ババアは排除して若い女の職員が入って来るのを期待しているバカ男ヒロキ。
こういう業界の求人は、男女の条件はつけれないらしい。
だから、若い女どころか、歳がいった男性が入って来る可能性だってある。
プッ…
そうなった時のヒロキの顔が見たいもんだな。
或いは、若い男でもいいな。
30前のヒロキより若い、爽やかで礼儀正しい男性職員が入ってきたら、たまらんな。
それはそれでヒロキは面白くない気分になるだろうから、これまた見ものだな。
そういえば、数年前私がスーパーで働いていた頃、新入社員のフジワラくんという爽やかな男子が入って来たのを思い出した。
フジワラくんは入社してすぐは、スーパーの全部門を短期間ずつ研修した。
その最初の部門が、なんとお菓子担当の私の元だった。
「ここはね、こうやって、ああやって…」
と、私の教える範囲でいろいろ仕事のことを説明すると、
スラリと高い身長で、シュッとした顔立ちで、真面目に、
「はい」、「はい」、とキチンと返事をしながら真剣にメモをとっていた。
仕事もテキパキと早く、私が高い所にある荷物を精一杯背伸びして取っているのに気がついて、サッと、私の背後に現れ荷物を下ろしてくれたりした。
キュン。
なんてイイ子なのかしらフジワラくん。
だんだん私は調子に乗り、フジワラくんにからかったりちょっかいを出すようになっても、フジワラくんはいつも控えめに笑っていた。
違う部門に研修にいっても、店内でフジワラくんを見かける度に、私と、パート仲間のSさんは、「フジワラくーん、元気ぃ?」と、キャピキャピして声をかけた。おばちゃんのキャピキャピ。
すっかりパートのおばちゃんのアイドルになっていったフジワラくんだったが、研修期間が終わり、違う支店に配属されてしまった。
しばらく経ち、フジワラくんロスも消えていた或る日、いつものようにお菓子の品出しをしていた。
するとそこへ、突然フジワラくんが現れた!
しかも、キョロキョロしながら来た感じで、私を見て「あ。」という顔をして爽やかに笑ったのだ。
ちょっと待って。これはフジワラくん、私を探していた感じではないか!そして、あ。いた。という感じだった。
おばちゃん大興奮。
「フジワラくん!元気で頑張ってた?すっかり慣れた感じじゃない?」
するとフジワラくんは、ニコニコしながら今は精肉担当で頑張ってることなどを報告してくれた。
本当に、あの時、あの瞬間を懐かしく思い出す。
爽やかで礼儀正しく真面目に控えめに頑張っていたフジワラくんに比べ、
正反対のヒロキ。ケッ!!!
フジワラくんの爪の垢でも飲みやがれ!
いや、飲むな。
もったいない。
フジワラくんの爪の垢の方が、バカヒロキより価値があるわ。
どうか私の後がまに若い女が入ってきませんように。
これ以上、ヒロキの思い通りにいきませんように。
それにしてもヒロキ、
本気で私を怒らせたね。
おばちゃんをなめんなよ。
こういう業界の求人は、男女の条件はつけれないらしい。
だから、若い女どころか、歳がいった男性が入って来る可能性だってある。
プッ…
そうなった時のヒロキの顔が見たいもんだな。
或いは、若い男でもいいな。
30前のヒロキより若い、爽やかで礼儀正しい男性職員が入ってきたら、たまらんな。
それはそれでヒロキは面白くない気分になるだろうから、これまた見ものだな。
そういえば、数年前私がスーパーで働いていた頃、新入社員のフジワラくんという爽やかな男子が入って来たのを思い出した。
フジワラくんは入社してすぐは、スーパーの全部門を短期間ずつ研修した。
その最初の部門が、なんとお菓子担当の私の元だった。
「ここはね、こうやって、ああやって…」
と、私の教える範囲でいろいろ仕事のことを説明すると、
スラリと高い身長で、シュッとした顔立ちで、真面目に、
「はい」、「はい」、とキチンと返事をしながら真剣にメモをとっていた。
仕事もテキパキと早く、私が高い所にある荷物を精一杯背伸びして取っているのに気がついて、サッと、私の背後に現れ荷物を下ろしてくれたりした。
キュン。
なんてイイ子なのかしらフジワラくん。
だんだん私は調子に乗り、フジワラくんにからかったりちょっかいを出すようになっても、フジワラくんはいつも控えめに笑っていた。
違う部門に研修にいっても、店内でフジワラくんを見かける度に、私と、パート仲間のSさんは、「フジワラくーん、元気ぃ?」と、キャピキャピして声をかけた。おばちゃんのキャピキャピ。
すっかりパートのおばちゃんのアイドルになっていったフジワラくんだったが、研修期間が終わり、違う支店に配属されてしまった。
しばらく経ち、フジワラくんロスも消えていた或る日、いつものようにお菓子の品出しをしていた。
するとそこへ、突然フジワラくんが現れた!
しかも、キョロキョロしながら来た感じで、私を見て「あ。」という顔をして爽やかに笑ったのだ。
ちょっと待って。これはフジワラくん、私を探していた感じではないか!そして、あ。いた。という感じだった。
おばちゃん大興奮。
「フジワラくん!元気で頑張ってた?すっかり慣れた感じじゃない?」
するとフジワラくんは、ニコニコしながら今は精肉担当で頑張ってることなどを報告してくれた。
本当に、あの時、あの瞬間を懐かしく思い出す。
爽やかで礼儀正しく真面目に控えめに頑張っていたフジワラくんに比べ、
正反対のヒロキ。ケッ!!!
フジワラくんの爪の垢でも飲みやがれ!
いや、飲むな。
もったいない。
フジワラくんの爪の垢の方が、バカヒロキより価値があるわ。
どうか私の後がまに若い女が入ってきませんように。
これ以上、ヒロキの思い通りにいきませんように。
それにしてもヒロキ、
本気で私を怒らせたね。
おばちゃんをなめんなよ。