こんな記事が、目につきます。
佐藤優「『プーチンの精神状態は異常』
という報道は、西側が情報戦で負けている証拠である」
https://president.jp/articles/-/55331?page=1
佐藤優「もしもアメリカがトランプ大統領のままなら、ロシアの
ウクライナ侵攻は起こらなかった」
https://president.jp/articles/-/55173
「むしろ米国にとって好都合」バイデン大統領がウクライナを
助けない本当の理由
https://president.jp/articles/-/55049
「今しかなかった」プーチンが2月24日にウクライナ侵攻へ踏み切った本当の理由
https://president.jp/articles/-/55379
「NATOに行くのは許さない」プーチン政権が異常なまでにウクライナに
執着する悲しい理由
https://president.jp/articles/-/52874
BBC
【解説】 ロシアはウクライナを侵攻するのか 現状について数々の疑問
2021年12月24日
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-59767571
【解説】 プーチン氏はなぜウクライナに侵攻したのか、何を求めているのか
2022年2月23日
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-60475360
ウクライナ危機でロシア寄りの立場を取り続けるドイツの右翼
2/21(月) 16:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/35e7e93adb70cc6735e49549c9890d3bb384d9b5
以上を(少し)読んでみると?
アメリカのバイデンの煮え切らない、ロシアに対する態度。(普通にみて、腰が引けているように見えました。更に戦争が起きれば、アメリカの軍需産業が潤う事情もあります。気前よくウクライナへの援助を決めましたが、全部アメリカ国民の支払う税金から支出されます。)
アメリカ国民が、ウクライナ問題への関与に否定的だったこと。(実際に戦争が始まるまで、他人事だったようです。アフガン~イラク~シリアと継続して厭戦気分があったんでしょうね?しかし、開戦すると戦争に血が沸くアメリカ人の本質が発揮され、断固ウクライナ支持になりました。現在、約3000人の元アメリカ軍人が義勇兵に志願しているそうです。イギリスも2000人くらいいます。既に部隊を勝手に離脱して、ウクライナに行った現役兵もいるようです。=イギリス軍の軍法違反)
ドイツが、最後までウクライナに対して否定的でロシアに対して肯定的であったこと。少なくとも、仮にロシアがウクライナに軍事侵攻しても中立的立場に立ちそうな気配があったこと。その理由は、天然ガスの52%をロシアから輸入していて、石炭・原油も多く輸入していること。伝統的にロシアビジネスに深く関与していること。ドイツは、対外政策として対ロ融和政策を取っていたこと。
NATOの主要国である、ドイツの態度はプーチンの決定に大きく影響を与えたと思います。
(そのドイツも、開戦後「手のひら返し!」を見事にやりました。軍事予算の増加=ドイツ軍の強化。軍事物資の輸出解禁。ドイツの戦後の軍事政策は、180度劇的に瞬時に大転換しました。それは、場合によってはウクライナ紛争にNATOが介入するという意味だと思います。もう?「ナチスドイツ」の過去にこだわる訳には行かない。飛んでくる火の粉は自分で払う!と言うことでしょう。最大のロシアの長年の陰の盟友も敵に回りました。これが、西ヨーロッパの安全保障にプラスかマイナスかは不明です。ドイツが本格的に軍備拡張をするなら?ヨーロッパ最大の軍事勢力が誕生するでしょう。ほぼ、ドイツ第四帝国の誕生と同じです。ドイツ人自身は自戒すると思いますが?しかし、それは西ヨーロッパ諸国が恐れていたことでもあります。
更には、ドイツ国防軍は、極めて優秀です。ナチス・ドイツが短期間に西ヨーロッパを軍事占領した過去を振り返るなら、それは明らかです。
プーチンは、眠れる過去の軍事大国を目覚めさせてしまいました。ロシアへの跳ね返りは、当然にきついものがあるでしょう。今後は、NATOではなくドイツの軍事力に恐怖しなければならなくなる日は、そんなに遠くはないと思います。そして今のドイツとロシアでは経済力において昔と異なりドイツが圧倒しています。)
これが、ロシアのウクライナ軍事侵攻前の状況です。
プーチンは、クリミアの軍事侵攻と占領の時と同じようにアメリカとNATOが、反応すると考えたのだと思います。
更には、ロシア軍の軍事的な力を完全に誤解していたのだと思います。旧ソ連時代の戦力があると思っていたのでしょう。
同じく、クリミアや東ウクライナの時のようにウクライナ軍は弱体であると考えていたのであろうと思います。
>引用
クリミア進攻が2014年2月27日。
ロシア軍はクリミア半島の一部の施設を占拠して半島を実効支配し、3月2日にはウクライナ海軍総司令官デニス・ベレゾフスキー提督が親ロシア派のクリミア指導者に投降した。
ロシアのクリミア侵攻
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%81%AE%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%9F%E3%82%A2%E4%BE%B5%E6%94%BB
ロシアの軍事侵攻開始が2022年2月24日ですから?
2月のうちには、終わるだろうと考えていたのだろうと思います。
そんな短期間に、西側諸国やアメリカは団結してロシアへの対応は、出来ません。
既成事実が出来上がってしまえば?
いつもの通り?
「お茶を濁したような?制裁をしたでしょう。」
プーチンの誤算が起きました。
ウクライナは、3月20日に至っても抗戦を継続しています。首都キーウ(キエフ)は、いまだ陥落しません。
結論、ロシアが勝つと推測している識者もいます。
私個人は、ロシア軍の弱さとウクライナの抵抗の強さ。
そして、補給や戦費の問題。
国際社会の支持の有無。
ロシアが勝つ可能性は、低いと言えるでしょう。
ウクライナを屈服させようとするなら?
戦術核を使うしか方法が、ないと思います。
それが、出来るか?
出来ないでしょう?やれば、「ヒットラー」以上の史上最大の「極悪人!」の太鼓判が押されます。
何より、アメリカとNATOは軍事介入するでしょう。
当然、プーチンは戦争犯罪人として逮捕されるか殺されるか、どちらかです。アメリカとNATOは軍事介入したなら、徹底的にやると思います。
プーチンを排除し、親欧米的な政権の誕生を後押しすると思います。
プーチンにとって、今となっては最もよい方法または道は?
「名誉ある撤退しかありません。」
もう、これ以上犠牲者を出さないで欲しい!と、願います。
一応?
個人的には、ロシアのクリミア侵攻は理解できます。もともと、ロシアの領土ですから。やり方は、強引で野蛮でしたけれどね?
「露土戦争 - Wikipedia」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9C%B2%E5%9C%9F%E6%88%A6%E4%BA%89
クリミア州 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%9F%E3%82%A2%E5%B7%9E
元々、ロシアがオスマントルコとの戦争により獲得したロシアの領土です。それを、フルシチョフが、スターリン時代のウクライナ弾圧の融和策として、ウクライナ領に編入しました。(ここまで、説明しないと分からないのか?)
そして、ウクライナにはネオナチや極右的な人々がいることも知っています。民族独立運動を弾圧に耐えながら継続するなら?そんな人々も必要なんです。
しかし、ウクライナ本土への軍事侵攻は、断じて許すことが出来ません。それを黙認したなら?範囲が次々と広がります。国境線を軍事力で変更することは、絶対に許されないことを、今回世界に示さなければならないと思います。
タイトルは、毎日変わりますが書くことは同じです。
前の原発日記と同じです。
やはり、一市民として自分に出来ることをして社会に貢献するべきでしょう、と思うからです。
そして、ロシアは戦後長きに渡って日本の第一仮想敵国です。現在は、順位が変わっているようですが・・
(以下、私の推測です。念のため)
青函トンネルが、なぜ?巨額の費用と難工事を克服して建設されたか?
旧ソ連が、北海道に侵攻したなら?
軍事物資を、補給しなければなりません。そのために建設されました。
関門トンネルは、朝鮮有事に対する備えです。
(念のため・・この部分は、当時の政治と国際状況とを考え、またかなり広範囲に流れていた、噂です。)
☆ご参考
防衛 北海道(防衛省北海道防衛局)
https://www.mod.go.jp/rdb/hokkaido/kouhou/bn/045.pdf
旧陸軍も後押し 関門トンネルはなぜ戦時下に完成を急がれたのか 背景に壮大な計画も
2021.06.26
https://trafficnews.jp/post/108392/2
青函トンネル - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9D%92%E5%87%BD%E3%83%88%E3%83%B3%E3%83%8D%E3%83%AB
どうですか?陰謀でも何でもないでしょう?
(以下は、事実)
今は、知りませんが?
以前は、自衛隊員にとって北海道転勤は?
「栄転!」でした。
最前線に最も近い場所に、配属されるのは優秀な自衛官です。一旦、ことあらば?真っ先に戦闘に参加します。
最近は、中国の台頭に伴い南西諸島に防衛の視点が変わりつつあります。しかし、ロシアが日本の敵性国家であることには、何ら変わりはありません。
そのような視点で見るなら?
ロシアのウクライナ侵攻は、明日の日本の運命です。
侵略してくる国が、ロシアなのか?中国なのか?は、不明ですが?
AFPBBから
対戦車砲「ジャベリン」、ウクライナ抵抗の象徴に ゲリラ戦で有効
2022年3月17日 22:04 発信地:ワシントン/米国 [ 北米 ウクライナ ロシア ロシア・CIS ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3395601?cx_part=common_focus
ロシアでクリミア併合行事 プーチン氏、ウクライナ侵攻正当化
2022年3月19日 14:22 発信地:モスクワ/ロシア [ ロシア ウクライナ ロシア・CIS ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3395908?cx_part=top_latest
インド、ロシア産原油輸入を正当化
2022年3月19日 14:50 発信地:ニューデリー/インド [ インド アジア・オセアニア ロシア ウクライナ ロシア・CIS ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3395902?cx_part=top_topstory&cx_position=4
ロシア支援なら「結果」伴う バイデン氏、習氏に警告
2022年3月19日 5:05 発信地:ワシントンD.C./米国 [ 米国 北米 中国 中国・台湾 ウクライナ ロシア・CIS ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3395826
習近平、幻の「秋に台湾侵攻」計画...ウクライナ戦争で白紙に(ロシア内部文書)
China Planned Taiwan Invasion in Fall, Alleged Russian Intel Leak Claims
2022年3月18日(金)17時27分
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2022/03/post-98334.php
中国は、「思いっきり!」アメリカ政府から警告を受けています。
「もし、ロシアを支援したならば?」
経済制裁が発動されでしょう。
これは、現在の中国には致命的な影響があります。
プーチンは、中国に援助を求めています。
しかし、中国もロシア支援には、簡単に動けません。
せいぜい、ロシアの資源(天然ガスや原油や鉄関係の資源です)を、買い叩いたうえで購入するくらいでしょう。
ロシアのエネルギービジネスの権益は、中国が得るでしょうね?(漁夫の利)
日本政府もこの問題には、「思いっきり!腰が引けています」
欧米の巨大エネルギー関係の大企業は、軒並みロシアビジネスから、撤退しました。日本政府は、まだ決断できません。
☆さて、個別の話題
対戦車砲「ジャベリン」
これは、歩兵が肩撃ち式で発射できるアメリカの最新式の対戦車兵器です。
画像URL
https://www.afpbb.com/articles/-/3395601?pid=24320902&page=1
アメリカは、どっさり!ウクライナに供与しています。
☆その内容
米政府は今回提供する装備品の詳細なリストも公表。地対空ミサイル「スティンガー」800基、対戦車ミサイル「ジャベリン」2000基など。金額が8億ドル(約950億円)。(ロシアの戦車2000台攻撃できそうです。武装ヘリも低空では接近しにくいですね?白兵戦になったら、圧倒的にウクライナ有利です。)
「ロシアでクリミア併合行事 プーチン氏、ウクライナ侵攻正当化」について
記事になかでこんな記述があります。
>今回のウクライナ侵攻の目的について「人々を苦しみやジェノサイド(集団殺害)から救うことだ」と主張<
完全な間違いで?
