単子葉、ラン科の多年草 環境省絶滅危惧ⅠB類
冬は地上部は枯れ、擬球茎も年々更新する
擬球茎は径2cm程の卵球形で、前年の物の側に新しい株ができ、擬球茎の脇から2~3枚の狭長楕円形の葉を発生させる
苞は3角状披針形、鋭尖頭、長さ3~6mm
葉は光沢があり、互生で、長さは10~15cm、先は尖り、縦方向の脈が目立つ
長さ20~30cmの花茎を伸ばし、上部に総状花序をつける
花は形状がコクランに似て、色は淡緑色または赤褐色
唇弁は倒卵状、下方に反り返り、長さ6mm、中央に浅い溝があり、基部上面に1対の突起がある
背萼片は尾のように後方に伸び、側萼片は他のリパリスに比べて幅広く、下向きに平開する
側花弁はコクランと同様、線形で下方向に2本伸びる
蕊柱は長さ約4mmで直立し、上縁に低い翼があり、葯帽は淡緑色
名は葉が笹に似ている事に由来する
(画像再アップロード 2022年1月28日)