TASS通信(英語版)
1月20日 20:29
Ukrainian nation possible only as part of Russia — opposition politician
google翻訳(ウクライナ国家はロシアの一部としてのみ存在可能であると野党政治家が語る)
ウクライナで禁止されている「野党プラットフォーム・生命のために」党の元党首
「もう一つのウクライナ」運動を率いるヴィクトル・メドヴェドチュク氏⇒ロシアの占領地に在住
1月20日 16:59
Trump’s team not engaging in dialogue with Ukrainian politicians — lawmaker
google翻訳(トランプ陣営はウクライナの政治家と対話していないと議員が主張)
野党ウクライナ議員のアレクサンダー・ドゥビンスキー氏
1月18日 13:44
Germany’s Wagenknecht calls for halting weapons supplies to Ukraine
google翻訳(ドイツのワーゲンクネヒトはウクライナへの武器供給停止を要求)
ザフラ・ヴァーゲンクネヒト同盟のザフラ・ヴァーゲンクネヒト議長
1月16日 00:02
Over three times more Ukrainians leave with no intention to return in 2024 than in 2023
google翻訳(2024年に帰国の意思なく国を離れるウクライナ人は2023年より3倍以上多い)
キエフ経済大学のティモフェイ・ブリク学長は、ウクライナの人口は最近3600万人から2500万人に減少したと述べた
国連難民高等弁務官事務所によると、2022年2月24日以降、約1000万人がウクライナを離れた
1月15日 23:26
Trump’s team prepares sanctions against Zelensky’s entourage — Ukrainian reporter
google翻訳(トランプ陣営、ゼレンスキー大統領側近への制裁を準備中 ― ウクライナ記者)
スプートニク日本
2025年1月21日, 13:21
ウクライナがまだ国家存続しているかどうかは怪しい=宇与党議員
<ウクライナ最高議会のベズグラヤ議員(与党「国民の僕」)マリアナ・ベズグラヤ>
TASS通信の記事は英語版です。英語で検索すれば記事が出てきます。リンクは書きません。
読みたい人は、検索して読んでください。
隣の国ですからロシアは、ウクライナ国内のニュースや出来事を全部知っているでしょう。
ロシアに都合の良い記事は、「優先的」にアップしています。
キエフ政府の人口は私が推測した通りでしたね。現在、キエフ政府の支配地に残っているのが約2500万人。
ソースが、ウクライナ国内の機関ですから正しいだろうと思います。
2021年時点で約4159万人だった人口が、ここまで急減しました。
私が、今のキエフ政府は戦時中の陸軍独裁内閣とほぼ同じだと、書く理由が分かりましたか❓
きれいごとで、どう胡麻かそうと数字は、誤魔化せません。
出ていくのは現在のキエフ政府に見切りをつけたからです。
もう戻っては、来ないでしょう。
ウクライナ国会の与野党議員からは、相当厳しい声が出ています。
記事タイトルが見つからないのですが、野党議員でゼレンスキーの退陣を要求した議員もいます。
トランプ氏の大統領就任式に招かれた、ウクライナの政治家はゼレンスキーをはじめとしていません。
それは、ウクライナ国内でも深刻に受け止められています。トランプ氏がゼレンスキーを相手にしていないのが露骨に分かるからです。
西側のメデイアが隠したところで、ウクライナ国内では公然とゼレンスキー批判が出てきていますから、やがては西側のメデイアも取り上げざるを得なくなると思います。
その前にウクライナ軍が崩壊する可能性もあります。
ウクライナ国内でもゼレンスキーの退陣を望んでいると思います。
ゼレンスキーがいては、停戦交渉の申し入れすら出来ません。
こんな報道されないニュースもあることを、知ってほしいと思いました。
単なるロシアのプロパガンダでは、ないと思いますよ❓
※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑧
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27
これは、マスコミで報道されることは、ほとんどありません。報道されても単に誰が何の役職か程度です。
ウクライナの政界で大きな影響力を持つのは、新興財閥です。言ってみればウクライナの政権抗争は、新興財閥同士の主導権争いとも言えます。
ヴィクトル・ヤヌコーヴィチ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%A4%E3%83%8C%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%81
2014年クーデターで追放されました。親ロシア派の有力財閥です。
