to Heart

~その時がくるまでのひとりごと

007/慰めの報酬

2009-01-29 22:46:10 | the cinema (タ行)
傷ついた心が、共鳴する。
原題 QUANTUM OF SOLACE
上映時間 106分
原作 イアン・フレミング
脚本 ニール・パーヴィス/ロバート・ウェイド/ポール・ハギス
監督 マーク・フォースター
音楽 デヴィッド・アーノルド
出演 ダニエル・クレイグ/オルガ・キュリレンコ/マチュー・アマルリック/ジュディ・デンチ/ジェフリー・ライト/ジャンカルロ・ジャンニーニ/ホアキン・コシオ

前作「カジノ・ロワイヤル」に引き続きダニエル・クレイグがジェームズ・ボンド役に扮した人気サスペンス・アクションのシリーズ第22作。
愛する人を失ったジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)は、彼女を操っていたミスター・ホワイト(イェスパー・クリステンセン)を追及するうち、新たな悪の組織の陰謀を知る。それは謎の組織の非情な男、ドミニク・グリーン(マチュー・アマルリック)が南米のある政府の転覆と同地の天然資源を手にして、世界を支配しようとするものだった。(シネマトゥデイ)

前作「007/カジノ・ロワイヤル」で、ボンドを愛したために命を落としてしまったヴェスパー。
彼女の真実を知るためにミスター・ホワイト(イェスパー・クリステンセン)を追及する、
前作のラストから1時間後から始まる完全に続編として作られている。
やはり復習していった方がよりすんなり楽しめると思います
(しかし誰しも同じ考えだとみえて、レンタルできないまま、もう行って来ました~)

冒頭から凄まじいカー・アクションでいきなりぐぐっと気持ちはボンドの同乗者。(笑)
そして、休むまもなく次々に展開していく007となったボンドの行動は、
執拗で、荒削り!
ダニエル・クレイグのボンドは本当に男っぽい!

洗練されていてスマートだったこれまでの007に比べると、
復讐心を秘めた荒々しさがかえって若々しく感じてしまったダニエル・ボンド
今回のボンドガールのオルガ・キュリレンコも、奇麗というよりキュート♪
どことなくまだ少女っぽさも漂うカミーユに接する時にみせるダニエルの優しさがよかったし、
今回、ちょっとドキッとするシーンもあったけど、
疑似親子のような上司M(ジュディ・デンチ)に向ける、揺るがない信頼も気分がいい

とにかく、前作以上にアクションに身体張ってます!
ボンドカーはものの数分でアナポコだらけだし、
武器を使わずに海上では迫力のボートでチェイス!
ロープでチェイス空中でチェイス!!
ボーンも真っ青の追跡シーンは臨場感があってリアル!
半分以上がアクションシーンだといえるくらいのてんこ盛りです♪
その9割を、スタントなしでこなしたキレのいいアクションシーンは文句なくカッコイイ!
そして、迫力のあるシーンもだけど、ロケーションもかなり好き

だけど、、なんだかラスト間際に、急激に失速した感じを受けちゃったのは、
にっくき非情な男グリーン役のマチュー・アマルリックは、いっちゃってるヒトみたいなムードはぷんぷんなんだけど
意外と、そうでもなかった・・
やっぱり、追うより追われるほうが危機感があってスリリングなんだと実感

復讐の為に敵を追って行く展開が多かったからからか、
シリーズでお約束の超アイテムなど、驚きのグッズも登場せずだったからか、
ダニエルの頑張りの割りにあっさりと終わった印象。
今回で、諜報部内での007としての存在感も結果として出て、アピールできたということで、
次回からはダニエルのクールさにプラス、大人のドラマな展開が期待できそうかしら~
ダニエルのプレイボーイっぷり、楽しみです