カザリオウチュウ(Dicrurus paradiseus) Greater Racket-Tailed Drongo
成長とともに新しく生えてくる尾羽の羽軸がとてつもなく伸長するカザリオウチュウは、かなりステキ度の高い鳥。
朝夕に3羽程度の小群で採餌していることが多く、しばしばアカメチャイロヒヨやムナフムシクイチメドリと一緒に採餌して混群のようになる。枝にとまってヒタキのようにフライングキャッチをよくするが、この時にヒラヒラと尾羽をたなびかせて飛ぶ姿はサンコウチョウを彷彿とさせる。ラヤ山でこの群れを見た時には丁度カザリオウチュウがいる方向から「コキィン!」とまるで鉄鉱石を打ち鳴らしたかのような、よく通る1音の声が聞こえたけれど、ラヤ山以外の場所ではこの声が聞かれなかったことからカザリオウチュウの近くに居た別の鳥から発せられた声かもしれない。
複雑でけたたましい声で鳴くカザリオウチュウ。もしかするとこの近くで営巣していたりするのかもしれない。
この公園の中でも一番暗くて湿った場所に居るカザリオウチュウを見ていたら、蚊の猛攻を受けて体中が猛烈にかゆくなってしまった。
【2010/08/05/マレーシア Langkawi,Malaysia】
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