「人々を苦しみやジェノサイド(集団殺害)に追いやることだ」と、本当のことを発言するべきでしょう。
>「われわれは平和を守り、悪と戦う国であり、国民だ」<
嘘を言ってはいけないです!
「われわれは平和を破壊し、善と戦う国であり、国民だ」
一事が万事、ロシアのプロパガンダを聞くと、こんな調子です。
何故?こんな調子で、国内の支持が得られるのか?
昔ありましたね?
「欲しがりません!勝つまでは!!」
「鬼畜米英!!!」
とか?ほぼ、同じです。
つまり、ロシア国内は情報統制下にあります。それは、日本の戦時下と、ほとんど同じです。
ロシア国内では、テレビや新聞などのメデイアは完全に政府の統制下にあり、違うことを報道したなら?
最高、20年くらいの懲役刑が科されます。
それ以前に、投獄されたり?暗殺されたりしたのであろうと思われるロシア政府に反する行動をとった人々の数は多いです。国外に亡命した反政府的な人物に暗殺部隊を送り込み、暗殺したのは記憶に新しいことです。
「リトビネンコ氏暗殺事件、ロシアが関与=欧州人権裁判所」
https://jp.reuters.com/article/britain-russia-litvinenko-idJPKBN2GH0WH
ネムツォフ元ロシア第一副首相の暗殺事件について(外務報道官談話)「日本外務省」
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/danwa/page4_001024.html
「裏切り者」が次々消えていく ロシア暗殺の歴史を振り返る
https://globe.asahi.com/article/13668764
【元ロシア・スパイ】毒殺未遂事件の容疑者を公表 英政府
https://www.bbc.com/japanese/45429683
☆ロシアのプロパガンダの海外向けを聞きたければ?
SPUTNIK(スプートニク)
https://jp.sputniknews.com/
(以前は、「ロシアの声」などと言っていました。)
一方で、中国がロシアの支援を、渋るものだから?
こんなのを、リークされてしまいました。
☆習近平、幻の「秋に台湾侵攻」計画...ウクライナ戦争で白紙に(ロシア内部文書)☆
実際に実行するつもりだったかどうかは、不明です。
国際情勢によっては、選択肢の一つではあったと思います。
ウクライナへの軍事侵攻を、放置すればどうなるか?
(出来るとは、思いませんが?)
次は、バルト3国です。
更には、ポーランドや東ヨーロッパの小国です。
予定は、もうプーチンには決まっています。
予定通り行くかどうかは、全然別の問題ですが?
中国の予定も決まっています。
台湾軍事侵攻から、尖閣諸島侵攻、沖縄諸島侵攻。
それから、日本にプレッシャーをかけて日本に影響力を行使する=アメリカの影響力を排除する。
☆知らない人のために一応説明
中国の長期計画によると?
内側の防衛ライン
台湾~尖閣~沖縄~日本~韓国
外側の防衛ライン
グアム~どこへ行くんだか忘れました。
勝手に、将来の防衛ラインを決めています。
信じられないけれど、本当の話です。
ロシアのウクライナ軍事侵攻を、止められなければ?
独裁国家や共産主義国家の、既定の対外侵略を止めることは、不可能になります。
それは?つまり?
第三次世界大戦が始まると言うことです。
NATOとロシアの戦争が、始まれば?
中国と日米安保の戦争が、始まれば?
プーチンを排除するか?
ロシアを軍事的に脅威のない国にするか?
どちらかしかありません。
それは、中国への教訓ともなるでしょう。
インドは、ロシアからの原油の輸入を止めることは不可能だと言っています。
実際には、西ヨーロッパも同じでガスの40%をロシアから輸入しています。ドイツに至っては、50%以上。石炭や原油もロシアからの輸入が多いです。
だから、これまでロシアに対して?
暴力的な外交を、見て見ぬふりをしてきました。
そして、ロシアの新興財閥のメンバーは、巨額の投資を西ヨーロッパにもたらしました。西ヨーロッパとアメリカの巨大国際企業は、ロシア国内でのビジネスに参加していまいた。
つまり?
NATO諸国は、金儲けより?
未来の安全を、選択したことになります。
それは、どういう意味か?
プーチンを、スターリンやヒットラーと同列に見ていると言うことです。
日本のメデイアを、見ていると?
平和ボケも?ここに極まれり?との感があります。
日本政府も似たようなものかもしれません。
☆これは、シリーズになってしまい、ご参考
ウクライナの現状を考える
https://smcb.jp/diaries/8738008
ウクライナの歴史を考えるーその2
https://smcb.jp/diaries/8734395
ロシアに侵攻されたウクライナの歴史を考える
https://smcb.jp/diaries/8733722
ロシアのウクライナ侵攻は、(プーチン以外の人にとって)理解できないことばかりです。大体、なぜ一方的に戦争を始めたのかが分かりません。
敢えて、理由を考えるなら?
プーチンが独裁者となった挙句「裸の王様」になり・・
周りの取り巻きは、「イエスマン」ばかりになり・・
プーチンのご機嫌を取るために、プーチンが気に入る情報ばかり報告していたのだろうと思います。
そして、プーチンは大ロシアの復活を夢想してしまった。
(個人的な夢物語と現実は、違うと思います)
そして、西側諸国のレッドラインを超えてしまった。
(=ウクライナ軍事侵攻)
これまでプーチンは、チェチェン紛争とかジョージアとの戦争とか、クリミア半島の武力侵略とか、東ウクライナへの介入とか。
ほぼ国際的に許されない軍事行動を取ってきました。
それに対するNATO諸国の対応は、「へっぴり腰」としか言いようが、ありません。
理由は、ロシアと戦争をしたくなかった。
ロシアの資源が欲しかった。
ロシア国内でビジネスをしたかった。
要は、金のために正義を放棄していたんです。
ところが?今回は?
もしロシアにウクライナ支配を許せば?
バルト3国が、次のターゲットになるでしょう。
(実際に、10万人くらいの部隊が国境付近に配備されているようです)
そして、ポーランドがロシアと国境線を接することになる。東ヨーロッパの小国も脅かされるでしょうね?
(結論、やがてはNATOはロシアと戦争する以外に道がなくなる。)
だから、プーチンの予想に反して、西側諸国は団結してウクライナ支持を表明し、ロシアに対するかなり強力な経済制裁を発動しました。
NATOが、ウクライナ戦争に参戦するとは言っていません。しかし、思いっきり軍事・物資などの支援をしています。実際には、陸続と武器を始めとする援助物資がポーランド経由で、ウクライナに運ばれています。
人もそうです。
ウクライナの難民を大量に受け入れる一方で、数万人単位の義勇兵が参戦しています。
カナダなどは、500数十人の参加があり、ウクライナ・カナダ大隊が編成され戦闘に参加しているようです。
丁度、大隊の規模が500人から600人ですから?
なぜか?大隊編成に都合のいい人数が参戦しました。
それだけではなく、アメリカ軍はポーランド国境に情報収集用の哨戒機を飛行させ、ウクライナの「目と耳」となり得られた情報を、タイムリーにウクライナ軍に提供しているようです。
「虎の尾」と言う言葉があります。
プーチンは、アメリカとNATOの虎の尾を踏んでしまいました。
これだけ日にちが経過すると、色々な情報が集まり分析されます。
大体、不思議なのが?
なぜ?ロシアのような軍事大国が去年から、ウクライナ侵攻を準備し、侵略を始めたのに上手くいっていないのか?
どうやら、内情が分かりつつあります。
そもそもウクライナ侵攻に動員された、ロシア兵は?
「軍事演習である」とか「行けば、ウクライナ人は諸手を上げて歓迎してくれる」とか?
そんなことを、上司から言われていたようなんです。
ロシア兵にとっても、まさか本当の戦争に駆り出されたとは、考えていなかった様子が見えます。
更には、装備も貧弱で戦争用の装備ではなかったようです。食料も3日分しか持たされておらず、その後の補給もないようです。
もっと悪いことに、ロシア軍の戦力は旧ソ連時代のもので今の戦争には、役に立たない戦力だったと判明しつつあります。
一番、ロシアに最悪なのは?
「地獄に、ようこそ!」
ウクライナ軍も民間防衛組織も、待ち構えていました。
悪いことは、更にあり?
最初、15万人と言われるロシア軍が侵攻作戦を行いました。しかし、聞いてみると?15方面くらいから進攻しているようなんです。一方面当たりの兵力はせいぜい1万人規模。補給は来ない。指揮命令系統は混乱している。
当然、戦場がウクライナ国内ですから、悲惨なことは発生しています。
なぜ?ロシア軍が?「キーウ」(ロシア語でキエフ)を攻略できないのか?
理由は、「ロシア軍に戦意もなく装備もない、補給もない、指揮命令系統もない」と言うのが実情のようです。
一方で、ウクライナには補給があり、義勇兵も参戦しつつある。国外在住のウクライナ人も戦闘可能な男性は祖国防衛のために帰国しつつある。効果的な防衛戦を現在行っている。アメリカも兵器その他の援助を、追加決定している。
長年、ロシアの陰の盟友であったドイツは、今回は敵に回りました。急遽、従来の方針を変更し、軍事力を増強しドイツ国外への武器輸出も解禁するとのことです。当然、これはロシアとの軍事衝突への備えです。ドイツ人は、突然ヒステリックに行動を変える習性があります。
なぜ?ロシアのミサイルが民間施設を攻撃しているのか?
笑えない話ですが?ミサイルの目標への命中率が10%以下なんだそうです。だから、やたら民間の施設に命中してしまうんだそうです。
そんな状態ですから?
ロシア兵の投降や逃亡もかなり出ているようです。
ウクライナ軍の果敢な防衛戦により、ロシア側の死傷者もウクライナ軍と同程度に出ているようです。
多分ですが?
この調子では、ロシアがウクライナを軍事占領するのは、到底無理でしょう。そして、戦争には莫大な戦費が必要です。長引けば長引くほど、ロシアはお金の面でどうにもならなくなると思います。
ロシア関係者の間では、Xデーが囁かれているようです。
6月には、ロシア経済が破綻するだろうとの予測です。
ウクライナを軍事占領して支配するには、50万人の兵力が必要だそうです。現在、投入されているのは20万人くらいのようです。
ロシアは、広大な領土があります。
それを防衛するためには、膨大な兵力が必要です。
「ロシアの総兵力は約85万人と」されていますが?
