8月に見つけた花
フシグロセンノウ(節黒仙翁)
Silene miqueliana (Rohrb.) H.Ohashi et H.Nakai
ナデシコ科 センノウ属
花 期 : 7~9月
生育地 : 山地の林内、林縁、草地
分 布 : 本州~九州
RL指定 : 大分県準絶滅危惧種
撮影 8月 大分県
フシグロセンノウは、美しい花を咲かせるので園芸用として用いられるが、鑑賞期間が短い事が欠点である
染色体数は、2n=24であるが、オリザリン処理により4倍体誘導が可能で、園芸形質改良に利用されている
園芸で用いられる倍加手法は、花や葉、果実の大型化や耐病性の付与等、有用な育種資源となる
オリザリンは低濃度で多くの染色体倍加個体が得られ、奇形器官や成育異常が少ないなどの理由で、コルヒチンと同様に利用され、実際にリンゴ、ナシ、バナナなど多くの果樹で染色体倍加が行われている
初版 2019年9月16日
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