to Heart

~その時がくるまでのひとりごと

仮面の男

2007-08-25 03:33:20 | the cinema (カ行)
静と動 繊細と大胆 優しさと激しさ
     2人のディカプリオの目撃者になれ

原作 アレクサンドル・デュマ「鉄仮面」
原題 THE MAN IN THE IRON MASK
製作年度 1998年
監督 ランドール・ウォレス
音楽 ニック・グレニー=スミス
出演 レオナルド・ディカプリオ/ジェレミー・アイアンズ/ジョン・マルコヴィッチ/ジェラール・ドパルデュー/ガブリエル・バーン/アンヌ・パリロー

偉大なる王、ルイ13世亡き後のフランス。
美しい顔の裏に邪悪な心をもつルイ14世(ディカプリオ)は、度重なる戦争のため
貧困に喘ぐ国民をよそに祝宴に明け暮れ、側近の言葉にも耳を貸さない。
フランスの最も有名な4人の親衛隊も伝説の人となり、ただ一人ダルタニアンだけが国王陛下の身辺警護に就いていた。
権力に酔い国民を苦しめる若き王には、知られてはならない秘密があった。
フランスを救う鍵はバスティーユ牢獄にアリ!!
ついに三銃士が国家を救うべく立ち上がる!

ルイ13世に仕えた親衛隊の面々も年をとっていたが
アラミス(ジェレミー・アイアンズ)の呼びかけに
ポルトス(ジェラール・ドパルデュー)、
アトス(ジョン・マルコヴィッチ)も集結、バスティーユ牢獄からフィリップを助け出し、
「真の王」にすべく危険な賭けに出る――

この三銃士+ダルタニアンの個性溢れる面子も凄いが、
なんといってもこの作品の華である2役を見事に演じたディカプリオは素晴しい!
タイタニックの翌年の作品になるわけだが、
とくに「仮面の男」では、初めて観るディカプリオの顔だった!
自己中心で、傲慢なルイ14世とはまるでちがう。
謙虚で優しい気質のフィリップを演じる時のピュアな美しさには惹きつけられる
自分の生い立ちも知らず、他人の手で密に育てられ、
16の時にいきなり捕らえられ、鉄の仮面をつけさせられた、孤独と怯え・・・
最愛の息子を失ったアトスとの触れ合いの中で見せる幼げな表情・・・

                 

そしてその存在さえ知らされてなかった吾が子を見つめる皇太后、その母を前に
甘える事も許されないニセの王としてのフィリップの表情は、心を鷲掴みにされる。

出演シーンは少ないが、皇太后を演じたフランス女優アンヌ・パリローも存在感があり、
ダルタニアンと共に長い秘めた想いを目だけで語り合うシーンが印象に残る。

"One for all, all for one"の斉唱が胸をあつくする、
スリリングで壮大な、愛と勇気の物語

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ハァ。。。せっかく書いた記事をまたもや一瞬で消しちゃったドジ。。。
同じ文章って、二度と書けないものね、、グスン

コメント (6)
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