それを、全部ウクライナ戦線に投入できるわけではありません。
ウクライナを軍事支配するためには、50万人の兵力が必要だとされています。
そもそも、初めから?
計画が無理だと思います。
ウクライナ人は、ロシアと戦い続けるでしょう。
ウクライナには、世界からの補給と援助がある。
ロシアは、世界から孤立して全部、自前でやるしかありません。
今回のロシア軍の弱さには、アメリカの退役軍人が呆れていました。これほど、戦争に弱い軍事大国も珍しいと思います。(だったら?最初から、やるなよ!)
敢えて言うなら?
プーチンの大きな誤解!
ナチス・ドイツがロシアに軍事侵攻した時には?
主義主張は超えて?
「母なるロシアのために!」
ロシアに所属する民族は団結して、ナチス・ドイツと戦いました。これは、祖国防衛戦争です。だから、当時のロシア人は「母なるロシアのために!」ナチス・ドイツと過酷な戦争をして勝利しました。
今、ロシア=プーチンに正義はありません。
幾ら愛国精神を昂揚しようと?
他国に侵略戦争をしたいロシア人は、ごく少ないと思います。そんな事をするより、誰しも平和に暮らしたいと思うでしょう?だから、誰もプーチンのために領土拡張戦争に参加したくは、ないと思います。
ロシアのウクライナへの投降兵なんか、悲惨です。
国に帰れば、反逆者として処罰されます。
だったら?どうするのか?
プーチンは、内外に反乱分子を育成しています・・
(君?早く◎◎しなさい!それが世のため人のため!)
コサック - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%82%B5%E3%83%83%E3%82%AF
ウクライナ・コサック - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%82%B5%E3%83%
3%E3%82%AF
ヨシフ・スターリン - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A8%E3%82%B7%E3%83%95%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%B3
そもそも、ウクライナ人とはどのような人々なのか?
「コサック」と呼ばれる人々です。
世界最強の戦闘民族の一つに、コサック人が挙げられています。
NewsWeek
<本誌2014年6月17日号掲載>
クリミアで揺れる 戦闘民族の伝統
https://www.newsweekjapan.jp/picture/131086.php
一回、映像で見たことがあります。
正しく、戦闘民族です。高校生ぐらいになると自動小銃の分解や組み立てとメンテナンスは日常の教育の一部です。当然、射撃や戦闘の訓練も行われます。
これが、旧ソ連時代の第一即応部隊になります。
ロシア共和国の時代にも、チェチェン紛争などに動員されました。当然ながら、戦死者傷病者多数。
長い歴史の中で、旧ソ連はコサックの分断・滅亡を図ってきました。
ロシア支配下になったコサックとならなかったコサックがいます。
ロシア革命の時代には、コサックはロシア帝政の側に立ち赤軍と戦いました。結論、赤軍の勝利に終わり一部は海外に亡命しました。
ナチスドイツが、旧ソ連に侵攻した時に関与したのは海外のグループだと思われます。ウクライナ国内にいるグループにしても、当然に弾圧に抵抗して残っているのですから強力です。と言うより、日本式に言うなら?「極右」です。
プーチンは、気が狂ったとしか思えません。
こんな連中を相手に戦争して?簡単に勝てるわけもありません。
「ウクライナ=コサック」と考えるなら?
ウクライナ人を理解しやすいと思います。
ウクライナ人は、補給がある限りロシアと戦い続けるでしょう。大した武器は必要ありません。自動小銃と弾薬、食料と医薬品。それに肩うち式の小型ロケット弾。出来たら小型の地対空ミサイル。
これだけあれば、有効なゲリラ戦が行えるのは、近時の戦争で証明されています。タリバンが分かりやすい例です。
プーチンは、クリミア半島侵攻の時の成功に酔いしれているのだと思います。
クレムリンの奥の奥の部屋で、コロナの最中人とも会わずに、「大ロシア」の空想に取りつかれたのだと思います。
ウクライナにとって、クリミア半島は自分たちの土地ではありません。だから、ロシアがごり押ししても無理はしなかったのでしょう。あっさりと撤退しました。
ウクライナ本土では、違います。
ロシアは、ロシア系住民の多い東部ウクライナに手出しをしました。そこにロシア人が多い理由は、旧ソ連政権時代にウクライナ人の強制移住が多数行われたからです。だから、この地域ではウクライナは戦闘行動を取って長い期間が経過しています。
去年の暮れにロシアが、ウクライナ国境付近に10万人以上の軍隊を動員しました。
私は、ウクライナ東部のロシアが実効支配する地域に独立宣言をさせ、同時に軍事条約を締結してロシア軍を進駐させるためだと誤解していました。
普通に常識のある人間なら?
まさか本当にウクライナに侵略するとは考えにくいです。
プーチンは、現在「裸の王様」でしょう。
自分の権力を守るために、自分と意見の違う側近は排除しイエスマンだけを側近にする。
誰も本当のことを報告しない。
結果、自分の「夢物語」を真実だと思い込んでしまう。
ウクライナなど?クリミア半島で分かっている!
せいぜい1週間もあれば、キエフは陥落する。
その後、各地の抵抗勢力は順次ロシアに降伏する。
誰にも信じられないけれど?この程度にプーチンは考えていたんでしょうね?
「プーチンは、気が狂ったとしか思えません。」と言う意味は、このようなことです。
世界最強の戦闘民族の一つである、コサックはそんなに甘い相手ではありません。まして戦闘に参加するのは「ごりごり!」の過激右翼みたいな戦闘員です。ロシア兵であろうとなかろうと?こんな連中と戦争したいなんて?誰が思いますか?普通に嫌でしょう?
補給が続く限り、ウクライナはロシアとの戦争を継続すると思います。ウクライナは地図を見るならかなりの面積があります。そこを全部制圧しようとするなら、現在投入している兵力(ロシア軍10数万人)では、到底足りないでしょう。
ロシアのクリミア半島進攻以降、NATOはウクライナ軍の強化に手を貸しています。
それは、2014年の話です。
2014年のウクライナ軍と2022年のウクライナ軍は、別物です。
まあ?ロシアがやるだけやってみても?
ウクライナに膨大な被害は発生するでしょうが?
ロシアとの戦争は、止めないでしょう。
西からの補給は、段々と効果的に効率的に行われると思います。ロシアにとっては、アフガンと同じかもっとひどいことになると思います。キエフが陥落してもウクライナ軍の抵抗は終わらないのは、確かです。
超大国の権力者の気まぐれか?気が狂って?
こんな不必要な悲劇が起こります。
プーチンが、核の発射命令を出したなら?
多分、側近の誰かが射殺すると思います。
誰だって、全面核戦争は嫌でしょう。
ロシアとウクライナの関係は、長い歴史があります。
ウクライナの起源は、「キエフ公国」が歴史の記録に見えます。
キエフ公国 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%82%A8%E3%83%95%E5%85%AC%E5%9B%BD
12世紀から15世紀の話です。
その当時、ロシアと言う国はまだ存在しません。
ロシア帝国 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E5%B8%9D%E5%9B%BD
ロシア帝国が、歴史上に現れるのはその後です。
ここで、支配と被支配の関係が徐々に出来上がってきます。ロシアがウクライナを支配する構図です。
「ウクライナの歴史」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%81%AE%E6%AD%B4%E5%8F%B2
幾度となくウクライナの独立闘争は、繰り返されました。
有名なのは、「ステンカ・ラージン」の反乱でしょう。
「スチェパン・ラージン - Wikipedia」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%91%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%B3
近年では、「ナチス・ドイツ」がロシアに侵攻した時、ウクライナの独立派は、ナチス・ドイツとともに自分たちの独立を賭けて、旧ソ連と戦いました。
結論は、旧ソ連の勝利に終わりウクライナの独立は成功せず、ロシアの共和国のままでした。当然、ソ連に反逆したのですからスターリンのウクライナへの報復は苛烈なものであったと思われます。
それを緩和するために、次のフルシュチョフは「クリミア半島」を、ウクライナに編入しました。
ロシアにとっては、2度にわたるトルコとの戦争で得た「ロシア人の血」で獲得した領土です。つまり、この時点では、ウクライナが将来、分離独立するなど当時の旧ソ連では考えられないことだったのであろうと思います。
旧ロシア帝国が勢力や領土を拡大していく中では、旧ソ連の最大領土の中で、それを納得しない地域は多数あったと言うことです。
旧ソ連が政治的に崩壊した後は、多くの旧ソ連の共和国が分離独立しました。
それを象徴する「歌」があります。
「百万本のバラ」
これは、実は旧ソ連がぱくったものです。
それを、日本のインテリ某歌手が翻訳してリリースしました。だから、日本人の多くはこの歌を完全に「誤解!」しているでしょう。
原曲は、「マーラが与えた人生」 (百万本のバラ)のラトビアオリジナル訳詩
URLは、記載しません。
歌詞の意味は、全く違います。
旧ソ連に軍事的に支配されていた「ラトビア」の歌です。
歌詞に込められた意味を、インテリジェンスのある人は理解できると思います。
日本人は、全く知らない。
でも、知る人は知る世界の歴史と政治の常識です。
簡単に考えるなら?
「百万本のバラ」と「マーラが与えた人生」 を両方聞いて意味を考えるなら?
旧ソ連に軍事的占領された国の意識が理解できると思います。ウクライナは、ロシア帝国が勃興する過程で軍事的に支配下に置かれ、その後何度も独立を求めて反乱を繰り返してきた国です。
ウクライナ人のDNAには、その歴史が刷り込まれています。ウクライナ独立は、ウクライナの先祖代々の民族的悲願です。それが旧ソ連の政治的崩壊により、やっと達成されました。
一方の、ロシアからすると?
ウクライナは、自分たちの領土だと考えます。
プーチンは、大ロシアの復活を夢想しているのだと思います。クリミアは、上手くいった。次は、ウクライナだ!
その次は?
プーチンは、「裸の王様」になり今や、スターリン以上の独裁者でしょう。ナチス・ドイツのヒットラーと似ていてそのミニサイズです。今のロシアにドイツ第三帝国ほどの軍事力があるとは、個人的には思いません。
アメリカ合衆国のやることは、常に遅いです。
しかし、ロシアのウクライナ進攻が現在の世界秩序を破壊するものだと、アメリカが判断したならば、アメリカはNATOとは別に単独でも参戦すると思います。
ウクライナを、いつまでも放置すればやがては、それ以外の東ヨーロッパの国々も「ロシアの牙」の餌食となるでしょう。
それは、第三次世界大戦の始まりです。
それを、防ごうとするなら?
今の段階で、アメリカがウクライナに正規軍を派遣し軍事援助をしなければなりません。直接に戦闘に参加する必要はありません。
バイデン大統領は、はなから腰が引けていますが?
アメリカが世界の中心であるのならば?
アフガンやイラクなど、小物を相手にするのではなく?
