11月が終わる

2022-11-30 10:16:49 | 日記
 11月も今日で終わり。1年中で最も暗い印象のある11月と私は思っている。何故か。それは爽やかな5月と正反対の位置にあるからだということだけだ。でもそれは私の眼の角膜が濁っていたからかもしれない。つまり、白内障の手術を終えてからは随分と11月の季節が明るいものという感覚になってきた。
 自宅の周囲の山並みの木々は色付き始めて秋深まる思いである。11月は七五三の季節であるが喪中はがきを出す季節でもある。昨日の新聞のコラムにあったのは 来るわ来るわ喪中の報せ11月 である。当方ももう10枚以上の方々からそれを受け取った。ある女性からはその返事として現在の姿と現在と過去の夫の姿などを書いてくださっている。何故か寡婦の方が多いように見受けられる。当方は幸いながら二人とも元気でいられるのを佳しとしなければなるまい。
 今年の11月は異常気象というか温かい日の連続だった。高齢者の皆さんにとっては嬉しいのではないだろうか。また、資源高の現状で家計を圧迫する石油ストーブのお世話になれないのもこれ幸いである。
 今日は第5回目の新型コロナウイルスの予防接種日である。

七五三

2022-11-15 16:22:12 | 日記
今日は七五三、子や孫の健やかな成長を願う日とされる。またき「ものの日」だそうだ。京都市の市役所の職員の有志の方々は着物で出勤されるとか。
 今日のブログは新聞のコラムからの受け売りの感で思わず書く気持ちが強くなった。もみじも初紅葉、黄紅葉、櫨(はじ)紅葉など季節の移り変わりによる呼び名があるそうだ。紅葉はやはり関西特に京都の山並みのそれが美しいのではないか。
  今日の新聞のコラムにあった。急坂を踏みしめときおり呼吸を整えながら、唐の詩人杜牧の「遠く寒山に上れば石径斜めなり 白雲生ずる処人家有り 車を停めて坐ろに愛す楓林の晩 霜葉は二月の花よりも紅なり」を思い浮かべた。山頂は見事なまでの紅葉だった。
 先日の12日、我々の仲間がやっている年2回のハイキングで大阪近郊の信貴山の恩智超えの急坂の道を歩き上った。見事な楓の紅葉だった。着物の裏表や重ね着の配色に季節を滲ませてきたとある。そんな気分で歩きたかったのだが、急坂のかなりのハードな行程でみんな青色吐息で目的地まで到達できるのかやや心配なものだった。おまけに阪急電車が人身事故で運転が出来ず大幅なダイヤ変更、ではとJRに切り替えて乗ってみたがこれも大阪駅寸前で前をはしる車両の故障で約30分の停車などなど散々な出だしだった。集合駅近鉄恩智駅10時に辛くも間に合い全員行程を完了し最後はうまいビールで乾杯となった。よい思い出となるだろう。


立冬

2022-11-07 09:03:21 | 日記
 今日は24節季の一つ立冬である。いよいよ冬到来だ。今は比較的穏やかな天候で晴れの日が続いていて温かいがこれの反動がやがてやってきて厳しい寒さを準備しておかねばならない。もう25年(?)ほど前になるかと思うがクリスマス寒波の12月25日に猛烈な寒波が襲来、太平洋側でもそこそこの積雪でクルマが立ち往生した。朝のNHKニュースでは冬が立つのではなくて今のこの温かい日和で冬が座っているという表現を使っていた。

手形にまつわるお話

2022-11-04 09:26:26 | 日記
 昨日全国の手形交換所が閉鎖された。手形での取引が激減しているようだ。
 さて、手形の発行だがこれはかなりひとでのかかる作業であることをご存じだろうか。営業から支払いをするよう依頼された事務方は取引の内容を示す請求書やそれのエビデンスをチェックして金額を集計し支払期日を決定する。取引が1枚の請求書ならば簡単だが何枚かの請求書に跨ると平均期日を計算しなければならない。金額を集計し、支払期日を決定して伝票を発行、それを営業担当者に確認をさせ(押印して)営業部長がまた確認押印する。その伝票が支払い窓口の経理部にやってきて手形作成者が手形を作る。金額を打ち込み支払場所の銀行名と支払先の会社名を書き込み支払い期日と振出日を記入して会社の代表者が記名押印して完了する。この一連の動きだが全部人間の作業である。
 人の作業であるのでどこかで誤りや抜け落ちが発生してもやむおえないところである。
 さて、当方の経験を紹介させていただく。手形を現金化するために銀行に持ち込む。つまり割引をするのである。割引依頼書に手形の裏書をし明細を記入して銀行に持ち込んでやれやれと思った瞬間、銀行から手形発行者の押印が抜けていますよとの電話である。営業担当者が支払人の押印を確認せずに回収してしまったのだ。それを当方も確認せずに銀行に持ち込んでしまった。経理の支払い担当者として確認しないで持ち込んだ罪もありとしてそのまま支払者に出向き押印してもらい銀行に持ち込んだ次第である。支払者は名古屋市内である。銀行から取り寄せた当該手形をもって新幹線で名古屋へ直行。経理部長はお前も罪の一端であるとして始末書の提出を要求された。当方は手形を回収してきた営業担当者にはこの旨を問わず当方で一件落着をした。
 この他にも手形にまつわる話があるがこれはまた後程にしたい。

大阪の手形交換所閉鎖

2022-11-02 18:18:59 | 日記
 大阪市にある手形交換所が今日で閉鎖されて143年の歴史に幕を下ろした。代金決済の方法が電子化されて最近は手形発行が激減している。ほとんどの決済方法が期日キャッシュと言って手形の支払期日つまり決済日の日の現金を振り込む方法に変化している現状がある。支払う方も印紙代が軽減されまた手形発行業務も不要になり支払期日ごとにコンピューターに打ち込んでおけば自動的に決済が完了するものである。手形には約束手形と為替手形があって印紙代を逃れるために為替手形を使用する取引先も少なからずあった。印紙は手形発行者が負担すべきものだが為替手形の形式上支払人は引き受け欄の署名捺印で済ませあたかも手形発行人を指名してそれに負担させようというものだった。
  手形交換所は全国に179か所あった。日本最古の交換所が1879年(明治12)に大阪で開所した。手形には約束手形と為替手形があり印紙代を節約するために為替手形を利用する取引先があった。手形用紙はそれぞれ企業のデザインに任されていて用紙サイズもマチマチで交換所での業務に支障を来すとかで銀行発行の統一されたものにされた。手形発行業務のはそれなりに人手がかかるものだ。金額印字に支払い先の記入、支払期日振出日の記入と収入印紙の貼付などなどだ。デジタル化の昨今でこのような作業も時代にマッチしないものと言えよう。手形交換所の閉鎖は時代の波と言える。