ペトロ・ポロシェンコ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9A%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%BB%E3%83%9D%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%82%B3
「チョコレート王」とあだ名のある有力な新興財閥です。
ウクライナのオリガルヒ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%81%AE%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%AC%E3%83%AB%E3%83%92
こうして見てみると余り親ロ派と親欧米派は、関係なくその時々連携したり離反したりしています。
親欧米派のポロシェンコが、親ロ派のヤヌコーヴィチの有力閣僚を務めています。
ゼレンスキーは、コメデイアンから人気テレビドラマの主人公俳優として人気がありました。その後、大統領選に出馬してポロシェンコに勝利して大統領に就任します。ポロシェンコに勝利した理由の一つに財閥のオーナーでないことが、あったのかもしれません。ところが、ぎっちょん❓
バックにいたとされるのが、イーホル・コロモイスキーです。
イーホル・コロモイスキー
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%BC%E3%83%9B%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%A2%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%BC
(ドニプロペトロウシクで、ユダヤ人技術者の家庭に生まれる)
(ウクライナ・イスラエル・キプロスの三重国籍をもつ)
(リナト・アフメトフ、ヴィクトル・ピンチュクらと並ぶウクライナ有数の富豪(オリガルヒ)の一人)
(2012年フォーブス誌ではウクライナ3位の富豪である)
イーホル・コロモイスキーは、相当裏のある政商と言うべき財閥でしょう。
ここからが本題です。
ゼレンスキーの大統領府にはテレビドラマ時代の仲間が大勢入閣しました。追放されたのも結構います。
誰がゼレンスキーに大きな影響力を持っているのか❓
ほとんど報道されたことがないですね❓
ROLES Commentary No.9 2023 / 06 / 01 (木)
田中祐真「ゼレンスキー政権におけるウクライナ大統領府の存在 ―イェルマーク長官への権力の集中―」
https://roles.rcast.u-tokyo.ac.jp/publication/20230601
どうやら、キエフ政府で大きな権力を握っているのは、アンドリー・イェルマーク大統領府長官であるらしいことが分かります。
経歴は、良く分かりません。政治的に優れた才能が隠されていたんでしょうね❓「優れた」と言う意味は政権闘争の意味です。
アンドリー・イェルマーク
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%A4%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%AF
(イェルマークの母はロシア生まれで、ユダヤ系ウクライナ人)
(ゼレンスキーと2011年頃知り合う、友人、プロデューサー)
こうして見てみると現在のキエフ政府には、ある共通点が見えてきます。
ユダヤ系・ユダヤ人人脈です。
イーホル・コロモイスキー
アンドリー・イェルマーク
ゼレンスキー
BBC 2023年9月3日
ウクライナの富豪、詐欺や資金洗浄の疑いで勾留 ゼレンスキー氏の元後援者
https://www.bbc.com/japanese/66693600
この後、イーホル・コロモイスキーがどうなったかは続報がなく不明です。
アメリカ政府のお尋ね者みたいな人物ですから汚職対策を強く迫られて逮捕は、したのだろうと思います。
財産没収のような記事も、有罪判決の記事も見当たりません。
逮捕がアメリカ向けのポーズなら、まだ資産と権力を持っているかもしれません。
とにかく、ウクライナの内部のことは情報が少なく、外部からは分かりにくいです。
アンドリー・イェルマーク大統領府長官が大きな権力を握った背景には巨大スポンサーのイーホル・コロモイスキーの絶大な支持が、あったのだろうと思います。
ウクライナを今のような軍事独裁政権に近い政治体制にしたのは、イーホル・コロモイスキーだろうと思います。履歴を読むと2014年クーデター以降、そのような動きをしています。民兵組織も作っています。
(ア)個人的な推測ですが逮捕後が不明ですから逮捕は、アメリカの目を晦ます言い訳のように思います。
そうなると上にあげた3人は、まだ権力を持っているでしょう。
(イ)もし、イーホル・コロモイスキーが権力を失っていれば、残りの二人は弱体化していると思います。
そうなると、あと頼るのはゼレンスキーの大統領としての独裁的な地位だけになります。
(ア)なのか(イ)なのか?これは、今不明です。
最後に陰の実力者であるアンドリー・イェルマークのライバルと見られている人物です。
ウクライナ国防省情報総局長のキリーロ・ブダノフです。
この人物も長い軍歴以外の経歴は不明です。
しかし、新興財閥の誰かまたは複数が背後にいると思います。
