貧しく不幸な生い立ちのために、金しか信用しない”銭ゲバ”となった青年の姿を通し、幸福とは何かを問うエンターテインメントドラマ.
日本テレビ系 毎週土曜21:00-21:54
原作:ジョージ秋山ほか
脚本:岡田惠和
演出:大谷太郎、狩山俊輔
主題歌 かりゆし58「さよなら」
出演:松山ケンイチ/ミムラ/宮川大輔/田中圭/木南晴夏/石橋杏奈/光石研/りょう/椎名桔平ほか
第2話
愛は金で買えるズラ!!!!
緑(ミムラ)の運転する車の前に飛び出した風太郎(松山ケンイチ)。
病院の一室で目覚めた風太郎を心配する緑。何かできることはないかと申し出る。
「・・・・・・・・・友達になれたらうれしいです」
風太郎はある目的のために緑の心に入り込んでゆく―――。
まもなく、風太郎は緑に豪華クルーザーで開かれる仲間内の集まるパーティーに招かれる。
そこで出会った緑の妹・茜(木南晴夏)。
顔にアザがあり足が不自由なため、幸せそうな人間に不快感を見せる茜。
風太郎は、そんな茜にも近づき、ある計画をたてる。
今回の展開は、数年前の同じ日テレドラマ『太陽の季節』のシーンを彷彿させます。
タッキー演じるあの主人公も成り上がるために、策を弄して令嬢に接近していく貧乏な若者でした。
ただ、今回の主人公が目を付けたのは、ハンデがある為に心を閉ざしてる少女。
クルーザーのパーティーで、ただひとり楽しめない茜に的を絞って、
周囲を欺き、彼女の関心を引くことに成功します。
そして、なんなく三国家に招待され・・・
履き古した靴で、再び三国家の玄関に立った風太郎は、その時点では具体的な計画などなかったと思う。
ちょっと種を撒いたら、チャンスは向うからやってくるのだ。
この裕福な三国家の中で、茜だけは不幸をしょっている。
少なくとも茜自身はそう思っていることだろう。
だから同じように傷を持つ風太郎になら自分の痛みが解って貰えると、警戒心を持たなかったのだろう。
いや、同情心を持たずに接近してくる人間に免疫がなかったのかも、、、
それにしてもちょっと・・、緑の性格描写が殆どないのが気になる。
子供だったとはいえ、風太郎の行為を容赦なく責め、母親まで呼びつけた緑なのだ。
いくら妹の頼みとはいえ、風太郎のことを無条件に信じているのか?
妹に対しても、少し無神経な気がするのだけど。。。
実は前回から風太郎の、角度を変えた顔のアップが多いのが気になっていたら、
演出の大谷さんによると、
傷のある「左目」は風太郎の押し潰された良心を表し、
傷のない「右目」は風太郎の野心を表している―そうで、
母親のこと、お兄ちゃんのことをを思い出すときには「左目」のアップ、
三國家の人たちを見るときの風太郎は「右目」になっているのだそう。
今回でメインの登場人物は出尽くしただろうか?
風太郎を背後からみつめる3人の目。
その存在にいつ気づき、どうするのか?
「銭ずら」と言いながら、むしろお金を憎んでいるようにも見える。
この先、風太郎の左目でみつめる人は現れるのか.......

松山ケンイチさん、やっぱり凄いです!
今回のお気に入りシーンは、
茜の耳をふさいでの語り、そしてその手を離して囁きかけるシーン


遠足の写真をあきらめ、母親にけなげに嘘をつく優しい風太郎、、、それを回顧する風太郎。。。
録画して観ることになるけど、やっと追いつきました。
今夜の3話も楽しみです♪