花追い放浪記

登山や野草観察のブログです
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ササバラン 長崎県

2015-07-18 | みんなの花図鑑

単子葉、ラン科の多年草 環境省絶滅危惧ⅠB類

冬は地上部は枯れ、擬球茎も年々更新する

擬球茎は径2cm程の卵球形で、前年の物の側に新しい株ができ、擬球茎の脇から2~3枚の狭長楕円形の葉を発生させる

苞は3角状披針形、鋭尖頭、長さ3~6mm

葉は光沢があり、互生で、長さは10~15cm、先は尖り、縦方向の脈が目立つ

長さ20~30cmの花茎を伸ばし、上部に総状花序をつける

花は形状がコクランに似て、色は淡緑色または赤褐色

唇弁は倒卵状、下方に反り返り、長さ6mm、中央に浅い溝があり、基部上面に1対の突起がある

背萼片は尾のように後方に伸び、側萼片は他のリパリスに比べて幅広く、下向きに平開する

側花弁はコクランと同様、線形で下方向に2本伸びる

蕊柱は長さ約4mmで直立し、上縁に低い翼があり、葯帽は淡緑色

名は葉が笹に似ている事に由来する

(画像再アップロード 2022年1月28日)