花追い放浪記

登山や野草観察のブログです
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ササバラン 長崎県 環境省絶滅危惧ⅠB類

2018-07-07 | みんなの花図鑑

各地で豪雨の被害が出ており、被災された方々にはお見舞い申し上げます。

長崎では大雨特別警報が出て心配しておりましたが、自宅近くでは被害はなく、今日は落ち着いたお天気となっています。

さて、午後から小雨の降る中、ササバランの様子を伺いに草原へでかけました。


ササバランは咲き始め。
小雨で風も少々強めに吹いていますので、撮影しやすい場所へ


傘をさしながらの撮影で、難儀しましたが、無事終了


ササバランで思い出すのは、太陽光発電所の設置で潰された、別の自生地。

クリーンエネルギーである太陽光や風力発電所を設置する為、自然林を大規模に伐採したり、草原を潰したりする。

今、平戸市に大規模な風力発電所が計画されていますが、そこは希少植物のひしめく貴重な場所も含まれています。

私も訪れた事がありますが、大量のダンギクやヤマジソ、ウゼンマンネングサ、エビネ類が自生し、私は確認できていませんが、この地域固有の超希少なカンアオイの群落もあるという貴重な場所。

なぜ、わざわざそんな貴重な場所に風力発電所を建設するのか?

しかも、大規模に自然林を伐採する事にもなる。

どうせなら、既に自然が破壊されている、人工林を伐採して建設すればよいのにと、素人考えですが思っています。

この計画を聞いて平戸市行政の自然保護に対する姿勢を大変疑問に思うようになりました。

この事はすでに環境アセスで指摘されているようですが、このまま計画が実行されたら、非常に悲しむべき事態です。