花追い放浪記

登山や野草観察のブログです
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スナビキソウ ヒメキランソウ 海岸に咲く花々

2018-04-24 | みんなの花図鑑

蓄膿症の治療を開始して、1カ月程経過しましたがいまだ完治せず。

レントゲン診断の結果、少し症状はよくなっているようなので、このまま投薬治療を継続するようです。

抗生物質を服用していると、腸内細菌にも影響が出るようで、最近はお通じの具合も悪くなり閉口しています。

登山はもう少し自粛する必要がありそうなので、海の花を見に出かけてみました。


スナビキソウが咲きだしました
長崎県では珍しい植物で、準絶滅危惧種なのです


平戸あたりの海岸では時々見かける植物ですが、数は少なく花をつけない株も多い。


この花の香りはアサギマダラを惹きつける事で有名ですが、この時季はまだ早いようで姿は見られませんでした。

長崎では5月に入ってからアサギマダラの姿が見られるようになりますが、温暖化が進む昨今ですので、4月に見られるようになるかもしれませんね。

アサギマダラは遠いところでは台湾付近まで南下して越冬し、春から夏にかけて日本列島に戻ってきます。



アサギマダラはスナビキソウの花の香りが好きなのですが、幼虫の食草ではありません。
食草は主にガガイモ科の植物で、常緑のキジョランは代表的な食草と言われています。


次はヒメキランソウ
こちらはスナビキソウより珍しく、長崎県絶滅危惧Ⅱ類


長いランナを伸ばしていますので、普通のキランソウとの違いはすぐにわかると思います。


海岸の岩場で時々見かけます
私の観察では湿っている岩場に多いように思います




このように岩場を這いまわっている姿が印象的な植物




ハマハタザオです


海岸の岩場等、過酷な環境に生息している事が多い




葉の様子
海岸に生息する植物の葉は厚いものが多い
水分の乏しい岩場等に生えているので、葉に水分を蓄える事ができるような工夫でしょう


イワタイゲキ


長崎県では普通に見られる植物ですが、絶滅危惧種に指定している都道府県も多い
地元では大抵岩場に生えていますが、砂地により多く生息している地域もあるようです


ツクシキケマン


海岸近くに多く生息し、果実にくびれがあるのが特徴です

近場の海岸で観察した植物でした(=゚ω゚)ノ