花追い放浪記

登山や野草観察のブログです
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前回の記事訂正

2024-12-07 | その他

前回ゲンカイイワレンゲの記事で、イワレンゲ属に関してわけのわからんコメントをしてしまいました

ツメレンゲの花図鑑を改訂する際に、イワレンゲ属の分子系統解析は頭の中で整理できたはずなのに、すっかり忘れていました

 

もう一度整理してみると

イワレンゲ属に関しては、分子系統解析の結果、単系統性が完全に否定され、3群に分かれる(仮にOrostachys1、Orostachys2、Orostachys3とする)

①イワレンゲ(狭義)を含むOrostachys1は、Hylotelephiumと単系統群をなす

②ツメレンゲを含むOrostachys2は、Meterostachysと単系統群をなす

③Orostachys aliciaeを含むOrostachys3は、Sinocrassulaと単系統群をなす

 

この事からHylotelephium cladeの新たな分類体系を構築する必要性が認められる

Orostachys1とHylotelephiumに属する種は、新属を設けてそこに分類すべきものだと解釈した

 

ylistにて、アオノイワレンゲの学名が、Hylotelephoum(Hylotelephiumのスペルミスと思われる) malacophyllum var. aggregeatumと記載されているのも、そういう意味なのかと解釈した

(イワレンゲ属を廃止し、Orostachys1内の種をHylotelephiumに移したと解釈)

しかし、コモチレンゲ、イワレンゲ、ゲンカイイワレンゲの学名が、依然としてOrostachysとなっているのは、整合性が取れていないのでは?

私の解釈が間違っているのであれば、教えてください('ω')ノ