花追い放浪記

登山や野草観察のブログです
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ワサビの群生

2023-04-03 | 花散策

4月2日 日曜日 晴れ

新たな発見を求めて、ちょっと藪漕いでみたらワサビの群生地を発見(*^^)v

そんなもんで喜ぶなという声が聞こえてきそうなのだが、他にめぼしい発見もないのでしかたない

すでにネットに載っているような自生地を紹介したところで、面白くないでしょうからね

 

タムシバがいっぱい咲いているね

 

美しい渓流に入ってみる

 

サイハイランなんかがうじゃうじゃ生えてる

 

ワサビがわんさか生えてるね

 

その周辺にも散在している

 

昨年掲載した謎の多いアカバナスミレっぽいやつを今年も観察

学術的に定義されたものではないので、けむり情報だが、その形態は

①葉はナンザンスミレに似ていて、五裂もしくは三裂

②花冠は濃紅紫色もしくは淡紅紫色

③花弁の縁はエイザンスミレとは違い波打たない

大分県にアカバナスミレがあるという話は聞いたことがないが、ここのものはそれっぽいね

ちなみに、ここは野草ファンが訪れるような場所ではありません

 

参考までに、分子系統樹からミヤマスミレ節の一部分を抜粋した

おそらく、先般言及した亜列にあたる部分

ナンザンスミレ Viola chaerophylloides (Regel) W.Becker var. chaerophylloides

ヒゴスミレ   Viola chaerophylloides (Regel) W.Becker var. sieboldiana (Maxim.) Makino

エイザンスミレ Viola eizanensis (Makino) Makino

残念ながらナンザンスミレは分子系統樹に記載がない

学名からナンザンスミレはヒゴスミレと変種関係との事だが、これが分子系統解析の結果を考慮しているのかは不明

アカバナスミレの系統樹内の位置に想像を膨らますのも楽しいのでは?

 

スミレついでに、ヒナスミレ

周辺のサバノオは全く花を開いていなかった

 

おやおや! 今日はヒゲのないやつだった

 

コガネネコノメソウ

緑っぽいやつをツクシネコノメソウと間違えている人もいるね

 

ツクシタニギキョウ

 

ハルトラノオがそこらじゅうで群生しているが、花はあまり咲いてない

 

ネコノメソウ

 

トウゴクサバノオ

 

クサノオウ

長崎ではあまり見かけないが、大分あたりでは雑草レベル

 

自然林の林床にキスミレ

 

先般紹介した権現山のミチノクフクジュソウ

盗掘されていないか心配だったので確認

付近にはイチリンソウやツクシショウジョウバカマも自生している

 

オキナグサ

 

ツクシショウジョウバカマ

 

ヤエムグラに囲まれて、肩身の狭いヤマエンゴサク

 

イチリンソウ

 

八重っぽいニリンソウ

 

ニリンソウと外来種のコラボ

植生の遷移で10年もすればここのイチリンソウやニリンソウは駆逐されてしまうかもね

※言葉の使い方を間違ってましたね 外来種による正常な遷移の阻害は偏向遷移と言うべきでした

 

アズマイチゲとアマナ

 

大分ではヤマルリソウは大量に自生している

 

ミツバコンロンソウ

花がひとつも開いていないので、別の場所で撮影したマルバコンロンソウの開いた花を掲載

 

電柱の根元にイチリンソウ

 

きょうもあまり収穫がなかった('ω')ノ