「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

トランプ氏は、なぜ叩かれるのか❓第1次政権時代との違い<2025・01・26

2025-01-26 12:37:04 | アメリカ合衆国

(1)トランプ氏は、なぜ叩かれるのか❓
まず、日本のマスコミが民主党支持のアメリカのメデイアの報道を、ほぼコピペでトランプ批判をそのまま垂れ流すのが、日本でのトランプ氏の低評価になっていると思います。
西ヨーロッパのメデイアも同じようにトランプ批判です。ここからコピペ報道をする日本のメデイアは多いです。二重にトランプ批判が日本で報道されることになります。
そして、考えてみるとどっちも左派を支持するメデイアです。つまり、反トランプ・キャンペーンを繰り広げているのは、欧米の左派であることが分かります。こうして日本に報道されるトランプ像は、左派の反トランプ・キャンペーンが溢れ返ることになります。

つまり、「ウクライナ正義⇒絶対支持」と「ロシア極悪⇒絶対否定」の報道と、ほぼ同じです。
最近の欧米の政府やマスコミの価値基準は、「二元論の世界」です。敵か味方かに分けてしまい、敵を徹底的に糾弾する姿勢が、明確に見えます。
自分たちは絶対正義として、異論・反論を言う相手は敵に分類します。そして敵を徹底的に糾弾して叩き潰そうとします。

いつから、こうなったか❓
アフガン戦争からイラク戦争のころからです。アメリカのネオコンが米政権の中心となって、このやり方で世論を統一してサダム・フセイン撲滅を正義にしてしましました。「テロとの戦い」です。
ネオコンは右派と言えるでしょう。ネオコンが、やって上手く行ったので、今度は左派が同じやり方を真似しています。
こうして二元論が定着して、普通になってしまいました。
そして二元論の世界は、実は左派の世界です。左派の欠点とベストマッチしています。
「自分たちは正義。自分たちにした側に者は悪。悪は排除して撲滅する。」
左派の場合は、ここから左派独裁が、自然に導かれます。その先には、旧ソ連式の仕組みが待っています。

世に溢れ返っているトランプ批判は、ほぼ左派のトランプ否定と言っていいでしょう。トランプのボロを見つけて全部、叩きまくります。それどころかバイデン民主党は、アメリカの国家権力を使ってトランプを潰そうとしました。トランプにぶつけられた訴訟攻めが、その手段です。普通の人間なら潰されていたと思います。しかしトランプには強靭な精神力と巨額の財産がありました。結局、この戦いはバイデン民主党の方が、自壊してトランプの勝利に終わり、第2次トランプ政権が誕生しました。
一連のゴタゴタを見ていたのはアメリカ国民です。アメリカ国民がトランプを支持した以上は、トランプはアメリカ国民から支持されたと言うことです。
日本のマスコミはトランプ叩きの部分だけを報道します。だからトランプが、物凄い極悪人に見えます。そして日本のマスコミは米民主党は一切批判しません。民主党のバイデン降ろしと候補者のハリスへの差し替えは独裁主義と言うべきであり民主主義から逸脱しています。批判するのは私ぐらいしかいませんでした。
「民主主義を守る!」と叫ぶ者が民主主義に反しては、看板の民主主義は単なるスローガンにしか過ぎないことを証明してしまいました。民主党と共和党の二大政党制も、ほぼ二元論の世界です。
だから敵と味方になってしまいます。

トランプが、ここまで叩きまくられる理由は、既得権益に反逆するからです。改革者であるかどうかは不明ですが、これまでのやり方を変えようとしているのは事実です。
大体、オバマ時代から欧米では左派が政治の主導権を握ってきました。そして欧米に左派は、かなりおかしな価値観や基準を持ち込みました。
ジェンダー、環境極左、何でも自由、異論・反論を許さない、EU拡大(=アメリカの拡大)・・・・・
ここに拡大主義が混じります。
NATOの東方拡大が、いつの間にかEUの東方拡大に変化しました。
などなど、半分気が狂った世界です。

トランプがやろうとしているのは、ほぼこれを否定する政策が多いです。
つまり、これまで欧米の左派のやってきた政策を否定して元に戻そうとしています。
自分たちが正義である!とする左派に許せることではありません。
こうして米民主党とヨーロッパ左派のトランプ撲滅運動が始まって、まだ継続しています。
アメリカの方はトランプが勝利しましたが、ヨーロッパ左派は断固抗戦の構えを見せています。
ドイツ・イギリスなどです。
まあ、頑張ってみたらいいと思います。
トランプ+イーロン・マスクのコンビは強力です。
中々、これには勝てないように思いますが❓

(2)第1次政権時代との違い
第1次政権時代は、トランプは共和党の中でも異端児でした。
だから人が集まりませんでした。トランプに協力するのを拒否する共和党系の有力者が多かったです。
今回はトランプは共和党の中で一定の地盤を持っています。だからブレーンやスタッフを集めることが出来ます。
第1次政権の時は手足がなかったと言えます。
今回は手足があります。頭脳の方もイーロン・マスクを始めとして相当、強化されていると思います。
だから改革なのか改悪なのかは、時間が経過しないと不明ですが大きな変化は起きると思います。
欧米の左派が断固拒否したかったのが、この変化です。

つまり、これほどまでにトランプが欧米から毛嫌いされたのは、トランプが異端児だったからです。
異端児が正しいのか❓欧米の既得権益が正しいのか❓

※関連日記目次
項目「アメリカ合衆国」の目次③
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/6ea78b12b6512e36fbdc6eebd50f97ce


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