インペリアルの名のもとに

2011-04-16 20:08:37 | 鳥(Birds)


ソデグロバト(Ducula bicolor spilorrhoa) Pied Imperial Pigeon


この大きなソデグロバトは、Imperial の名に負けないほどに美しく雅である。
突風が吹いて激しく揺れる木の枝にとまっていてもその表情からは余裕さえ伺えるほどに堂々とした風格を持ち合わせていて、それでいて手入れの行き届いた翼には少しの隙もない。
そのうち「もきゅっ」と全身の羽毛を膨らませたソデグロバトはとまった木の枝にめり込んでいるみたいな見た目になった。
どうやらお茶目さを演出するスキルさえも嗜んでいるみたいだ。




ズグロトサカゲリ(Vanellus miles miles) Masked Lapwing


日陰に座り込んで休んでいたズグロトサカゲリは、私達の存在に気が付くとすっくと立ち上がった。
けれど翼を開いて大きな伸びをひとつすると、間もなくまた同じ場所に座り込んだ。
どうやら初めから私達のことなどどうでもよかったらしい。








タテフミツスイ(Lichenostomus versicolor) Varied Honeyeater


ソデグロバトが去った後の木にやってきたタテフミツスイは、身をすくめた後にペロペロと長い舌を出して見せた。



【2010/03/13/オーストラリア Cairns,Australia;Mar. 2010】