花追い放浪記

登山や野草観察のブログです
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宮崎でヤッコソウ見物 ついでに鏡山をヒルクライム

2020-11-04 | ポタリング

宮崎県延岡市の鏡山に自転車で登ってきました

鏡山山麓の熊野江神社には、シイノキ等の樹木に寄生するヤッコソウが自生しています

昨年に引き続き神社を訪れ、キモイ寄生植物を観察してきました(*^^*)

 

海岸付近から登りましたので、標高差約650m、距離は往復19Km程

情けない事に、私にとっては結構ハードなヒルクライムでした😱

 

海岸の駐車スペースに車を止め、ヒルクライムスタート

 

塩性湿地のようなところがある

奥には太陽光パネルが敷き詰めてある

 

このような細い林道をひたすら自転車で登って行く

 

伐採地では、展望が開ける

 

広大な人工林が伐採され、禿山となっていた

 

海の展望が開けているところもあった

 

へろへろになりながらも、ようやく鏡山展望所到着

ここで一休み

 

自転車を置き、遊歩道を歩いて登る

絶景ですなぁ~\(^o^)/

素晴らしい眺めを楽しみながら、ランチを頂いた

 

草原に鎮座するお地蔵さん

 

山頂へ向かう

山頂一帯は牧場のようだが、牛は見られなかった

 

廃墟となった風車

 

内部は朽ち果てていた

 

海の展望もいいが、山並みも雄大で素晴らしい眺めです

 

この付近が山頂だが、三角点が見当たらなかった

 

電波塔が林立している

 

廃墟と化した風車のある風景がいいねぇ(^o^)

朝は結構寒かったが、午後は日差しを浴びてると暖かくなってきた

自転車での下山は楽でいい

林道をスイスイ下降し、短時間で麓の海に到着した

 

さて、鏡山および周辺地域で観察した植物

 

ヤッコソウ

宮崎県絶滅危惧Ⅱ類

 

白いキャップが転がっているが、これは葯の付いた雄しべだそうで、ヤッコソウはこのキャップを脱ぎ捨てると、中から柱頭が現れる

つまり、ヤッコソウは雄性期と雌性期があるという事だろう

 

雌性期の柱頭は、白玉団子のようで美味しそうだ😘

 

ハイシロノセンダングサ(ハイアワユキセンダングサ)

オオバナノセンダングサの葉が5枚であるのに対して、ハイシロノセンダングサは3枚

 

スズメウリの群生が見られた

長崎県北部では、あまり見られない植物だった

 

センリョウが林道のあちこちに生えていた

 

マンリョウとイズセンリョウ

一両(アリドオシ)、十両(ヤブコウジ)、百両(カラタチバナ)、千両(センリョウ)、万両(マンリョウ)は、縁起木とされているが、イズセンリョウは、白い実なので仲間外れ

長崎では、イズセンリョウは至る所で群生していて身近な植物であった

 

原種サザンカ

鏡山では大変多く見られた

山口県萩市が自生北限

 

海に近いので、ノジギクが見られた

 

なんか知らんが、ツツジが開花してる

品種は何?

 

チャイナニンジンボクのようなものが林道に自生していた

葉は5枚掌状複葉で、鋸歯がある

野生種ですかね?

 

実をつけたトラノオスズカケとトラノオジソ

 

ヌバタマ(ヒオウギの実)とマツカゼソウ

 

オオバウマノスズクサ

 

廃墟と化した風車裏の林内には、キッコウハグマの群落がある

が、99%は閉鎖花で、わずかに3株だけ開花株を確認した

 

鏡山でもっとも印象的だったのは、ホウロクイチゴの大群落がある事

これだけの群落は見たことがない

 

(以前投稿した、ホウロクイチゴの花)

鏡山は、ホウロクイチゴ好きにはたまらない場所でしょうね

実が熟れる季節には腹いっぱいご賞味あれ

大変美味だそうですが、私は食べた事がありません(^O^)

 

風光明媚な砂浜には、葉が特徴的なグンバイヒルガオが自生していた

宮崎県絶滅危惧Ⅱ類

 

日向ぼっこのニャンコに癒やされ、帰路についた

昨年は、暑いぐらいだったのに、今年は寒波の影響で寒い中での花散策でした(^O^)/