NATOに依存せず、アメリカ単独でやるしかないでしょう。アメリカの覇権を維持しようとするなら・・・
なんだか?
第二次世界大戦の始まり方と、よく似ているんですね?
ナチス・ドイツと旧ソ連のポーランド分割に対して、イギリスもフランスも見て見ぬふりをしました。
結果として、それがナチス・ドイツの西ヨーロッパへの進攻作戦を招きました。
幸いにして、ヨーロッパ以外では軍事的な火種はありません。
ロシアのウクライナへの軍事作戦は、上手くいっているとは、言えない状況です。
軍事の素人から見ても、作戦・補給・制空権の面でほとんど素人みたいなことを、やっています。理由は、今のロシア軍に戦争経験のある軍事参謀や指揮官がいないからでしょう。旧ソ連のアフガン侵攻からは随分、年月が経ちました。また、プーチンが軍事顧問の意見を無視するからだと思います。
ほら!やれよ!ア◎リカ!!!
弱い相手としか?やれなければ?
舐められるよ!!!
☆歴史は、繰り返す
ナチス・ドイツがしたことを、プーチンがしない保証は、全くありません。ヒットラーみたいなのが、また出てきたんですから・・・
もっとも?ドイツ第三帝国の軍事力とは?
現在のロシアの軍事力は、比較にもなりませんが?
単に膨大な核兵器を保有しているだけです。
全部の核兵器を、お互いに打ち合うのも?
地球環境には、良いことかもしれません。
2022/9/11ウクライナ紛争>ロシア・テレビ番組司会者の謎の負傷と東部戦線
いったい何が? ロシアの政府寄りTV司会者が、傷だらけで番組に出演の「怪」
Putin Ally Appears on Russian State TV Covered in Mysterious Bruises
2022年9月10日(土)17時37分
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2022/09/-tv_1.php
(一部引用)
ロシア政府が流す「プロパガンダ」の拡散役を担っていることで知られるテレビ司会者のウラジーミル・ソロビヨフが最近、傷だらけの顔でロシア国営テレビに出演した。見るからに「何か」あったのは明らかだが、ソロビヨフ自身がその原因について語るのを拒否していることもあって、注目は高まるばかりだ。
■【写真】なぜこんな傷だらけに? 謎の傷を負ったソロビヨフの姿
https://twitter.com/NikaMelkozerova/status/1567762176340893700
(引用終わり)
本人が頑なに説明を拒んでいるので、様々な(お節介な)憶測が乱れ飛んでします。
①プロパガンダの迫力が足りないから、プーチンに焼きを入れられた。
②(最近謎の転落死が多いことに引っかけて)1階の窓から転落した
③コカイン密売人との価格交渉が激しい段階に突入して(殴られた)
④プーチンのプロパガンダを担う人々に、労働の安全衛生などというものはない
等が、主な推測です。
一応④
「プーチンのプロパガンダを担う人々に、労働の安全衛生などというものはないのだろう。出勤の際には、文字どおりパンチをかわして来なければならないのだ」
と言う説明です。今、ロシアの危険職の一つのようです。
それは、どういう意味かと言うと?
モスクワ区議「プーチン氏は辞任を」 故郷サンクトペテルブルクでも
2022年09月10日17時04分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022091000355&g=int
公職にある一部の人々も、逮捕や罰金を覚悟して抗議の声を上げ始めているということです。
ウクライナ紛争の戦死者、戦負傷者は推定10万人前後だと思われます。従軍したのち、良心の呵責に耐えかねて除隊した元兵士や将校も、かなりの数に上ると思われます。
その人々の家族の数を考えてください。
特に都市部のロシア市民の多くは、ウクライナ紛争の真実と、現在ロシアのおかれている国際情勢を理解していると思います。
つまり、段々と声を出す人が増え始めている状況を示しています。
一応④
「プーチンのプロパガンダを担う人々に、労働の安全衛生などというものはないのだろう。出勤の際には、文字どおりパンチをかわして来なければならないのだ」
の、意味が理解できたでしょう。
テレビで顔が知れ渡っているんだから?
「ちょと、お前来い!」
と、路地裏に引きずり込まれボコボコ!にされて、散々脅されてやっと解放されるのだと思います。
(脅されるという意味は、本人と家族全員を皆殺しにするという事です。喋れば、多分そうなると思います。最近、過激右翼の娘の爆殺事件もあったでしょう?政府側がやっているのか、反プーチン側がやっているのかは、不明ですが?)
ロシアはハルキウ州から撤退
一方、ウクライナ東部戦線
特にハルキウ市南東部方面のロシア軍は弱体のお留守番部隊しかいなかったようです。
CNNが、SNS上である動画を発見しました。
(これだって、素直に理解してはダメですよ。CNNに誰かが情報をリークしています。CNNを通して情報を発信しています。それは、圧倒的にCNNのウクライナ関連情報が多いことが証明しています。誰が情報をリークする?ペンタゴンかCIAに決まっています。多分、ペンタゴンでしょう。)
ロシア軍が支配している町に、どうもウクライナ兵がいるらしい?
これが、ほんの数日前の話です。
その次の日当たりに?
その町の近くの、バラクレヤが攻撃されているようだ、と言う話になり
昨日は、もうバラクレヤは通り過ぎていて、イジュームに向かって進撃中だとのことでした。
今日は、「イジュームを攻撃中だ」と言うことになっています。
グーグル地図で
ハルキウ~バラクレヤ~イジュームを検索して地図上の位置を確認してください。「ウクライナの◎◎」と入力して検索ボタンを押すと、一発でそこが表示されます。
縮尺を縮めていくと、もう少し広範囲な地図が表示されます。そうすると位置関係が分かります。
ハルキウ南東部のロシアの防御ラインを突破した後、数日のうちにイジュームまで到達したことが分かります。
違う言い方をすると、防御ラインを突破された後、ロシア軍はひたすらイジュームまで、遁走したことになります。
どこかで防衛戦を戦えば、到底ウクライナ軍は、イジュームまで到達できません。
☆最新の情報によると、すでにロシア軍は「イジューム」から、撤退した模様です。
さて、イジュームの奪還に成功すると?
東部ウクライナ軍の拠点都市である、スラビャンスクやクラマトルスがすぐ近くですから、合流できます。
現在、別の部隊がハルキウ東方110kmの位置にあるクピャンスクを攻略中です。
一応、軍事機密のようですから書きませんけれど、ウクライナ軍の作戦計画が見えてきます。
南部方面でも呼応して、地上部隊の進撃が始まっているようです。ウクライナ軍が、2方面で攻勢をかけているのはオープンソースの情報から明らかです。
そして優位に戦線を維持しています。
☆追記
超誇大大本営発表のロシア国防省も事実上のハルキウ州の占領地域からのロシア軍の撤退を認めました。
ロシア国防省は同じく10日夜の声明で「(ハルキウ州の)バラクリヤ(Balakliya)とイジューム(Izium)に駐留していたロシア軍部隊を再編し、ドネツク州の前線を補強する決定がなされた」と発表した。
ウクライナ、東部広域を奪還 ロシアはハルキウ州から撤退
2022年9月11日 15:26 発信地:ハルキウ/ウクライナ [ ウクライナ ロシア ロシア・CIS ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3423260?cx_part=top_topstory&cx_position=2
因縁の激戦地、ルガンスク州リシチャンスクそしてセベロドネツク。今度は、ウクライナ軍が奪還作戦を行うようです。イジュームを制圧した部隊は即、南下を始めるでしょう。クピャンスクを制圧した部隊もやがて南下してきます。東部ウクライナ軍もスラビャンスクから東に進撃を開始するでしょう。
そして、記事にある東部ロシア軍の補給に影響が出るという意味は?ハルキウ市東方の国境からすぐ近くにロシアの一大軍事拠点があり、ここから主に東部ロシア軍の補給その他が行われているからです。ウクライナ領が通れなくなれば、東に迂回してロシア領を大きく遠回りをする必要があります。それどころか、ロシア国境まで領土をウクライナ軍が奪還すれば、155ミリりゅう弾砲で砲撃できる距離です。
ちなみにこの軍事基地の建設は、ロシア軍のクリミア半島侵攻のころに始まっています。その時点で、やがてハルキウ州は、ロシア領になる予定の元で建設が始まったんだと思います。そうでなければ、ウクライナ国境に10数kmのところに、一大軍事基地を建設したりは、しないでしょう。予定の通りには、物事が進行していないことは確かです。「ベラルーシにも近いし、ウクライナはすぐそこ」と言う位置をわざわざ選んで建設しています。つまり?クリミア侵略の時点で、今が予定されていたことになります。プーチンの計画は遠大なものだったようです。しかし、それが現実性に乏しいものであったのも、確かです。
もし、そうしたければ?クリミア侵略が成功した後、すぐ継続してウクライナ侵略を始めるべきでした。その当時なら、今のウクライナ大統領はいませんし、ウクライナ国内も混乱していました。ウクライナ軍も今よりはるかに弱体で貧弱でした。西側が現在のように結束できていたかも不明です。当時のアメリカ大統領は、アメリカ大統領史上最弱のオバマです。
歴史に、イフはありません。
その時、プーチンが決断しなかったことを神に感謝します。
ウクライナ人道危機救援金 - 日本赤十字社
https://www.jrc.or.jp/contribute/help/ukraine/
ウクライナ、東部・南部で領土奪還 米は追加支援表明
ワールド 2022年9月9日9:51 午前3時間前更新
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-idJPKBN2QA01M
発見した時は、既に奪還されていました。
この前のシリーズの日記に書いた通り、ここの守備部隊は「お留守番」です。あっと、言う間に逃げ出したようです。何しろ近くの町にウクライナ軍がいるらしいという話が、7日のことです。その次の日にバラクレヤは奪還されたみたいです。
「ウクライナのゼレンスキー大統領は、同国軍が今月1日以降に1000平方キロを超える領土を奪還したと述べた。」
ここにきて、ちょっとだけチラっと戦果発表しています。
関連記事一覧・うんと暇な人は見てください。
「2022・9・9>ウクライナ関連記事」
https://kitanoyamajirou.hatenablog.com/entry/2022/09/09/071733
最近、ブログを記事のメモ帳に使っています。
記事のタイトルとリンクが分からなくなるので、まとまったら記事にしています。
謎のバラクレヤ
記事の書き方が悪いのです。
東側ではなく、南東側にありました。
(記事を書いた記者もバラクレヤがどこにあるか、知らなかったのだと思います。あるいは、翻訳者が「東」と「東南」を間違えたのか?)
だから、東の方を探すとロシアまで行ってもなかったんです。努力する方向を間違えると、無駄だという分かりやすい例です。
生活や仕事でもあります。
努力する方向を間違えると無駄なだけで成果はありません。
今回も、グーグルマップで探しました。
今度は、自分で探すのではなく
検索欄に「ウクライナのバラクレヤ」と書いて検索しました。一発で見つかりました。
しかし、今度はハルキウが見つからない。
西を探すから、当然ありません。
地図の縮尺を縮小していくと、バラクレヤの北西にハルキウがありました。
こうして、無事バラクレヤを発見しました。
ウクライナは、めでたくバラクレヤを奪還しました。
そして、ここから南に下るとロシアの占領地がすぐ近くです。その西側のウクライナの支配地にも近いです。
つまり、ルガンスク州の北部のロシア軍支配地は、西と北から圧力を受けることになります。
ロシア軍が甚大な損害の末に占領した、セベロドネツクやスラビャンスクまで、100kmもあるかないかです。
ハルキウ方面をウクライナ軍が全部、奪還するとルガンスク州北部と西部のロシア軍は二方向から圧力を受けることになります。
つまり?南部の奪還を優先すると見せかけて?
