クロヨシノボリ(Rhinogobius sp. DA)
北米の探鳥家のうち短気な者は、識別が面倒でさえない鳥は Little Brown Jobbie(茶色の小物) と呼んで無視するらしい。
ヨシノボリ属の魚たちもパッと見には地味で大して差がないように思われるかも知れないが、よく観察すればこれほど魅力的なものはない。
このクロヨシノボリは頬に赤色の斑と胸鰭基部に三日月模様があり、類似種のキバラヨシノボリとは体側のパターンが違う。特にこの個体については顔の赤色線、斑が明瞭鮮やかで、目元や胸鰭の付け根の黒点にほんのり青色味が入っているところが美しい。
アヤヨシノボリ(Rhinogobius sp. MO)
頬のみならず体側にまで青色斑が散りばめられたこの見事な雄のアヤヨシノボリは、全長MAXサイズの大きさを誇っている。流木の下で口いっぱいに砂利を含んでは重機が土砂を運び出すかのように外で一思いに吐き出し、巣穴の手入れに余念がない。その後、しばらくぼーっとしていたかと思えば迫力満点の大きな欠伸をひとつした。
こちらはアヤヨシノボリの雌。よく見ると頬にうっすらと青色斑が見られることや、体側のパターンがアオバラヨシノボリと異なる。
※写真は友人M氏の協力のもと、後日M氏の水槽内で撮影したものです。
【2010/12/06/沖縄本島 from Okinawa Island,Japan】
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