2011年3月11日。
東日本大震災が発生したあの日、私は職場にいました。
震源地から数百Km離れていましたが、かつて経験した事のない大きな揺れ。
その瞬間突風が吹いて、窓から見えた北の空は今まで見た事がない真っ黒な色でした。
時折、大きな余震で揺れる建物内で対策会議が開かれて、帰宅したのは20時近く。
テレビに映し出された津波の映像に言葉をなくしました。
地震直後から電話は繋がらなくて、家族の安否は夕方になってからそれぞれ無事だった事が確認出来ました。
家に被害はありませんでしたが、何かあったらすぐ外に出られるよう、その夜は服を着たまま1階のリビングで寝ました。何度か大きな余震があったと記憶しています。
日に日に明らかになる被災地域の被害の大きさに、胸が塞がれる思いでした。
余震は毎日毎日数回ありました。スーパーから水や食べ物がなくなり、ガソリンがなくなり、計画停電も経験しました。
大きな悲しみと不安の中2011年の春は過ぎて行きました。