本日は、ハマニンドウを探しに海へ出かけました
私のブログの野草の記事の中では、通年通してアクセスの多いハマニンドウなのですが、大分移住後は一度も観察できていない
今日はハマニンドウが見つかるまで帰らないという不退転の決意で海岸を散策したのです
あちらこちらの海岸を歩き回るが、スイカズラばかりでハマニンドウはいっこうに見つからない
もう何時間探しまわったのかわからなくなり、嫌気がさしてきた頃・・・
あった(*^^*)
まだほとんど開花していないが、これはまさしくハマニンドウ
スイカズラと比べて花がスマートでかっこいい
もう足が棒になりそうで、つらかったが見つかってよかった
ハマニンドウの苞葉は、下図のごとく見えないぐらいに小さい
それに対してスイカズラの苞葉は、普通葉のように大きくて立派
また、ご覧のように花筒に毛が全くない
スイカズラは、花筒に微細な毛が多く生えている
それに、ハマニンドウの花はほっそりとしてスマートで、花が集まって咲く
さて、歩き回っている最中に見つけたその他の植物
ハマカンゾウがもう咲いていたぞ 早いなぁ
大分県準絶滅危惧種
海岸の岩場にナガバギシギシ
イヨカズラ
大分県準絶滅危惧種
海岸には大変多く自生するハマボッス
花糸に小さな虫がしがみついている
オオバナコマツヨイグサ
真昼間なのに花が開いている
私が勝手に命名した、ソナレキジョラン
普通のキジョランとは、葉の厚みや質感、光沢が違うよね
葉腋から花序が伸び始めていた
アゼトウナが狂い咲き(゜゜)
クロバナイヨカズラモドキ(勝手に命名)
アコウの花(実)
海岸に多いクチナシ
長崎県では、大変多くみられる植物だった
逸出したヒマラヤトキワサンザシ
海鳥が種を運んだのかな?
帰化植物のウスベニカノコソウ
そして、帰り際に見つけたオキナワシタキヅル\(^o^)/
現在は、シタキソウと区別しないが、最新の大分県レッドリストにはオキナワシタキヅルの名で登録されている
昨年観察した場所とは違うところで見つけた
大分県準絶滅危惧種
大分県レッドリスト(2020年度版)には、いまだにガガイモ科と表記されている
分布は九州南部~沖縄と記載されているものもあり、シタキソウより花が小さく花冠裂片が反り返るという説もあるが、よくわからない
学名を確認すると
Jasminanthes mucronata (Blanco) W.D.Stevens et P.T.Li(シタキソウ)
Stephanotis lutchuensis Koidzumi(オキナワシタキヅル)
当初、シタキソウとは別種として定義されていたようだが、現在では同一として扱われている
分子系統解析の結果を反映しているのだろうね
さてさて、大分県のハマニンドウを見つける事ができてよかったね(*´▽`*)