「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

ウクライナ紛争、オオカミ少年は誰だ❓<2023.12.18

2023-12-20 03:59:53 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

ロシアがウクライナに軍事侵攻を開始した直後、プロパガンダとフェイクニュースが西側のメデイアを覆いつくしました。
プロパガンダは、どっちも言いますからパス。
今回は、フェイクニュースの方です。

次はバルト3国だ!
ポーランドだ!
鉄のカーテンの復活だ!
プーチンは、ピョートル大帝になりたがっている!
NATOとロシアの戦いだ!

等々、今考えると無茶苦茶なフェイクニュースも大量にまき散らかされました。
最初のうちは、そうか!と私も思いました。
しかし、2022年の後半になりロシア軍が敗走すると疑わしい部分が出てきます。

ロシアは、最初から「特別軍事作戦」と言っています。つまりウクライナに限定した軍事行動だという意味です。
そして出てきたロシア軍の兵器は、旧式の在庫一掃みたいな武器ばかりでした。軍事パレードで出てくるロシアの新兵器は皆無でした。
加えてロシア軍には作戦計画らしきものはなく指揮命令系統もぐちゃぐちゃでした。だからロシア軍は、まるで弱く一時はウクライナ軍が勝ちそうな気配すらありました。

そんなロシア軍がですよ❓
次はバルト3国だ!
ポーランドだ!
鉄のカーテンの復活だ!
プーチンは、ピョートル大帝になりたがっている!
NATOとロシアの戦いだ!

土台無理でしょう!
ウクライナ相手に勝てないようなロシア軍がNATOに挑戦することなどあり得ません。そんなバカげたことをロシアが考えるはずがありません。

要は西側世界全体から軍資金を集めるために誰かがフェイクニュースを巻き散らかしたわけです。
イギリスは、最初からイケイケでしたからかなり怪しいです。しかしイギリス国内が経済的に困窮し始めたので最近は、すごく静かです。

その他では、ウクライナとアメリカです。

もうそのフェイクは、効果がないのにまだ言う人がいます。
一人は、ゼレンスキー氏です。
最近は効果がないので・・・
ウクライナが負ければ大量の難民がヨーロッパに行く!と脅しの世界になりました。
一番最近は・・・
「援助が止まれば、プーチンに勝たせてしまう!」
何だか「まけ◎ぬ」の遠吠えに聞こえなくもありません。

他にもいます。
『バイデン氏は今月初め、プーチン氏がウクライナを掌握すれば、そこにとどまらずNATOに攻撃を仕掛け、米軍も紛争に巻き込まれるとの警告を発していた』

さすがにプーチン氏も馬鹿らしくなって・・・

『プーチン氏、NATO攻撃否定 バイデン氏発言は「ナンセンス」』
Guy Faulconbridge
2023年12月18日午前 8:26 GMT+98時間前更新
https://jp.reuters.com/world/ukraine/LQO46VSC45INVHCSFHHAYZDMHU-2023-12-17/

※他にもいます。
自国の国防軍の強化と軍需産業のために利用しようとします。

『欧州は防衛力強化必要、30年までに軍事的脅威の可能性=独国防相』
ロイター編集
2023年12月18日午後 12:31 GMT+94時間前更新
https://jp.reuters.com/world/ukraine/HOMNCR44TRLF3CSG22KCL6QYFY-2023-12-18/

最近は、ドイツがイケイケです。何でも「ロシアが悪い!」式の理屈でドイツ国防軍の強化と軍需産業の拡大を目論んでいます。最近、韓国の兵器メーカーに欧州市場を食われているからです。

誰の話を聞いてもロシアを悪者にして得をしたい話ばかり聞こえてきます。
つまり❓
出来るだけ長く戦争を続けたいわけです。
(ゼレンスキー氏は戦争が終われば敗戦の責任を問われます。戦犯第1号候補です。)

EUの貧乏国は、内心ではハンガリーのオルバン首相の反乱を喜んでいると思います。
EUのお偉方は、まだ戦争継続に熱心ですがEUの貧乏国には、もうウクライナ支援を止めたい国はかなりあると思います。スロバキアは軍事援助を止めました。
今となっては、EUの貧乏国でウクライナ絶対支援を主張しているのはバルト3国くらいです。

ポーランドのウクライナ国境封鎖は、まだ続いています。結構、民間のトラックに軍事関連物資が積まれていますので、大分ウクライナの足を引っ張っています。ガソリンや軽油も止まっていますからウクライナ国内では品不足になっていると思います。
ポーランドの新首相はウクライナ支援を言っていますが、国境ではそうなっていません。

アメリカの新規のウクライナ支援予算は、相変わらず下院での審議が止まったままです。決まっている予算は、年内に枯渇します。

EUのウクライナ支援資金もハンガリーが拒否権を行使して否決したので、めどが立ちません。

来年用のウクライナ支援資金が無くなろうかと言うのに、さっぱり話は前に進みません。口先ではウクライナ支援を声高に主張しながら、肝心のお金の方はストップしています。

支援国の多くは内心では、フェイクニュースにバカらしくなってやる気がないように見えます。
普通、そう思うでしょう❓
今年の5月の段階で合計30兆円ですよ。
来年まで行ったら、更に10~15兆円増えるでしょう。よく考えなくても、もっとマシな金の使い方はある・と思うでしょう❓

ウクライナ領の一部がロシア領になって戦争が終わっても、ウクライナ以外に困る国はありません。特段ロシアに領土拡張の意思が見られない以上、ウクライナ以外の国には戦争を継続するために支援を継続する必要はありません。むしろ、さっさと戦争を終わりにしてほしいと内心では考え始めていると思います。

寒さは厳しくなりつつあり、ウクライナの金庫も寒くなりつつあります。どうして、「もう戦争は止めよう・」と言う気になれないんでしょうね❓


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑨
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27



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