滋賀県はすっかり春になって、草木はどんどんと芽吹き、その丈も伸ばし始めています。
今注目していることの1つは、昨年12月1日のブログ『11月のこと 3.バナナの木顛末記(てんまつき)』のその後のバナナの木の育ちです。
バナナの木は一度実をつけると枯れてしまうので、あのブログの最後の写真のように切ってしまうのです。
バナナの木は大きくなると「吸い芽」を茎の脇に5・6本ほど出します。
その「吸い芽」を1本だけ残して育てるか、5・6本の1本いっぽんを取って増やして育てるかして、バナナの収穫を迎えるようにするのです。
今は、あの写真の右側に写っている茎にバナナを実らせようとしています。
それも、あのブログにあるようなビニールハウスの天井を破られないような試みをしてです。
伸びてきていた茎を途中で、真ん中の芯は残して、切ったのです。
切ってしばらくしての写真がこれです。
バナナの茎は葉っぱが重ね合わさってできているのですね。
この写真からも見て取れるように、葉っぱは、 “こより” のようになっている芯が、その巻きを少しずつ広げてきて大きくなり、茎を形作っていくのです。
そして今は、ご覧の通りです。
上の写真の少し開きかけた芯が、今の写真では左側の葉っぱになっているのです。
そして大きな葉っぱに育って茎となって芯を育て、その芯が右の葉っぱにまで育ちました。
そうそう「吸い芽」ですが、切った前の茎の横に育っているのが左側に見えるでしょ。
もう近々、この「吸い芽」も取って鉢か露地で育てようと思っています。
話を戻します。
そしてさらに、その2枚の葉っぱの真ん中に新たな芯が伸びてきています。残念ながら、この写真では確認していただけませんが。
でもすごいですね! 寒い冬を越して、理不尽な私(人間)のカット(切り戻し)にも負けることなく育っているのですから。
“ごめんね!!” と思う私を跳(は)ね除(の)けて大きく育っているのですから。
“人生” を学んでいます!