一年中で最も綺麗な美しい晴れ晴れする五月が過ぎてゆく。このままずっといて欲しいのだが季節は移ろってゆく。桜もツツジも例年通り咲いてくれたがコロナ騒ぎで人々の動きはほぼ完全に止まった感が強かった。この美しい季節を謳歌したいはずがそれが出来なかった今年の5月だった。
この5か月間、電車に乗ったのは2回のみだった。それは1月の定期検査で病院へともう1回は元会社のOB会の時だ。まだコロナが騒がれていない2月1日だった。その1週間後から世の中で新型肺炎のウイルスが蔓延しそうで密接密集密閉の所謂3密が叫ばれ始めて集会や電車などの利用に食事会などの制限がなされて今日に至る。ほぼ2カ月後の5月下旬にその制限が解除されるが、このコロナ禍はこれまでの社会を大きく揺さぶったことだけは間違いない。社会の仕組みを根本的に変化させる要因になったのではないか。
その昔、日本が経済3冠王だった頃、大きいことは良いことだ、サラリーマンはモウレツに働いて部長役員そして社長を目指してゆくことが良しとされた。会社を大きくしよう売り上げを伸ばそうと伸びることが最高の生き方とされた時代だった。バブル崩壊でそのようなことは否定されたが、今度のコロナ騒ぎでそれが決定的な烙印を押され生き方そのものまで変化を要求されるようになったと思う。
南極昭和基地は5月30日午後0時30分(日本時間30日午後6時30分)ころに日没を迎えて太陽が昇らない極夜を迎える。次の朝の日の出は7月12日正午ころである。私たちの日本の上空には最も太陽が高く輝く季節の到来である。