ギョウザで有名な王将の社長大東孝行さん(当時72歳)が射殺されて9年が経過した10月28日田中幸雄容疑者(56)が逮捕された。福岡市の特定危険指定暴力団工藤会のメンバーといわれる。犯行直後からこれの犯人はやくざ者とは全国的に分かっていたがやはりそうだった。拳銃の操作に手慣れた者とか発射音を消す装置の装着などこの手の操作知識を熟知した者の犯行であることは分かっていた。既に福岡刑務所で別件で受刑中だったとのことだが警察はほぼこの男の仕業に間違いなしとは分かっていたが証拠固めに時間がかかったような印象だ。
現場に残されたタバコの吸い殻から摘出した唾液のDNAや逃走に使用した原付バイクのハンドルに残る拳銃発射の硝煙反応と手の汗だろうかここにも犯人のDNAが検出されたとある。これらの確たる証拠固めが出来上がったうえでの逮捕だろう。犯人もこれらのちょっとした”遺留品”までは頭に無かったようで警察力の高さに負けたのだろう。人を殺めるという心のさわぎで逃れることはやはりできなかった。
この手の犯罪は実行役田中幸雄犯人ひとりの仕業ではないだろう。後ろには必ずこれを指図した何者かが必ずいるはずだ。これがやくざの世界なのだ。