クロハラアジサシ(Chlidonias hybridus) Whiskered Tern
宮古島4日目。
この日は色々な場所を廻ってみようと思い、早起きして6時から鳥見を開始した。
恒例の朝のサトウキビ畑では、今日もシロハラクイナが複数いる。
小学校前の貯水池には入っていく道が分からず、草木に囲まれて水面が少しも見えない池を一周した挙句、やっと池へと続く狭い通路を見つけた。茎に細かな棘のある草がからまったフェンスにヤモリのように張り付き、引っかき傷だらけになりながらやっと池の水面が見えた時、何か沼アジが池の上を飛んでいるのが見えた。胸から腹が黒い、そして短い尾と、赤い嘴と脚....それは見事な夏羽のクロハラアジサシだった。
かろうじて見える池の半分にたまに出現しては、表層にいるカワスズメ科の魚を掠め取っている。
アマサギ(Bubulcus ibis) Cattle Egret
草が刈られた直後の公園では、アマサギの群れが餌を探していた。
「クリリ、クリリ」という声に見上げればツバチが頭上を飛んでいた。とにかく翼が長い。
アカガシラサギ(Ardeola bacchus) Chinese Pond Heron
もう1つの貯水池に行くと、こちらにもクロハラアジサシがいた。
ゴイサギは、普段は真っ白な体下面が妙に灰色に見えた。脚の色は草に隠れて見えなかったけれど、婚姻色なのだろうか。
池の横の草むらでは、シマキンパラとキンパラの混群が草の種子をついばんでいた。
ふと空に目をやると、なんと夏羽のアカガシラサギが飛翔していた!このような思いもよらぬ出遭いがあると、それはそれは嬉しくなってくる私であった。
またまた、ひと気のないサトウキビ畑の農道ではミフウズラが。
【2010/06/12/宮古島 Miyako Is. /Japan】
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