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イエガラス(Corvus splendens) House Crow
ハシブトガラスよりもずっと小柄なこのカラスは、ずいぶん控えめ。鳴き声もあまり大きくなく、朝夕にしか姿を見なかった。この淡色型の灰色の羽色はなんともシックで落ち着いた雰囲気を醸し出している。
ゴミバコがすぐ近くにあったけれど、私が見ている前では特にそれを漁ることなく2、3羽で和やかに遊んでいた。対してインドハッカは大挙してゴミバコに集い、騒がしく鳴き交わす。
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キタカササギサイチョウ(Anthracoceros albirostris) Oriental Pied Hornbill
街の公園にサイチョウ、というのは初めはとても不自然に思えた。
公園を歩いていて何やら木が騒がしいと近づいてみると、巨大な白黒のキタカササギサイチョウが何羽も頭上を飛んで行くところに遭遇した。木から木へと飛ぶ時は殆ど羽ばたかず、その優雅な飛翔をたっぷりと見せてくれたのだった。
キタカササギサイチョウの群れがいた木をよく見ると、多数の小さな実がなっていた。これはサイチョウやリスなどが好んで食べるイチジク属の木、日本で言うイヌビワの類であった。
彼らはあらかじめイチジクやヤシ類の実のなる場所を知っていて、例えばラヤ山のようなねぐらからこのような公園へと餌を食べに来るのであろう。
【2010/08/04/マレーシア Langkawi,Malaysia】
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