結局、ウクライナで頻繁に起きる政治闘争は新興財閥同士の主導権争いのようです。
オレンジ革命(2004年)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B8%E9%9D%A9%E5%91%BD
ウイキペデイアの記述
「だがその一方で、他国勢力の介入という点では、ユシチェンコ陣営に対する米国からの介入があったとする見方も存在しており、具体例としては、米国の投資家ジョージ・ソロスの名などが挙げられている。」
結局、2014年クーデターと構図は同じです。
そして記事にある地図を見てください。
東部と南部がロシア支持。
中部と西部が、アメリカ・EU支持。(ウクライナ過激民族主義者)
これが2019年ウクライナ大統領選挙でゼレンスキーの支持の高かった地域です。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%AD%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%9F%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%BC%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%BC
ほぼ重なっているでしょう❓
結論は、ウクライナは一つの国ではないと言うことです。
内戦から戦争まで行ってしまえば、もう元に戻るのは不可能です。
だから、ウクライナ国民のためを思うならウクライナをこの地図のように東西に分割して、二つの国家を作るのが一番良い方法だと思います。
無理に一つの国家にしようとしても主導権を持つ方が、持たない方を差別して弾圧すると思います。
2014年の暴力クーデター後は、西部のウクライナ民族主義者が東部や南部の住民を差別して弾圧しました。
これが本当の内戦の理由であり、最後はロシアが軍事介入にまで踏み切った理由です。
どこまで行っても救われない国だと思います。
結局は、第2次世界大戦後スターリンが、ポーランドから無理やり西ウクライナを分捕ったのが原因です。
さらなる間違いは、行政区画の編成の間違いです。
中部と西部、南部と東部を別々の行政区画にしておけば、おそらく独立するにしても中部と西部だけが独立したでしょう。
スターリンの「大間違い」が、結果としてウクライナ紛争を導き出したと言えます。
戦争が起きてしまえば、今更どうにもなりません。
後は、将来に禍根を残さないような事後処理をすることが一番大切だと思います。
今、どちらがいいの悪いのを言っても戦争が長引くだけです。
ウクライナと呼ばれる地域に住む人々の将来に最も良い解決をするべきでしょうね❓
今、地図上にあるウクライナと言う国は、元々なかったのです。
あるいは、本来二つの国家を無理やり一つにしているとも言えます。
それを考えるべきでしょうね❓
※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑧
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27
CNN
ウクライナ大統領、「変化と希望の日」 トランプ氏の米大統領就任受け
2025.01.21 Tue posted at 09:08 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35228459.html
ウクライナがロシアと「新たな戦線」、それはトランプ氏の機嫌取り
2025.01.20 Mon posted at 18:01 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35228454.html
(ウクライナは外国にゼレンスキーを、どう見せようとしているのか❓)
AFPBB
ウクライナ、ロシア領内に「最大規模の攻撃」 工場やエネ施設標的に
2025年1月15日 17:30 発信地:キーウ/ウクライナ [ ウクライナ ロシア・CIS ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3558275
AFPの記事の写真を見れば分かります。
結局、ウクライナの人気テレビドラマの手法と全く同じです。
きれいなストーリーと主人公を、かっこよく見せる写真と映像。
テレビドラマで成功した手法を、大統領のゼレンスキーにも演じさせています。
だからゼレンスキーの口から出てくるのは、「プロパガンダ」だけです。
人間らしい言葉は、ないですね❓
戦争でもそうです。惨たらしい破壊や殺害のシーンをウクライナ兵は、せっせと動画で投稿します。
それを喜んで視聴する多くの人間がいます。まるでロシア兵を残虐に殺したり、ロシアの兵器を破壊するのを喜んでいるように見えます。
しかし、プロパガンダと捏造情報でウクライナとゼレンスキーを「きれい」に見せていますが中身は、どうなのか❓
2022年2月24日以前のウクライナとゼレンスキーを知っている人から見れば、茶番でありでっち上げも甚だしいと思っているでしょう。
破綻国家、犯罪国家、腐敗と汚職の国、過激民族主義者や暴力極右が跳梁跋扈する国がウクライナでした。
東部独立派との長い内戦を終わらせてほしいからウクライナ国民が選んだのがゼレンスキーでした。
