久しぶりに姉と会う。
故郷の街に住む姉を迎えに行って、我が家へ。
やっぱり姉の話は長かった……。昔の事をとにかく良く記憶していて、「あの時、貴方はああ言った、こう言った」と、ホントに小さな事を覚えていて恐れ入る。
色々苦労の多かった姉妹ふたり(弟も母違いの義弟、義妹もいるけれど音信不通)。
幼少期の苦労を共に語れるのは姉だけなんですけれど、過去のどうすることも出来ない事についてはもう昇華してしまった私は、当時の事を事細かに語る姉にただうなずくのみ…姉の中ではまだ昨日の事のようなのだと思います。
そりゃ、私だって思い出せば涙なくして語れませんけれど…もう済んだこと。祖父母も両親も、継母も皆鬼籍の人となりました。あの辛い体験がその後の人生を生きる上でのバネとなり、今の小さな幸せに繋がっているのです。
同じ境遇で育った姉妹ですが、成長と共に考え方や性格って違って来るのですね。
今ふっと思いました。しんどい思いを抱えながら毎日を送っていた幼少期、お互い“しんどいね”“つらいね”って語り合ったことはありませんでした。
幼くて毎日を生きるのに必死だったのでしょう。
もう済んだこととサバサバ言う私に姉は何も言いませんでしたけれど、次会った時、「あの頃お互い大変だったね、でもそばにいてくれてありがとう」って言ってあげたいと思います。
素敵な言葉かけと胸があつくなりました。
コメントありがとうございます。
これからもお互い支え合っていこうと思います。