倉木山のバアソブかツルニンジンがはっきりしない個体
9月26日に種子を観察してみました
結果、見事にツルニンジンでした(画像上)
バアソブの種子:黒くて翼がない(撮影した事がないので画像なし)
ツルニンジンの種子:白っぽくて翼がある
ちなみに、この個体の葉裏には毛がありました(画像下)
なぜ倉木山のものがバアソブっぽいと思ったのか?
下の比較画像を見てもらえればわかると思いますが、私がいろんな山で見てきたツルニンジンの花冠内側の上側の模様は、いずれも斑点が非常に少ないのに対して、倉木山のものは大変斑点が多い
ネットの解説にも、その斑点がバアソブとツルニンジンの区別点だと記述しているサイトがある
それに、葉裏に毛が生えているのも区別点だと記述しているサイトがあり、倉木山のものは有毛だった
倉木山のツルニンジンと他所バアソブの比較
⑥は8月上旬に倉木山で撮影した、花冠外側の色が濃い個体でバアソブではないかと思われるもの
花冠内側の斑点の様子は、他所バアソブと似ている
それでは、バアソブの特徴とされている花冠外側の色は?
バアソブの花冠外側は紫褐色に染まっているとされるが、画像⑪他所バアソブを見てもわかるように、色の薄い個体も多い
結局、確実な区別方法としては、種子を確認するしかないのかなぁ~というのが私の結論
しかし、8月上旬に倉木山で撮影した、下の個体
花冠外側の色が濃いので、バアソブではないかなぁ~
倉木山には、バアソブとツルニンジンの両者が自生するのかもしれませんね(^o^)