間が利用するものとなるものとして今は静かに見守るしかない。
 映画俳優の石濱朗さんがお亡くなりになった。87歳。映画「少年期」で詰襟の高校生を演じて多くのファンを魅了した。母親役が田村秋子さんだった。当時まだ小学6年生だった私はひと回り上の兄と一緒に映画館で鑑賞したのを記憶している。木下恵介作品は清純派の家族を描いた作品が多くありこの作品もそのひとつである。映画「二十四の瞳」は今も多くのファンを持つ作品で当時は学校の教材のひとつとしてクラス全員で劇場にまで行き鑑賞したものだった。他に「喜びも悲しみも幾年月」などがある。
 

ほんとの梅雨明けか・・・

2022-07-21 09:39:08 | 日記
 まだ本格的な関西の蒸し暑い夏の到来は来ていない。早すぎた梅雨明け宣言も戻り梅雨前線で涼しい7月中旬の季節。普通なら京都の祇園祭が過ぎるとやってくる猛暑だが今年もそれがないようだ。
 安倍元総理の国葬で世論は複雑なようで国葬するほどの功績があったのかどうかで揺れているのが現実のようだ。自民党幹部は当然といった気分を盛り上げようとしているのに対して多くの国民の中には疑問符を持つ人がいるのは間違いない。アベノミクスとかで景気回復に大きな役割を果たしたとかだが働く人の給料は依然低水準のままだし、金利はゼロのままで年金生活者の所得も昔のままでこれで景気回復といえるかではなはだ疑わしい。豊かで平和な現在の日本で名もなきひとりの若者の凶行で落命した元総理大臣として後世の人々がなんという判断を与えるかで決して皆に喜びとか仰ぎ見る姿ではなさそうに思えるがどうか。

祇園祭宵山

2022-07-16 08:25:25 | 日記
 3年ぶりの山鉾巡行が明日17日京都の街中をゆく。夏はやっぱりこの夏祭りがないと夏の気分にならない。今夜の京都市街は3連休の初日でもあり浴衣姿の若い女性の姿が彩を添えるだろう。この日がくると関西特有の蒸し暑さが本格化する。丁度今遠くの公園の木々からクマゼミの啼く声が聞こえる。いよいよ夏本番である。
  今日7月16日は77年前の人類初の核実験が米国のニューメキシコで行われた日である。核爆弾はプルトニウム爆弾で爆発に至るまでの多くの問題があったとのことである。ウラン爆弾は臨界前の二つのウランを合致させて臨界に達すれば爆発可能で比較的簡単につくれるがプルトニウム爆弾は爆縮という工程を経なければならない。その爆縮がなかなかだったらしい。数々の実験を経て完成にこぎつける。今ではほとんどの核爆弾の材料はプルトニウムだという。プルトニウムは原子炉でウランを燃やせば自動的にできる核爆発材料でウランの精製のような巨額の費用が不要だからという。翌月の8月9日にこのプルトニウム核爆弾ファットマンが長崎上空で爆発した。