実は、ハルキウ方面のロシア軍の駆逐を優先してやっていたのですね?
私もロシア軍も見事に騙されました。
ロシア軍の予備兵力は、南部に移動してしまいました。
もっとも、南部は南部で結構、ロシア軍に厳しいことになっていますけれど。
ウクライナ紛争・バラクレヤ?どこ?ゴルバチョフは、今何思う?
2022年9月7日 22:31
https://smcb.jp/diaries/8872557
ウクライナ人道危機救援金 - 日本赤十字社
https://www.jrc.or.jp/contribute/help/ukraine/
徹底したウクライナ政府の情報統制下にありますので、さっぱりウクライナ戦線の状況は、分かりません。理由は、ロシアに情報を与えないためです。だから、ウクライナ軍がどの方面で何をやっているのか、ロシア軍には分からないと思います。
分からないうちに、重要拠点を探知され精密誘導の155ミリりゅう弾砲や、ハイマースを撃ち込まれるのです。
だから、ほとんどSNSに掲載される動画などでしか分かりません。
ウクライナ軍、ハルキウ東方に進軍か 最近までロシア占領の町に兵士の姿
2022.09.07 Wed posted at 20:00 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35192951.html
この記事を読んで疑問を持った人は、正しいです。
分からない点が二つあります。
バラクレヤの位置が分かりません。
ハルキウ東方とありますから、グーグル地図で探してみましたが、発見できませんでした。
Балакрейя
Балакрея
Balakreyya
大体、カタカナ表記が正確かどうかも分かりません。
「ドネツ川などの左岸」
これも、最初私は分かりませんでした。
日本人的な感覚は、黒海方面から見るでしょう?
そうすると左岸は、西側になります。
そもそもドネツ川の西側にいるロシア軍が西側に逃げるはずがない?そうしたら、ハルキウの方に行ってしまいます。
ここで誤りに気が付きます。
特にウクライナ的にみると、首都キーウを中心に物事を考えます。日本人が東京を中心に考えるのと同じです。
つまり?
首都キーウから見ると?
ドネツ川左岸は、東側になります。
ウクライナ関連の記事は、北から見て左と右を区別しています。川を挟んだ記事には、全部同じように書かれています。
黒海方面から見ると、全部逆になっていますから最初、地図を見て悩みました。
それから、自称「ルガンスク人民共和国」の民兵やロシア国家親衛隊の兵士は、どっちも正規の軍隊ではありません。大した訓練も受けていませんし、ろくな装備も持っていないはずです。ロシア国家親衛隊と言えば、強そうに聞こえますが実際は、プーチンのボデイガード集団です。軍隊では、ないんですね?軍事訓練を受けたことは、ほとんどないと思いますし、重火器など扱えません。そもそも装備にそれがあるかどうかさえ、不明です。実戦で鍛え抜かれた、ウクライナ軍を相手にしたら殺されるか逃げるか、どっちかです。
要は、どっちも「お留守番」です。
記事を読むと、ロシア軍がドネツ川の東側に逃げるのは時間の問題です。逃げ遅れたら、全員ウクライナ軍に駆逐されるでしょう。意味説明しませんけれど・・お猫に追いかけられる気の毒なネズミ・・・
また、他にも興味深い記事があって・・
車の爆発でロシア人当局者が負傷 ウクライナ南東部のロシア支配地域
2022.09.07 Wed posted at 10:50 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35192902.html
これは、パルチザンと特殊部隊の共同作戦ですね。
色々、ロシア軍や協力者がひどい目にあっているのは、ちらほら見えます。結構、これで殺されているんですよ。南部でも将官クラスが一人暗殺されています。雑魚殺すのは正規軍に任せて、幹部クラスを暗殺するのが、パルチザンと特殊部隊の仕事です。そうやって、指揮命令系統を破壊するのです。これは、戦争の初期のころからウクライナ軍がやっている戦術です。もう、ウクライナで戦死したロシアの将官クラスの軍人は、10人以上でしょう。佐官クラスも狙い撃ちされていると思います。将官や佐官は、簡単に補充は出来ません。
そして、ハルキウ方面をウクライナ軍が全面的に奪還したならば?
ロシア軍が膨大な損害の対価として獲得した、ルガンスク州が、北から圧力を加えられます。
何をどうやっても、ロシア軍に有利な流れは生まれません。侵略戦争の末路は、大体相場が決まっています。
それどころか?侵略戦争の前に持っていたものすら失うと思います。クリミア、ウクライナ東部。ウクライナ東部の反ウクライナ地域では、戦闘可能年齢(18歳~60歳くらい)の男は全員、戦争に駆り出されています。残っているのは、女と子供と年寄りだけです。どうやって、やがて押し寄せてくるウクライナ軍に対抗できますか?
ロシアに従う人は、ロシア領に逃げると思いますしウクライナに従う人は、残ると思います。
ウクライナ紛争は、ウクライナ人に国家意識を明確に持たせました。紛争前は?
ウクライナ支持33%。ロシア支持33%。どっちでもいい33%。要は、ウクライナは内部分裂状態にありました。
ロシアの軍事侵略とその残虐さが、ウクライナ人を団結させました。ウクライナ人全員が、初めて自分の国家を意識したと思います。
つまり?
ロシアのウクライナ軍事侵略は、本当の意味でのウクライナと言う国家を誕生させたことになります。
その意味で、今回のウクライナ紛争はウクライナ独立闘争に変化しました。民族独立運動には、外部勢力は勝てません。歴史の証明するところです。
プーチンの危険な火遊びは、ロシアにとって最悪の結果をもたらすでしょう。旧ソ連のアフガン侵攻と同じです。
アフガン侵攻の時と違うのは、ウクライナが全面的に西側諸国の協力と支援を取り付けている点です。
全体主義&独裁主義と自由主義&民主主義の戦いです。
時間は必要かもしれません。結果は、今から見えているように思います。
要は、ナチスドイツと連合国の戦いと同じです。
今のロシアは、ナチスドイツとは比較になら無いほど、弱いです。それを理解していないのは、ロシアの政府首脳だけです。
もっと言うなら?
ゴルバチョフさんは、半分ウクライナ人です。
ウクライナでは、物凄く嫌われています。
でも、ゴルバチョフさんの遺志を受け継いだのがウクライナです。
ゴルバチャフさんの遺志を否定し独裁国家に戻ったのが、プーチン・ロシアです。
ウクライナ人道危機救援金 - 日本赤十字社
https://www.jrc.or.jp/contribute/help/ukraine/
開戦以来、6か月以上経過するのに毎日、砲弾やロケット弾を撃ちまくっています。砲弾など1日何万発の量です。
流石、NATOとの地上戦に備えて備蓄されていた旧ソ連の備蓄量は、膨大であると感心していました。
だから、今のロシア軍は旧ソ連時代の武器と備蓄で戦争しています。
ところが?どうやら膨大な備蓄も底を尽きつつあるようです。自国では生産できないので、ついに輸入をするようです。地対空ミサイルS300用高射砲も数が足りないようでシリアに配備していた分を持ち帰ったようです。
ロシア、北朝鮮からロケット弾大量購入の手続き 米当局者
2022.09.06 Tue posted at 18:45 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35192877.html
ロシアがイラン製ドローン調達、ウクライナで使用の見通し 米当局者
2022.08.30 Tue posted at 17:04 JST
https://www.cnn.co.jp/usa/35192528.html
ロシア、地対空ミサイルS300用高射砲をシリアから輸送 クリミアの防空網強化か
2022年8月30日(火)09時43分
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2022/08/s300.php
北朝鮮から、砲弾やロケット弾。
イランからは、軍用ドローン。
これすらロシア国内では、製造できないようです。
ところが、それを見越したアメリカ軍は?
【動画】アメリカがウクライナに新たに供与する兵器「バンパイア」とは
What Is VAMPIRE? U.S. Gives Ukraine Weapons System for Shooting Down Drones
2022年8月29日(月)14時31分
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2022/08/post-99488.php
ドローンなど小型の飛行物体迎撃用の、簡単に言うと超小型の対空ミサイル発射システムです。普通のピックアップトラックで運べる、超小型の兵器です。
写真
https://www.newsweekjapan.jp/stories/assets_c/2022/08/220829VAMPIRE-thumb-720xauto-502623.png
ああすれば、こうされる。
どう見ても、アメリカ軍の方がロシア軍より賢いです。
(より正確に言うとアメリカ軍は実戦経験豊富でそれに裏打ちされた知識とノウハウがあります。一方、ロシア軍は?「バカの極み!」と言うしかありません)
兵器も最新型のが多いですしね。
ロシアは、毎日装備や兵器を失います。
ウクライナには、毎日西側の兵器や装備、砲弾・ロケット弾が支援され届きます。
更には、ロシアのミサイルには特殊飛行するのも時々混じってます。時々、話題になっています。
ロシア軍がミサイル発射「大失敗」、ロシア国内の住宅地に着弾する瞬間の映像
2022年9月2日(金)17時43分
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2022/09/post-99528.php
更には、兵員不足は深刻です。
かなり損害を受け、また逃亡兵も万単位でいるようです。
新規でやってくるのは、犯罪者とか食い詰め者です。高齢者とかね。要は、兵士として不適格なのばっかりかき集めて、送り込んでいるようです。
まともな若者は、ウクライナでの実情を知り徴兵回避したり拒否したりしているようです。除隊したりウクライナ戦線への派遣を拒否する兵士や国家親衛隊員もかなりいるようです。
今、ウクライナにいるロシア兵の数はロシア軍も分からないと思います。損害の実際の数字など出先でごまかして本部に報告していないでしょう。本当のことを報告すると、良くて降格・移転、下手すると罰せられると思います。だから、本当の数字を報告しない。全部、それをやるから本部は、全く実数が把握できないという悪循環が起きているようです。
そのような事情で、ウクライナにどれだけのロシア兵がいるのかは、全ての関係者にとって把握不能だと思います。戦術大隊は500人規模で構成されます。30人しかいなかったと言うような笑えない部隊もあるようです。
推測では、11万人くらいいるのではないかと西側の情報筋は分析しているようです。
最初の動員数が19万人と推測されています。
西側の推測では、このうち逃亡・死亡・負傷などで8万人くらい減っていると考えられています。補充は、ほとんどできていないから、11万人くらいだろうと言う、実にアバウトな数字です。
ロシア軍、「深刻な」人員不足に直面 米当局者
2022.09.01 Thu posted at 11:30 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35192628.html
こんな調子で、どうやって戦争を継続するのか他人事ながら心配です(本当は、嬉しいです)。
ウクライナが南部と東部で一部の村を解放したそうです。
ウクライナ軍は、徐々に攻勢を強めつつありますが、積極的に地上戦を挑んで接近戦をするような戦術は、取っていないと思います。補給を断って、日干しにする作戦です。
だから逃げ出したロシア軍は、弾丸や砲弾がなくなって逃げ出したんだと思います。燃料のあるうちに逃げないと徒歩で逃げないとならなくなります。
特に、ドニプロ川西岸のロシア軍は、補給が断たれていますから、在庫限りの砲弾を打ち尽くしたら、ウクライナの砲兵部隊の餌食になるだけです。逃げるしかありません。
冬になる前に、ドニプロ川東岸に逃げた方がいいと思います。東岸まで逃げ延びたらロシア本国が、より近くなる。運が良ければ、ロシアに逃げ帰ることが出来るかもしれません。
敵前逃亡は、軍の法廷で懲役8年だそうです。
殺されるよりましでしょ。
冬になれば、何度も書いた通りロシア軍は、ウクライナ軍ではなく、冬将軍に殺されますよ。冬用の装備や衣服など届くはずが、ないんですから・・・
この点について言及した記事やニュースは、皆無です。
冬の恐ろしさを知らない人間が記事やニュースを報道しているのでしょう。零下30度~40度になる地域で冬に軍事活動するのには、それなりの装備と衣服が必要です。暖房用の燃料も不可欠です。食料もね。それを支給・補給できなければ、全員凍傷か凍死です。餓死もあるかもしれません。免疫力が落ちますから冬の流行病も流行るでしょう。
一般的な推測では、長期戦は来年にも及ぶそうです。
でも?冬を越せなければ?
