4月に見つけた野草の花
キリシマテンナンショウ(霧島天南星)
Arisaema sazensoo (Blume) Makino
サトイモ科 テンナンショウ属
花 期 : 4~5月
生育地 : 山地の樹林下
分 布 : 九州
RL指定 : 大分県絶滅危惧Ⅱ類
撮影 5月 大分県
テンナンショウ属は、日本列島を多様性の中心とし、日本産種は、大部分がマムシグサ節に属す
発芽第一葉の形などからマムシグサ節は、3亜節に分けられ、キリシマテンナンショウは、ペダティセクタ亜節に属し、発芽第一葉は、3小葉複葉、染色体数は、2n=28
テンナンショウ属の特徴は、1株あたり1花序で、開花期の栄養状態によって、雄株または雌株となる
送粉者は、ハエ類の昆虫で、種ごとに異なる昆虫種が送粉に係る
雄株の花序に落ちた送粉者は、下部のスリット状出口から、花粉を付けて脱出する
花粉を付けた送粉者が雌株の花序に入ると、受粉するのだが、雌株には出口がない為、送粉者は花序内で息絶える事となる
初版 2015年5月8日
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