ヒロキという男

2018年12月06日 | 日記
なぜか休みはいつもヒロキと被る。
でも今日は珍しく被らず、ヒロキだけが休みだった。

ヒロキが居ないとホント空気良いわ。

そもそもあの男はここで働くことになる前、仕事らしい仕事をするでもなく、家でゲームをしたりブラブラしているような男だった。

それをヒロキの専門学校時代の友人、マミさんが紹介して連れてきた。

マミさん、余計なヤツを連れてきたものだ。

おかげでマミさんにはヒロキのグチがこぼせない。

そのころ人手が足りなくて、即、社長はヒロキを雇い始めたのだが、来たばかりのヒロキはおとなしかった。

ヒロキが調子に乗り始めたのは、リーダーぶってた男性職員Cさんが副社長とケンカをして辞めていってからだ。

それまではヒロキはCさんにヘコヘコしていたくせにだ。

ホント調子のいい男だ。


そんなヒロキが今日は居なく、二階は私とユウさんの二人だけだった。普通は二人だけだと忙しいものだが、ヒロキの場合は居ても居なくても同じ。

むしろ忙しくてもヒロキが居ない方がずっといい。

ユウさんはヒロキと違っておとなしい目立たない男だが、ユウさんは居て欲しい存在だ。

トロトロしてはいるが、頑張っていると思う。

気持ちも優しいし、基本真面目だ。

ユウさんの方がヒロキより年上だし先輩なのに、ヒロキはよくユウさんをいじっている。

ユウさん、けっこう我慢してるんだろうなと思う。

ほんとマミさん、なんであんな男連れてきたのよ。

明日はまたヒロキと一緒。


ま、いいや。

もうすぐ私はヒロキと会うこともなくなる。


早く12月終わんないかな。