来年は、ウクライナ東部の元々の反ウクライナ独立組織の支配地域とクリミア半島のロシア軍くらいしか、残らないと思います。
古い時代のフランス・ナポレオン軍はどうなったか?
ナチス・ドイツ軍は、どうなったか?
今度は、プーチン・ロシア軍がそうなると思います。
あくまで、私個人の推測に過ぎませんが?
専門家は、誰一人そう言っていませんからね?
情報が極端に少なくなりました。
ウクライナ政府とウクライナ軍が、徹底した情報封鎖をしているからです。
ウクライナ軍のヘルソン奪還作戦で「激しい戦闘」 長引く可能性と専門家
2022年8月31日
https://www.bbc.com/japanese/62733518
記事によると
「ウクライナ政府の高官は、迅速な勝利を期待してはならないと警告。今回の攻撃について、敵をゆっくりと抑え込むものだと説明している。」
ウクライナ軍は、ヘルソン市街での戦闘は避けたいようで、もっぱら補給を遮断しロシア軍を弱体化してロシア軍の退却を迫る方針のようです。
南部ロシア軍の補給基地である、クリミア半島にもウクライナの影響は、及んでいるようです。
クリミア住民にロシア軍情報の提供促す ウクライナ国防省
2022.09.04 Sun posted at 15:15 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35192765.html
ロシアに反撃のウクライナ、米軍開発のレジスタンス戦法を活用
2022.09.01 Thu posted at 07:03 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35192594.html
「レジスタンス作戦概念」は2013年に策定され、ロシアのクリミア半島侵略後、特に東ヨーロッパの国々で研究が本格化したようです。
どうやら、クリミアでのロシアの軍事施設での謎の大爆発は、クリミアのレジスタンスの協力のもとウクライナの特殊部隊が実行した可能性が出てきました。
クリミアをターゲットにするのは、ここが南部ロシア軍の後方支援基地だからです。クリミアで破壊活動を行ったりロシア軍の活動を妨害することは、南部ロシア軍の補給を妨げることになります。
そして、ロシア黒海艦隊が沿岸警備隊程度に弱体化した今、ウクライナ特殊部隊が黒海から密かにクリミアに潜入することが、以前より容易になっていると思います。
補給できる分量を減らし、ヘルソン州に備蓄してある武器弾薬を破壊していくのが、当面の作戦のようです。ドニプロ川の東岸から西岸への物資の輸送は、今はほとんどできないと思います。
雪が降り始めれば、舗装されていない道路はぬかるみと化し、軍用車両の行動は困難になります。益々、ウクライナ軍のターゲットになるでしょう。
つまり、これがウクライナ軍の戦術のようです。
無理に攻めず人的損害を避ける。
補給路を断ち、物資の減少を待つ。
ロシア軍は
弾薬や砲弾が減り、備蓄燃料も減り食料も減る。
装備の補給は、来ない。
冬が到来したら、冬の装備なしには戦えません。
ロシアは、それに対して打つ手がありません。
ウクライナ人道危機救援金 - 日本赤十字社
https://www.jrc.or.jp/contribute/help/ukraine/
もちろん、ウクライナに軍事侵略したロシアが一番極悪です。
しかし、ウクライナ政府のロシア・アレルギーも病的な部分があります。
その主張は?
ロシアをテロ国家に指定しろ。
ロシア人を入国禁止にしろ。
ロシアのエネルギーを買うな=ウクライナ人を殺す助けをしているのと同じだ。
(うんと!ウクライナを支援しろ!)
結局、エネルギーに関しては西ヨーロッパは輸入禁止処置をとったため、主に天然ガスが極端な品不足になって深刻な電気料金の値上がりやガス料金の値上がりを招いて、この冬を無事に越せるのか?と言うような社会問題になっています。
西側諸国は、ほとんどの国が大なり小なりウクライナ支援をしています。その支援国が、深刻な天然ガス不足に陥っています。これは、戦争とは切り離して市民の生活問題として考えるべきものです。
ところが?西欧諸国としても、生活に困るからロシアのガスを買わせてください・とも言いにくいんですね。
一方で、ロシアは送り先のない天然ガスを燃やしています。ガスの生産は続く、配送ルートは簡単に変更できない。どんどん中継地点に送られてきて、どうにもならないから燃やしている・と言う信じられない光景が展開されています。
「ロシアをテロ国家に指定しろ。」
これは、流石に無視されています。
「ロシア人を入国禁止にしろ。」
これは、部分的に実行されています。
特にロシアと国境を接していたり近い国は、ほぼロシア人にビザの発給を停止いたり制限したりする国が複数あります。
アメリカは、これに反対しています。
理由は、ロシア人の中には現在のロシア政府に批判的な人々や現実に反政府活動を行って、亡命する必要のある人々が沢山いるからです。
ビザ発給の停止や制限は、これらの人々の亡命を妨げることになります。すでに、ロシア国外に出国したロシア人は200万人近くになります。
少し、ウクライナ政府も考え方が間違っているのではないか?と、思います。
「敵は同じ」 ウクライナで板挟みのベラルーシ人とロシア人
2022年9月2日 13:00 発信地:キーウ/ウクライナ [ ウクライナ ベラルーシ ロシア ロシア・CIS ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3421724?cx_part=top_topstory&cx_position=4
実は、西ヨーロッパ諸国でもロシア人は、かなりの嫌がらせを受けています。反ロシア政府的な人やウクライナ支援をするロシア人だって沢山います。ロシア人と名前が付けば、嫌がらせをされています。
例えば、ウクライナ難民支援活動をするロシア人夫婦がいました。奥さんは、銀行からウクライナ支援資金下ろそうとします。銀行は、1回拒否します。窓口に行って事情を説明して、やっと銀行からお金を引き出すことが出来たそうです。ところが?亭主がやると、すんなりお金が引き出せます。
ど~して?
亭主は、グルジア姓だから対象にならないという笑えるような、ひどい話です。
多分、ロシア国外のロシア人でこんな目にあっている人は沢山いるんじゃないかと思います。
ロシア政府が悪いのであって、多くのロシア人が悪いわけでは、ありません。ロシア人にだって反政府的な人やウクライナを支援する人だって、ロシア国外には沢山いることを、忘れないでほしいと思います。すでに紛争勃発後、ロシア国外に脱出したロシア人は、200万人になろうかと言う話です。それ全部、差別したら差別する方が悪いでしょう?
大体ね?
日本は人口減で困っている社会です。
ウクライナ難民とロシア脱出民を、日本国籍取得を条件にそれぞれ50万人受け入れる。
そうしたら、日本人が100万人増える。
その人々は、日本に感謝し日本政府に忠誠を誓うでしょう。日本ほど、住みやすい国は他にないんだから。
日本にだって、メリットはあります。
戦争向きの国民が100万人増えたら?
心強いでしょう?
(残念ながら?関連記事に私の考えを言った記事はありませんでした。私は時代の2歩先を行く人間ですから?やむをえません。やがて、時代が私に追いついてくるでしょう?)
☆関連記事
ロシア人に対するビザ発給円滑化、完全停止で合意 EU
2022.09.01 Thu posted at 08:10 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35192608.html
EUのロシア人ビザ発給停止、迫害された野党メンバーの除外要請 独外相
2022.08.31 Wed posted at 15:18 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35192582.html
ロシア人全員が対象の入国禁止策、米は反対
8/28(日) 15:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/64a530e1b3fffa64715ca9dd8a76d8fc6490ba97
EU、ロシア人へのビザ厳格化で合意 全面禁止には至らず
2022年9月1日
https://www.bbc.com/japanese/62747510
EU、ロシアとのビザ発給円滑化を完全停止 ウクライナが求めた全面禁止は合意できず
2022年9月1日(木)10時58分
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2022/09/eu-297.php
EU加盟国間に温度差 ロシア人ビザ発給停止
2022年08月31日07時17分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022083000754&g=int
ウクライナ軍、南部ヘルソンで反撃と発表 ウクライナは失敗したとロシア
2022年8月30日
https://www.bbc.com/japanese/62719688
8月29日、ウクライナ軍は事前に予告した通りへルソン州全域でロシア軍に対する反撃作戦を開始しました。
すでに、いくつかの村は解放していました。
今回は、部分的な攻撃ではなく、ロイターの記事によると
ヘルソン市近郊のようです。作戦の詳細は発表がありませんが、ヘルソン市の奪還が作戦目的のようです。
シリーズのこれの前の日記で書いた通り、準備が完了したと言うことでしょう。
既に、ドニプロ川西岸のロシアの占領地域に補給する橋は3か所、全部破壊され通行できません。更に、ウクライナ南部への主要な補給基地であるクリミアと南部を結ぶ橋も破壊されています。
ドニプロ川西岸へのロシア軍の補給は、遮断されています。その他物資の備蓄拠点や軍事施設も事前にかなり破壊しています。
準備万端整ったところで、全面攻撃が開始されました。
(ヘルソン市近郊の)数か所で第1防衛線を突破した模様です。
その意味は、そこからウクライナ軍の攻撃部隊が進軍しますから、他の第1防衛線の守備部隊は、前後から挟撃されると言うことです。つまり、第2防衛ラインまで後退するしかありません。そして重火器が進撃して第2防衛ラインが砲撃されます。順次、このように防衛ラインは突破されます。まして、ロシア軍の士気は極端に低いです。守り切る意思などないでしょう。生きて帰国したい兵士が多いと思いますから、すぐ逃げると思います。
もう、ロシア軍には逃げるか全滅するかしか方法はありません。戦いたくても弾薬・砲弾が在庫限りしかありません。弾切れの軍隊は、戦闘不能です。
(ロシアの国営放送は、例によって冗談みたいな放送をしています。)
ロシアの複数の国営通信社は、同国国防省の話として、ウクライナ軍がヘルソン州と、隣接するミコライウ州で攻撃を試みたと伝えた。攻撃は失敗し、ウクライナ軍は「大きな損失を被った」という。
ロシア的認識では?