ゼレンスキーの登場の仕方も非常に奇妙です。
たった1年でまるきりの政治のド素人が有力大統領候補になり大統領選で勝利しました。
その所属政党も議会で過半数を握ります。
ゼレンスキーを支持したのは、親ロシア派の多い東部と南部の国民です。
ウクライナ国民の民意は、内戦の終了でした。
ところが、ゼレンスキーは東部独立派との戦争を激化させてロシアの軍事介入を招き寄せました。
その後、ロシアと停戦合意が成立しましたが、これを反故にして戦争激化の道を選びました。
これを「救国の大統領」と美化しました。
その後、選挙は行わず実質的な独裁者としてキエフ政府に君臨しています。
それが可能なのは、アメリカの後にはEUの絶対的な支持があるからです。
EUは、ロシアの防波堤にしたいからウクライナを支えています。
まあ、AFPの記事の写真が、ウクライナの現在とゼレンスキーの本質を端的に表していると思います。
ウクライナ大統領府版ゼレンスキー劇場です。
大金を3年弱、ウクライナに注ぎ込んだEUはゼレンスキーが「正義の味方」でないと困ります。
違っていたら膨大な税金をウクライナに注ぎ込んだ言い訳が出来ないでしょう❓
だから、EUは頑なにウクライナ支援を継続しています。
中でも国策のように強烈なウクライナ支援を行って、ウクライナ支援と支持の音頭取りをしてきたイギリスは切実です。
今更、降りるわけには行きません。
『英ウクライナ「100年パートナーシップ協定」に署名、トランプ氏と英労働党政権のバトルや如何に❓<2025・01・17』
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/4db46b302482452f5f9c7b65468962f1
はい!こうしてトランプ氏に反旗を翻しました。
どうなるのか気になりますが、幸いイギリスは外国ですから日本とは無関係です。
大統領選での大チョンボもありますから、トランプ氏がどうするのか見ものです。
長々と書いてきましたが、大体実情を書いている記事。
こんなところが、ウクライナ評価の相場かな?と思います。
現代ビジネス
ゼレンスキーが「トランプ前」に起こした「最後の危険なあがき」
2025.01.20
https://gendai.media/articles/-/145267
2025.01.02
【報じられない真実】3年目の新年、すでにウクライナ戦争の勝負は決している!
https://gendai.media/articles/-/144338?page=1&imp=0
ウクライナは「テロ国家」となりロシアを怒らせ、戦争継続を選んだ
2024.12.26
https://gendai.media/articles/-/143933
☆現代ビジネスの記事は趣味人倶楽部がリンクさせません。
記事タイトルかURLを検索して読んでください。
面白い記事が投稿されました。(正確には記事があったのを知りませんでした)
現代ビジネス
2025.01.18
フジテレビが港社長の「こっ恥ずかしい会見」の最中にウクライナ問題で誤報!
https://gendai.media/articles/-/145251
投稿者の「塩原 俊彦」氏は、結構いい記事を書いていると思います。
これは私の判断ですが、皆さんもこの人の言うことは「当てになる」と思った人は記憶(記録)しておくと便利です。
通説違うことを主張する人は、大抵自分の主張を曲げません。御用筋とは違います。風見鶏をしません。
※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑧
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27
(1)「リベラル」と言う言葉
朝日新聞
2017年10月06日
今さら聞けない?! 「保守」「リベラル」ってなんだ?
https://asahi.gakujo.ne.jp/common_sense/morning_paper/detail/id=2324
大体、これが日本的な「リベラル」の理解なのだろうと思います。
保守とリベラルに分けています。
この間違いに気が付きますか❓
政治的に言えば、単に右派と左派のことを言ってます。
じゃあ、リベラルって何❓
【リベラル】
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%99%E3%83%A9%E3%83%AB
日本語で表現すれば、「自由主義」です。
大本を辿れば、多分絶対王政と市民の自由(権利)に行きつくのだろうと思います。
リベラルは、自由主義であり政治的左派を指す言葉ではありません。
20世紀においては、独裁主義または共産主義に対立する概念でした。
本来の意味を考えるなら、政治的に言うならむしろ右派を指すと考えるべきでしょう。
だから左派が、リベラルと言われるのは少しおかしいです。
そうであるなら右派(保守)は独裁主義であることになります。
自由民主党は、「自由主義」と「民主主義」を党名にしています。
どう考えても「自由主義」を否定していることには、なりません。
リベラルは、政治的右派と左派とは無関係です。
両方とも自由主義を肯定すれば、リベラルです。
リベラルである!と言う主張は、左右のどちらも可能です。
