宮崎県延岡市の鏡山に自転車で登ってきました
鏡山山麓の熊野江神社には、シイノキ等の樹木に寄生するヤッコソウが自生しています
昨年に引き続き神社を訪れ、キモイ寄生植物を観察してきました(*^^*)
海岸付近から登りましたので、標高差約650m、距離は往復19Km程
情けない事に、私にとっては結構ハードなヒルクライムでした😱
海岸の駐車スペースに車を止め、ヒルクライムスタート
塩性湿地のようなところがある
奥には太陽光パネルが敷き詰めてある
このような細い林道をひたすら自転車で登って行く
伐採地では、展望が開ける
広大な人工林が伐採され、禿山となっていた
海の展望が開けているところもあった
へろへろになりながらも、ようやく鏡山展望所到着
ここで一休み
自転車を置き、遊歩道を歩いて登る
絶景ですなぁ~\(^o^)/
素晴らしい眺めを楽しみながら、ランチを頂いた
草原に鎮座するお地蔵さん
山頂へ向かう
山頂一帯は牧場のようだが、牛は見られなかった
廃墟となった風車
内部は朽ち果てていた
海の展望もいいが、山並みも雄大で素晴らしい眺めです
この付近が山頂だが、三角点が見当たらなかった
電波塔が林立している
廃墟と化した風車のある風景がいいねぇ(^o^)
朝は結構寒かったが、午後は日差しを浴びてると暖かくなってきた
自転車での下山は楽でいい
林道をスイスイ下降し、短時間で麓の海に到着した
さて、鏡山および周辺地域で観察した植物
ヤッコソウ
宮崎県絶滅危惧Ⅱ類
白いキャップが転がっているが、これは葯の付いた雄しべだそうで、ヤッコソウはこのキャップを脱ぎ捨てると、中から柱頭が現れる
つまり、ヤッコソウは雄性期と雌性期があるという事だろう
雌性期の柱頭は、白玉団子のようで美味しそうだ😘
ハイシロノセンダングサ(ハイアワユキセンダングサ)
オオバナノセンダングサの葉が5枚であるのに対して、ハイシロノセンダングサは3枚
スズメウリの群生が見られた
長崎県北部では、あまり見られない植物だった
センリョウが林道のあちこちに生えていた
マンリョウとイズセンリョウ
一両(アリドオシ)、十両(ヤブコウジ)、百両(カラタチバナ)、千両(センリョウ)、万両(マンリョウ)は、縁起木とされているが、イズセンリョウは、白い実なので仲間外れ
長崎では、イズセンリョウは至る所で群生していて身近な植物であった
原種サザンカ
鏡山では大変多く見られた
山口県萩市が自生北限
海に近いので、ノジギクが見られた
なんか知らんが、ツツジが開花してる
品種は何?
チャイナニンジンボクのようなものが林道に自生していた
葉は5枚掌状複葉で、鋸歯がある
野生種ですかね?
実をつけたトラノオスズカケとトラノオジソ
ヌバタマ(ヒオウギの実)とマツカゼソウ
オオバウマノスズクサ
廃墟と化した風車裏の林内には、キッコウハグマの群落がある
が、99%は閉鎖花で、わずかに3株だけ開花株を確認した
鏡山でもっとも印象的だったのは、ホウロクイチゴの大群落がある事
これだけの群落は見たことがない
(以前投稿した、ホウロクイチゴの花)
鏡山は、ホウロクイチゴ好きにはたまらない場所でしょうね
実が熟れる季節には腹いっぱいご賞味あれ
大変美味だそうですが、私は食べた事がありません(^O^)
風光明媚な砂浜には、葉が特徴的なグンバイヒルガオが自生していた
宮崎県絶滅危惧Ⅱ類
日向ぼっこのニャンコに癒やされ、帰路についた
昨年は、暑いぐらいだったのに、今年は寒波の影響で寒い中での花散策でした(^O^)/