オオルリ(Cyanoptila cyanomelana cyanomelana) Blue-and-white Flycatcher
5月のこと。
思いがけず舞い込んだ連休に、思わず飛島に来てしまった。
思わず、というのはそれだけ私の中では気軽に “帰れる” 島であり、ここ数年ではそれこそ実家に帰るのと同等かそれ以上も訪れている島。
そんな島に、また今年も来られたというのは何か不思議な感覚である。
行きのフェリーの中で受信したメール「ようこそ、サイレント・アイランドへ」の通り、島の鳥模様はここ数年に比べてビッグウェーブとはとても言い難いものだった。
2012年春は5月第2週からが当たりで、第2週以降、飛島ではセグロサバク、キバラムシ、舳倉ではチャバラアカ、フタオビヤナギが記録されたことは後で知ることになる。
さて、入島した日にはまず、ぐるりと島を一周してみて、鳥の状況を確認する。
そうは言っても荒崎だけは消耗するからと行かなかったのだが、そのような考えでは鳥は見つからない。改めなければならない部分だ。
オオルリ、キビタキは比較的多く、ホオジロやアオジに混ざってホオアカ、ノジコなどが草むらで動き回まわる。シベリアアオジは昨年に比べて少なく、1個体を見ただけだった。
法木の林の辺りで、ルリビタキの次にこのオオルリが出てきた。
【Tobishima Island(飛島),Yamagata Japan/02th May, 2012】
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