花追い放浪記

登山や野草観察のブログです
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夷耶馬 後野越~清水畑 岩尾根縦走藪こぎルート

2020-12-26 | 藪漕ぎ クライミング

中山仙境から夷谷を挟んで対面に見える印象的な岩尾根

10年以上前に初めて登ったときから気になっていたのだが、たまたまネットでみたブログで、その岩尾根を縦走するルートがある事を知った

ただ途中、35mの懸垂下降が必要な断崖がありネックとなる

私が、所持しているロープは、50mと20mの各1本ずつ

35mの懸垂下降を行うには、50mを2本繋いで使用する必要があると思われる

 

まぁ~とりあえず下見という事で、35mの懸垂地点まで行ってみて、シングルロープで下まで降り、現場の状況を確認後、登り返してロープを回収し帰るという事にした

 

中山仙境から撮影した、尾根の様子

後野越まで登ると、まもなく35m懸垂地点のP1に到達する

 

早朝、夷谷の展望所からの景色

 

夷谷から、人工林の森を登り、後野越へ

背後の崖をのぼり、縦走尾根へ入る

 

藪こぎルートとは言え、目印の赤テープやリボンが導いてくれると思っていたのだが、終始なんの目印もなく、何度も迷走

 

P1到着

断崖に近いところの貧弱な松の木に、スリングが残置されていたが、松の木に力をかけてみると、根っこからグラグラ動く

怖いので、もっと奥の比較的しっかりした木に支点を確保

 

懸垂下降でちょっと降りてみたが、なんだか50mのロープ1本でもなんとかなりそうな感じがしたので、登り返して、下からロープを回収できるよう、木に折り返して掛け、ロープダウン

 

再び懸垂下降で降りていった

 

ロープの先端が、ぎりぎり届いている岩棚まで懸垂で降りれば、後はロープなしでもなんとかなりそうだ

 

岩棚まで降り、ロープを回収

ここからは、ロープを担いで降りるよ(^_^)v

 

あんな崖の上まで、人工林が植林されている

あきれてしまうね😅

 

無事降りてきました

予定を変更して、このままルートを縦走する事とした

 

降りてきたP1の勇姿を振り返る

 

屏風のようなP3とその奥にP4、清水畑が見える

これらを縦走するのだ

 

崖を降りる

 

面倒なので、懸垂しない

 

次はP2へ

この崖を登るのか?

 

いやいや、良く確認すると、崖の側面をへつるようにロープが設置してある

ありがたや

画像では良くわからないが、非常に危険なところなんです

 

ちょっと迷ったが、P2へ到着

良い景色

 

次はP3へ

 

あれが、屏風のようなP3

 

岩が連なる壮大な風景に感動😍

 

ゲゲッ! あそこ登るの😱

 

今降りてきたところを振り返る

 

P1、P2が見える

 

P3への断崖は、実際登ってみると大した事はない

ちょっと狭くなっているところは、落ちないように気をつけて

 

P3の頂きへ到達

いやぁ~ いい景色だねぇ

ちらっと海も見えるよ

 

あんな断崖を降りてきたんだぁ

 

下には面白げな岩が見える

 

凄い! 岩だらけの風景

 

この絶景を見ながらランチでもいただこう

 

P4と清水畑

 

さて、屏風のような痩せ尾根を進んで行こう

 

振り返る

 

景色を堪能しながら進む

 

P4が見えてきた

 

おやっ! 岩の上に鳥がとまってるぞ

 

猛禽類か?

 

鳥には詳しくないので、種名はわからない

 

私に気づいて、飛び去った

 

結構かわいい顔をしている

 

P3を振り返る

 

P4に到着したが、これ登るの?

道標が全くないので、どこをどう行くのか皆目検討がつかない

 

さきほどのP3から撮影した、P4の画像をカメラの液晶画面で確認したが、P4に登っても、反対側の崖を50mのロープで降りるのは難しいように思える

 

結局、P4に向かって左側の崖を降りて、巻く事にした

清水畑の鞍部と思われるところに登り返して、見上げる

 

ここ登るの? 支点もないし無理じゃない?

 

とりあえず三角点のところに行ってみよう

 

TR45031344501 四等三角点 清水畑

ここから登るのも無理そうなんだけど😅

 

おっ! P4の背面が見える

やっぱり50mロープで降りるのは難しそうだなぁ

 

登れるところがないかと探し、ここはどうかな?

この上の状況がわからないし、止めておこう

結構昔の記事に、ルートにハーケンを打ったと書いてあったが、どこにも見当たらない

 

この崖の下に、針の耳のような細い隙間があったので、そこから下へ降りた

落ち葉が厚く堆積し滑る

 

ここからの下りに道はなく、適当に下へ下へと降りていったら砂防ダムに到着した

清水畑へは登れなかったが、面白い縦走路で大満足の一日でした(*^^*)