『数か所で第1防衛線を突破され・・
ウクライナ軍の南部の部隊「カホウカ」は同日、ロシアの支援を受けている1個連隊がヘルソン州の陣地から撤退したと報告した。支援していたロシアの空挺部隊も戦場から逃げ去ったという。』
このような状況を『攻撃は失敗し、ウクライナ軍は「大きな損失を被った」という』のだそうです。
あるいは、本当に現地司令部からそんな報告が総司令部に届いているのかもしれません。
☆どうやって、ロシア軍がドニプロ川西岸から東岸に逃げるのか?大変ですよ。
(私は、以前からロシア兵のために心配しています。結構、広い川だから泳いで逃げるのも大変だし?)
橋は、車両通行不能ですから。徒歩なら通行可能かもしれません。車両や装備、重火器などは破壊するかウクライナにプレゼントするしかありません。
まあ?それを手土産に降伏するのは賢い方法かもしれません。ロシア兵だって、もう戦争は嫌でしょう・・
私は冗談を言っているのではありません。
南部のロシア兵の四択問題・・
ウクライナ軍に殺されるか?餓死するか?冬に凍死するか?ウクライナ領から逃亡するか?
ウクライナ人道危機救援金 - 日本赤十字社
https://www.jrc.or.jp/contribute/help/ukraine/
さすがに、激しい戦闘も一服状態にあるようです。
ウクライナ独立記念日には、ロシアがまたウクライナの公共施設にミサイルを撃ち込み、民間人を多数殺害しました。
ロシアの辞書には、法律を守るとか正義とかそれに類似する言葉はないようです。
「敵を殺すなら誰でもいい。どんな手段でも構わない。出来るだけ残忍に殺すのが良い。」
多分、ロシア軍の辞書にあるのは、この言葉だけでしょう。
実際、これがロシアの軍事ドクトリンです。
旧ロシア帝国の時代から、変わらないロシア伝統の軍事ドクトリンです。
「破壊しつくす。殺しつくす。」
今、その通りのことをやっているでしょう?
証明も何もいらない、単なる事実です。
とまあ、ロシア軍の実態を簡単に説明しました。
その通りのことを、ウクライナでやっています。
白昼堂々とやっているので、今回は大勢の人に分かりましたが、ロシアが参加した軍事紛争では、どこでも同じことをやっています。それを、これまで世界のメデイアが無視してきただけです。
さて、ウクライナの地理的な位置を確認します。
東ヨーロッパ地図
https://dol.ismcdn.jp/mwimgs/8/0/1080m/img_024dfb61d7f8335f187c5de1b0ff175654789.jpg
(記事)
https://diamond.jp/articles/-/299649
地図を見て分かる通り、地政学的な要衝に位置しています。ウクライナを支配するものが、東~西ヨーロッパに大きな影響力を持つことが出来ます。
ウクライナは長い間、旧帝政ロシアの支配下にあり、過去何回も反乱を繰り返し、その度に鎮圧されその後は、ロシア皇帝の忠実な家臣となりました。そしてウクライナには自治権に近いような特別な地位が与えられました。
旧ソ連が政権を握る時は、旧ロシア帝国側に立ちロシア白軍として最後まで旧ソ連と戦い、最後は首脳陣はイギリスに亡命しました。旧ソ連の支配下に置かれます。
そして、第二次世界大戦では一部勢力がナチスドイツに協力しウクライナの独立を図ろうとします。ヒトラーは、それを利用しただけで無視しました。
戦後のスターリンの報復は、残虐なものでした。
これは、ウクライナばかりではありませんが、弾圧と強制移住、人工的に作り出された飢餓で数百万人のウクライナ人が餓死しました。
それでも尚、ウクライナ独立を密かに志す人々は生き残りました。密かに地下に潜りウクライナ独立の意志は受け継がれました。当然、そんな人々は過激右翼に決まっています。ウクライナ民族主義者でもあります。
そして、旧ソ連崩壊とともにウクライナは、悲願の独立を果たします。しかし、その後政権は安定しませんでした。
民主化を求める人々が、親ロ独裁政権に対しクーデターを起こしました。クーデターと言っても軍事力を用いたものではありません。平和的な手段で政権交代を行いました。
2004年の「オレンジ革命 - Wikipedia」と呼ばれる政治行動です。
長々と書いてきたのは、その結果として今のウクライナ政府があると言うことです。その後も、ウクライナの政治は安定せず旧ソ連時代特有のコネ社会と腐敗した社会構造が残りました。国家としてのまとまりにも欠け、弱い国家でした。
それが、2014年のロシアのクリミア軍事侵略を招きます。同時に東ウクライナへの軍事干渉も開始しました。
東ウクライナの親ロ武装勢力は、ロシアの傀儡です。
最後の仕上げが、ウクライナ全面軍事侵略です。
何故?ロシアがウクライナ全面軍事侵略を実行したのかは、以上の流れの総仕上げです。
ウクライナを全面的に軍事支配すれば、周辺の小国を次々に軍事侵略できます。ウクライナ全面軍事侵略は、その始まりなのです。
☆歴史に「イフ」は、ありません。
しかし、ロシアが軍事侵略を開始した当日。
ウクライナ大統領を始めとするウクライナ政府首脳の暗殺に成功していたら?(実際に襲撃部隊は送り込まれ、際どい所でウクライナ軍が制圧しました。その後、ウクライナの大統領に対しては12回、暗殺の試みがありました。)
「イフ」が現実になった可能性は大きいと思います。
今頃、ウクライナ軍は西部地域で抵抗戦をしていたかもしれません。
もう一度、地図をご覧ください。
それが、よく理解できると思います。
東ヨーロッパ地図
https://dol.ismcdn.jp/mwimgs/8/0/1080m/img_024dfb61d7f8335f187c5de1b0ff175654789.jpg
それに対して、一番過激に反発したのは、イギリスのボリス・ジョンソン首相です。ロシアの意図を最初から見抜いていたからです。その後のジョンソン首相の働きは見事でした。西側社会を結束させ対ロ包囲網を完成させ、ウクライナ援助を西側全体が行う流れを作りました。
当然ながら、それが成功したのは自主的に最初からウクライナ支援をしていた国々があったからです。
スロバキア、ポーランド、バルト三国、チェコなどです。
援助のGDP比較では上から順に
エストニア
ラトビア
ポーランド
リトアニア
チェコ
金額では、アメリカが半数以上を占めておりアメリカの支援なしには、この戦争は継続できません。その次がイギリス。証文だけだして現物の届かないドイツ。ポーランドは金額でも4位です。旧式ですけれど戦車200両以上を気前よくプレゼントしています。今、ウクライナが戦車に困らないのは、ポーランドのプレゼント+ロシアからの分捕り戦車100両以上があるからです。
ポーランドは、もっとやっていると思います。
ミグ戦闘機の供与は、アメリカに却下されました。
(だったら、分解して部品にしてウクライナに密輸するでしょう。ウクライナ空軍も同じ戦闘機を使っています。なぜか、減らないウクライナ空軍のミグ戦闘機。不思議でしょう?密輸したら?補充は、出来るわね?)
(その証拠。ポーランドは、やたらめったら韓国から武器を購入しています。購入する分の古いのは、全部ウクライナに送ったと言うことでしょうね。購入兵器には、韓国で製造された戦闘機も含まれています。)
面白い記事があります。
ドイツ、ルーマニア、フランス、イタリアの各国政府首脳
2022 年 6 月 16日
ウクライナのキーウ(キエフ)を訪問
凄く、遅いですよね?
4か国そろって雁首を並べてウクライナの軍門に下った感があります。とうとう、隠れロシアを続けられなくなり「踏み絵」を踏まされたのです。
ロシアとの決別宣言をせざるを得なくなりました。
☆ここで、日本人も考えて欲しい部分があります。
ルーマニアは小国ですからいいです。
NATOの主要国と言える3か国。
何らかの制裁が必要でないですか?
小なりと言えど一市民に出来ること・
ドイツ・フランス・イタリアのボイコット。
旅行に行かない、製品やサービスを利用しない。
一市民に出来ることを実行してほしいと思います。
私は生きている限り、ドイツ・フランス・イタリアの商品やサービスは、ボイコットします。そして言い続けます。
「こいつら!こんなことをしたんだ!」
☆ドイツに関しては、許せる部分があります。
歴史的な経緯もあり、方針転換に時間が必要だったと思います。イタリアは、どっちでもいいです。元々、いい加減な国ですから・・
フランスとイギリスは、正反対です。
フランスは、許せないと思います。
うろちょろして目立とうとして?結論何もしません。出来ません。これが、フランスの特徴です。ろくな貢献もしない!
トルコの大統領の方が、よほど出来がいい!
イギリスは信頼するに値する国だと思います。
フランスは、ダメです。却下!
今回、フランスの「本質」を見た思いがします。
信念もなければ根性もない。実行力はかけらすら見えない!料理と芸術だけか?
そんなのなくても、人間生きていける。
ロシアと大差ないでしょ?
どっちも、いらんわ!
ですから、同じウクライナ支援と言ってもかなり温度差があります。ロシアマネーやビジネスに未練のあった国は、支援が少なく遅いという分かりやすい現実があります。
地図と歴史を見てもわかる通り、ロシアと距離的に近くロシアに対する憎悪に近い国民感情を持つ国ほど、積極的にウクライナ支援をしています。
「ロシアにまた支配されるくらいなら!死んだ方がマシだ!」
と、思っている国民の多い国です。
いかに、旧ロシア帝国時代・旧ソ連時代にロシアが悪行の限りを尽くしてきたかが、良く分かります。
「プラハの春」
覚えてますか?その舞台は、当時のチェコスロバキアです。
「百万本のバラ」
ロシアが自国の宣伝用に作り変えました。たまたま、それがヒットしてしまいました。
本物(元歌)は?
「マリーニャの贈り物」
「マーラが与えた人生」
ラトビアの歌です。歌に込められた本当の意味を考えて欲しいと思います。時代は、旧ソ連の支配下にあった時代です。
「百万本のバラ」の歌を日本に持ち込み流行らせた人は当時のソ連政府の工作員であったと言えます。本人にそんな気はなかったのかもしれません。しかし、インテリです。元歌の存在位知っていたでしょう。こうして、知らないうちに洗脳されるのです。歌一つだって、こんな事があります。
今ですら、いるでしょう。
ロシアやプーチンに好意的なイメージを宣伝する日本人。
国会議員にすら、そんなのが1人いました。
全部、プーチン(ロシア)の手先です。
それを理解せず、利用されているのです。
私の本質の一部も分かりましたね?