今の言葉の使用法は、政治的右と左を分けるのに使われており、言葉の意味を歪めています。
単にどうしても色分けするなら、右派・左派・中道と言うべきでしょう。
これも相当、曖昧ですけれど。
(2)民主主義
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%91%E4%B8%BB%E4%B8%BB%E7%BE%A9#:~:text=%E6%B0%91%E4%B8%BB%E4%B8%BB%E7%BE%A9%EF%BC%88%E3%83%87%E3%83%A2%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%80%81%E6%B0%91%E4%B8%BB%E6%94%BF,%E4%B8%BB%E5%BC%B5%E3%82%84%E8%AD%B0%E8%AB%96%E3%81%8C%E3%81%82%E3%82%8B%E3%80%82
本来の意味は、国民主権であろうと思います。
カタカナで書くと「デモクラシー」です。
実際には、相当意味が多くて良く分かりませんね❓
現在、実際に行われているのは・・・・・
①「議会主義」
②「自由選挙」
③「多数決決定主義」
大体、こんな所でしょう。
「世界の民主主義を守るために・・・」
そんな大層なことを言わなくても、多くの国では多少不出来があろうと①~③くらいは、普通にやっています。
そして、世界にはその国の統治上の必要から独裁主義に近い政治体制を取っている場合もあります。
それは、その国の固有の事情による場合が多いので、他国が干渉するべきではないと思います。
干渉すれば、「リベラル」に反するのでないですか❓
(3)リベラルとデモクラシーは共通する部分もありますが、別の概念を現す言葉です。
そこを理解しないと思わぬ落とし穴があります。
民主主義と言えども簡単に独裁に陥ります。
選挙をやって議会で多数決で決めるわけですから、何らかの操作をすれば簡単に独裁者が生まれます。
例えば、米民主党はトランプ氏を独裁者だと糾弾して民主主義を守る戦いだと主張して大統領選を戦い負けました。
そうであるならトランプ大統領の4年間は、独裁政治になります。
しかし、よく考えてみると民主党バイデンさんの4年間だって、その期間はバイデンさん独裁でした。
アメリカでバイデンさんに逆らえる人など、居なかったと思います。
(4)もっと危険なケースもあります。
今の主に西ヨーロッパの政治です。
左派が多くの議席を持っている国が結構あります。分かりやすいのはドイツです。
議席が過半数に足りないから3党連立になりました。
ここに左派と極左が、入りました。
それ以前の連立が、中道+左派です。
結局、ドイツの政治は左派色の強い政策が採用され、かなり長い期間が経過しています。
メルケル時代から続いています。
ドイツ人には、選択の出来る政党がありません。どれを選んでも左派か似非左派です。
右派的な政党がなくなりました。政権交代が起きなくなりました。起きても左派の中での政党の変化があるだけです。
こうして集団的左派独裁と言うべき政治状況が生まれて長く続いています。
こうなってしまうと左派に内在する欠陥が、段々表面化し固定化されます。
左派的な欠陥は、大体旧ソ連と同じ構造です。
「自分たちの同類で寄り集まる。反対者は差別して排斥する。自分たちの権力を固める。
そして独善的な政治を行う。自分たちの政策が絶対正しいと主張する。正しいのだから間違っていても修正や変更がしにくい。」
大雑把にこれが、今のドイツ政界の現状です。
だからドイツは、社会が固定化して劣化しました。今、その弊害が社会や経済にはっきり表れています。
フランスもドイツほど酷くはありませんが、似たような傾向があります。
イギリスは、左派と右派の区別がなくなりました。どっちも国民の切り捨てに熱心です。
どっちを選ぼうとイギリス国民は、政治から見放されています。そうであるのにイギリスは軍備拡張に熱心でウクライナ支援にのめりこんでいます。
今、西ヨーロッパの政治が全体的に左派的な勢力が強いと言えます。それはEU政府にも反映されています。
だから左派的な欠陥が多く見えます。一番、困るのが一旦決定したことを変えようとしない点です。
だから間違いが延々と継続します。そして自分たちで勝手な価値観を作り出して、他に押し付けようとします。
こうなると益々、旧ソ連的な欠点が出てくるでしょう❓
そうです。拡張主義とそこから必然的に出てくる他国への内政干渉です。
敵と味方の峻別も酷いですね❓
味方にならない国は、徹底的に攻撃します。
(5)旧ソ連で見た世界が、またヨーロッパで復活する予兆が見えます。
ここまで見てくると、トランプ氏が徹底的に欧州左派と対立する理由が分かると思います。
イーロン・マスクもそれに同調して広告塔の役目を果たしています。
彼らの目に何が見えているのか❓
旧ソ連の影を見ているのだろうと思います。
これが正しいのかどうかは、将来にならないと分かりません。しかし、今のEUにはその予兆は確かにあると思います。
私が、「日本はEUと距離を置け」と言うのは、これが理由です。
※関連記事目次
項目「ヨーロッパ」の目次③
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/70484af7010580642c91d2a502a7002d