シノリガモ(Histrionicus histrionicus)
昨年の暮れには、自分の中で毎年恒例になりつつある南三陸の海岸へ赴いた。
なにせ実家から三陸海岸まで車で40分ぐらいなものなので、お手軽なことこの上ない。
コクガン(Branta bernicla)
朝、浜辺に着くとコクガンの群れがいた。毎年同じ場所にいる。
しかも独り占めできるっていうのが良い。
シジュウカラ(Parus major)
海岸の松林にはカラ混やらキクイタダキの群れ、ジョウビタキが。
シジュウカラがくわえているのはクロマツのおしべ的な?食べられんのかな。
歩いて磯場に移動すると、そこには例年通りシノリガモがいた。
しかし遠いね・・・。こいつら遠くのお気に入りの岩場にいつも乗っている。
シノリガモは英名Harlequin Duckで、直訳すると道化師鴨。道化の名なら鼻の赤いツクシガモとかアラナミキンクロの方が似合いそうな気がする。
シノリガモ、個人的に好きなカモベスト3に入るほどかっこイイと思う。
シノリガモを見ていると、何か変なモノを踏んだ感触が・・・
ぎゃ!と飛びのくと、サケのミイラを踏んでいた!
シロザケ(Oncorhynchus keta)
状態がよく、ほとんど臭くも無くキレイにミイラ化していた。
ホオジロガモ(Bucephala clangula clangula)
がいた。海面に出ているのはほんの10秒程度なもので、頻繁に潜水していた。
沖をスコープで見ていると、ウミアイサが10羽ほどとシノリガモが浮いていた。ウミアイサもここに毎年いる。
岩場にはヒメウが。
岩手や宮城辺りのこぎれいな公衆トイレには、高確率で「さわやかトイレ」という世にも爽やかな名前が書いてある。
たまたまこの時立ち寄った海際のさわやかトイレには、かなり素晴らしいダストシュートがあった。
その名も『護美箱』
見た瞬間、私は心を打たれた。
美しさを護る箱と書いてゴミバコ。こんなに完璧なネーミングセンスのゴミバコがあったら、ゴミをそこらにポイ捨てしようと思う者などいなくなるに違いない。
【2009/12/29/宮城】
たぶん飲めるんだろうけど…
エサ食うたびにちょっとずつゴキュッって飲んでたら…?
昔、同じ疑問を抱いて調べたことがあるんだけど、
海水は飲めるらしいよ。
海鳥には(海鳥以外にもあるけど)塩類腺っていう器官があって、そこで塩分を濃縮して鼻腔から排出できる機能が備わっているみたい。
ウミガメの産卵シーンで流す涙様のものもこれ。
ちなみに海水魚は鰓の塩類細胞からNaを排出しているよ。