9月に見つけた野草の花
イヌハギ(犬萩)
Lespedeza tomentosa (Thunb.) Siebold ex Maxim.
マメ科 ハギ属
花 期 : 7~9月
生育地 : 日当りの良い草地 河川敷
分 布 : 本州~沖縄
RL指定 : 環境省絶滅危惧Ⅱ類
撮影 9月 長崎県 大分県
イヌハギには閉鎖花が良くみられるが、閉鎖花においては雄ずいの退化傾向が見られる
しかし、最も向軸の位置にある2つの雄しべは常に保持されており、柱頭が向軸方向に湾曲した花柱に接触するため、自家受粉に貢献する
イヌハギのようなマメ科植物は根粒菌と共生し、大気中の窒素をアンモニアに変換(窒素固定)し、窒素の供給を受ける
工業的なアンモニア肥料の合成には多くのエネルギーを費やす事になるのだが、根粒菌はこの反応を簡単におこなう事ができるのだ
初版 2014年9月12日
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