徹底的な反ロシア主義者です。
理由は、ロシアが昔から変わらない極悪非道な国家だからです。
この際、「呉越同舟」で。日米中3か国共同で、ロシアに軍事介入し、ユーラシアの東側からロシアの勢力を排除するのは、歴史的正義だと思います。このあたりにロシアに軍事的に侵略され弾圧的に支配されている少数民族は、沢山います。
(でも、その後「山分けをめぐり?」醜い争いが起きるのも必至です。)
鉄のカーテンの時代の悲劇は無数にあります。
そんなに遠い時代では、ありません。
ロシアの本質は、旧ロシア帝政の時代からほとんど変わっていません。こんな国は、ロシアだけだと思います。だから、他の国はそれが理解できないのだと思います。
私には、エストニア・ラトビア・ポーランド・リトアニア
・チェコが国力に応じて精一杯ウクライナを支援する気持ちが分かります。
ウクライナがロシアとの戦争に負けることはありません。
資金や武器・物資の支援は続きます。
ポーランド・スロバキア・チェコは、ウクライナの後方支援基地としての役割を果たし続けます。軍需工場の役割さえ担っています。3か国の軍需工場はフル生産で武器や軍事物資を生産し、ウクライナに送っていると思います。ウクライナで修理できない重火器や車両の修理も、ここでやっています。
ここまで書くと、納得できるでしょう。
これだって、さらっとごく短く書きました。
全部書いたら、本一冊分くらいの分量になります。
一冊では、済まないと思います。
全部、読んだ人は、ご立派です!
スロバキア、ウクライナに防空システムS300提供 「支援は義務」
2022年4月9日 1時05分
https://www.asahi.com/articles/ASQ490292Q48UHBI04X.html
スロバキアはウクライナ支援継続 首相「民主主義と自由の戦い」
5/7(土)
https://news.yahoo.co.jp/articles/bb393ad6d6e7e85e54645976af10388d3f1a10e9
チェコ、ウクライナに追加の軍事支援表明 スロバキアも検討
2022年3月14日8:08 午前Updated 5ヶ月前
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-czech-arms-idJPKCN2LA0N6
東欧のチェコ、ウクライナに旧ソ連製の戦車を提供 戦車支援は初めて
2022年4月6日 8時33分
https://www.asahi.com/articles/ASQ462QV7Q46UHBI00N.html
ウクライナ人道危機救援金 - 日本赤十字社
https://www.jrc.or.jp/contribute/help/ukraine/
最近、随分静かなようです。ニュースが少ないという意味です。
ウクライナの反攻、ロシアに「すでに影響」 米ホワイトハウス
2022.08.30 Tue posted at 16:11 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35192521.html
米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報担当調整官の、コメントです。
「ここで言及しているのは、局所的な攻撃とは異なる、大規模な反攻の可能性についてであることは認識している」
とも、コメントしています。
ウィリアム・アーキン(元米陸軍情報分析官)の見解
本人も困惑している「プーチンの負け戦」──主導権はウクライナ側へ
2022年8月30日(火)16時13分
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2022/08/post-99500.php
ウクライナ紛争のロシア側の概略と現状を知るには、良い記事だと思います。
結論、ウクライナ戦線の動きに決定的な変化をもたらしたのは、アメリカのハイマースほかイギリスその他の国が供与した、多連装ロケット砲システムでした。
現在、確認されているものだけで射程80kmの精密誘導攻撃が出来ます。
ウクライナ軍は、ある程度のその戦果を公表しています。
公表されているだけで、ロシアの後方の弾薬や砲弾の備蓄拠点やその他重要な軍事施設は、数多く破壊されています。
仕上げは、クリミア半島でどのような方法で実行したのかは、今も不明ですが重要な空軍基地とか弾薬砲弾の備蓄拠点を破壊しました。ロシア黒海海軍の戦闘機の約半数がこの攻撃で破壊された模様です。
そして8月は、ヘルソン市の東側の橋を破壊しています。
昔風に言うなら、船橋を臨時に作ってロシアは補給をしているようです。もちろん、こんなのはウクライナが破壊しようと思えば、簡単に破壊できます。
ロシア軍の進撃を完全に止めて、その間ウクライナ軍がやっていたのは、部隊の再編成と補充、そして重火器の前線への移動でしょう。
防御体制から攻撃体制への部隊の再編制です。
国内の部隊の移動もあるでしょう。危険の少なくなった西部地域の部隊を、南部や東部に移動させたと思います。
そして、それは既に完了していると思います。
ドニプロ川西岸のロシア軍の駆逐が、もう始まっていると思います。当然、ロシア軍が不利ですからロシア軍が陣地を構築しています。だから、簡単には攻略できません。
しかし、補給を絶たれたロシア軍は、ヘルソン市の周辺地域から徐々に駆逐されると思います。
最後の総攻撃が、ヘルソン市です。
ドニプロ川西岸の占領地域を奪還したなら、次は東岸のロシア軍を駆逐する手順でしょう。
そして、ロシア国境まで南部方面の被占領地を奪還したのち、東部のロシア軍を西と南から挟撃するのがウクライナ軍の戦術です。(見ているとその通りの軍事行動を展開しています)
どの記述を見てもニュースを見ても、不思議に思うことがあります。ロシアの現地部隊に冬用の装備や衣服は用意されていないと思います。厳寒の冬季には、それなしには軍事行動どころか生き延びるのさえ困難です。
今年の2月3月でさえ、そうでした。
その時期より補給状況が悪化している今、冬ロシア軍がどうなるのかは、明らかです。
もうロシア軍に進撃能力はありません。
だから、ウクライナは後方の補給拠点を破壊しながら冬を待てば、良いのです。現在、訓練を終えた志願兵が部隊に配属されつつあるでしょう。更に志願兵が後に続きます。
ウクライナ軍の兵力や兵器の消耗も激しいものがあると思います。しかし、ウクライナ軍は士気の高い志願兵の補充が出来ますし、西側諸国から装備・武器弾薬の支援が続きます。ウクライナが勝つまで、それは続くでしょう。平和ボケのドイツすら、最近はウクライナが必要とするだけ支援を継続すると発言しています。
ウクライナ軍は、冬まで戦闘を継続すれば?
冬将軍が、ロシア軍を壊滅するのは、今から分かることです。ロシア兵の運命は、ウクライナ軍に殺されるか?冬将軍に殺されるか?どっちがいいですか?の話です。
多分、ロシア軍首脳部にそんなことを考えられる能力を持った人間は、いないと思います。と言うより有能な人材は皆無のように見えます。(バカばっかり集まって、戦争ごっこをやっているという意味です)無益な侵略戦争に駆り出されたロシア兵が、哀れです。見ていると人間扱いされていません。ほぼ、消耗品扱いです。何万人死のうとロシア軍首脳部は、気にもしないでしょう。今、万の単位ですが(推定3万人)もうすぐ(冬には)10万の単位になります。それに戦負傷者を加えてください。ロシア兵は、いなくなります。
☆概算で戦力比較をしてみます。
兵員数
ロシア11万人くらい ウクライナ100万人前後
戦車 ロシアせいぜい1000両 ウクライナ開戦当時より増えている(ポーランド提供分200両以上+分捕り品100両以上)
大砲 ロシア知らない ウクライナ西側の大砲多数
航空機 ロシアだいぶ減って軍事作戦不能=対空兵器で撃墜され実質的に数も減ったし活動不能
ウクライナ なぜか数が減らない=ミグ戦闘機保有友好国からの密輸が(秘密に)ある
決定的なのは、西側のロシアと比較して圧倒的に優れた多連装ロケット砲システムを、推定30~40基保有している。
155ミリ自走式りゅう弾砲。これもかなりの数が西側諸国から供与済み。ロシア・ほぼ補充できていない。
唯一ロシアの優る、ミサイル。
数が減って、ほぼ在庫限り状態。
どっちが有利で、どっちが不利か?
数数えれば、気の利いた小学生だって計算できます。
ウクライナ人道危機救援金 - 日本赤十字社
https://www.jrc.or.jp/contribute/help/ukraine/
どうもおかしい。ロシアに国内テロ組織があるかロシアの内部犯行か、どちらかしか考えられません。
今回は、元CIA職員の見解です。
正確な地位は知りませんが現場の幹部を長く勤務した人だと思います。現場仕事に精通しているということですね。
(一部引用)
だがドゥーギンが影響力を持ったのは20年も前で、娘はテレビ映えする御用ジャーナリストにすぎなかった。両者共に米英の制裁対象になっているが、いずれもロシアの権力構造の重要人物ではない。
(引用終わり)
つまり、国内のテロの対象にはならない存在です。
と言うことは、内部犯行の可能性もあり得ます。
(一部引用)
つまり、今回の暗殺事件はロシア情報機関のウルトラナショナリストへの警告だったのではないか(ウクライナへの攻撃が手ぬるいと、ドゥーギンはプーチンを批判していた)。同時に、ドゥーギンはFSBとSVRの対立の犠牲者、あるいは同じスラブ民族であるウクライナへの侵攻を非難する愛国者の標的になった可能性もある。
(引用終わり)
記事の中でウクライナ犯行説を簡単に論破しています。
やはり、その道のプロが解説すると、そこら辺のメデイアの報道と違い、説明に納得できます。
ただし、これが真実だというわけでは、ありません。
ロシア国内の事件であり、外部からは証明のしようがないからです。
一つ言えることは、これまでウクライナ軍事侵略を煽りまくってきた、ロシアの過激右翼主義者をロシア政府が排除し始めた可能性を示唆しています。暗殺自体はロシア政府の常とう手段です。ロシアの過激右翼主義者を静かにさせると国営テレビもこれまでのように戦争を煽りまくるのを控えるでしょう。
停戦あるいは撤退の条件として、ロシア側には政府筋にも軍部にも多数いる過激右翼主義者を静かにさせる必要があります。ロシア国内にこの連中が、跳梁跋扈して限り停戦も撤退もあり得ません。
そう言えば、最近ロシア軍の活動が目に見えて静かになっています。
ドゥーギン娘の暗殺、いつもの「雑な自作自演」から見えるロシア諜報機関の対立
2022年08月29日(月)13時35分
https://www.newsweekjapan.jp/glenn/2022/08/post-86_1.php
更には、原発事故寸前のザポロジエ原発へのIAEA調査団を受け入れることが、決定しメンバーがすでに現地に向かっています。
IAEA調査団、ザポリージャ原発へ向け出発
2022年8月29日 14:14 発信地:ウィーン/オーストリア [ オーストリア ヨーロッパ ウクライナ ロシア ロシア・CIS ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3421078?cx_part=top_topstory&cx_position=1
どのように危機的であったかと言うと、外部電源が全部ケーブルの破損で送電できなくなり、一時非常電源(自家発電設備)で電力をしのいでいました。自家発電設備がダウンしてしまえば、即原発事故です。
一時は、そこまで危機的な状況にありました。
ウクライナ人道危機救援金 - 日本赤十字社
https://www.jrc.or.jp/contribute/help/ukraine/