ベストメカコレクションを作る

主にベストメカコレクション
シリーズのガンプラを作ってます。
他も作るけどネ。 「2011年3月開設」

架空艦を作る。(その8)

2019-12-31 14:48:51 | ウォーターライン

ある艤装員長の回顧録<その7>

物資困窮の中
艦載機は、



もともと伊四百型潜水艦による戦略爆撃の目的で開発された、
小型軽量の急降下爆撃が可能な潜水艦搭載用の水上攻撃機で
投棄可能な双フロート式の
「晴嵐」を



1機、配備することが
出来たのは
この艦の
新旧混在となった
兵装の中では
ひときわ目立った
存在である。



呉式二号三型改一射出機の
下には
艦載機「晴嵐」の
予備フロート置き場を
設置。



艦橋前には
九六式25mm4連装機銃x1基4門
その前方
甲板上には
単装銃x2門



中央には
九六式25mm3連装機銃x2基6門
を装備した。



艦橋後ろの
兵員の通行の
妨げとなりがちな
H型煙突は

艦橋の下に位置する
厨房から
艦橋下部の内部を
垂直に貫通して
高い位置から水平に
第一煙突まで
配管された。




第一煙突には
島風型2番艦ということで
2本の白線が
描かれていた。

後部マストに
旭日旗を掲げ



新旧入交った
対空・対艦・対潜
武装を装備し

島風型駆逐艦の2番艦として
竣工した
この艦は
それまでの
命名基準から
逸脱し
「暁風」

音読みで
「ギョウフウ」
と名付けられ

1番艦の島風の沈没から5か月後の
1945年(昭和20年)4月2日、
きしくも
第二水雷戦隊旗艦の軽巡洋艦矢矧で
第二艦隊の幕僚会議が開かれた日に
近く火ぶたが切られるであろう
沖縄戦に向けて
舞鶴港を出港して行ったのであったが
その航海途中で
「菊水一号作戦」への参戦指示を受け
南へ進路変更したのを最後に
その後の航行・戦闘の記録は無い・・・。

  -「完」-



結局、張線とウエザリングが
間に合わず
完成は
年越しに
なりそうで
今年の完成は

1、タミヤ 初雪
2、タミヤ 鬼怒
3、フジミ 利根
4、ハセ  ミラージュF1.c
5、ハセ  ミグ27フロッガーD
6、タミヤ ブラバムBT50
7、バンダイジムライトアーマー
8、ハセ  ベネトンB190
9、ハセ  イントルーダー
10、ハセ  コルセア
11、フジミ キングタイガー
12、アオシマ香取
13、RG  ガンダムMKⅡ
14、ハセ  ハインケルHe51A
15、アオシマ初春
16、ハセ  零戦52型乙
17、ハセ  ハインケルHe51B(水上機)

の、17個目となりました。

艦艇が 5個
車が  2個
飛行機が7個
ガンダム2個
戦車  1個
という内訳になりました。

良いお年を・・・
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架空艦を作る。(その7)

2019-12-30 07:08:24 | ウォーターライン
ある艤装員長の回顧録<その6>


追加で手配が間に合った
装備として

島風同様に
13号電探を
後部マスト上段に配置。



艦尾には
鹿島と香取に
設置すべく製作されたが
香取には結果的に採用されなかった
爆雷投下軌条を配置し
その前方には
パラベーンを
両舷に配置。



その中間には
94式爆雷投射機×1基
爆雷装填台×1基
を装備した。

資材搬入用に
クレーンは
右舷に2基
左舷に1基
を配置した。



甲板上の
リノリウムは
敵機空襲による
火災延焼の対策として
貼り付けはされず
金属製の甲板が
むき出しのままとなった。




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架空艦を作る。(その6)

2019-12-29 07:37:58 | ウォーターライン

ある艤装員長の回顧録<その5>


呉式二号三型改一射出機の
台座を挟んで
通気口を配置





呉式二号三型改一射出機
設置に伴い
後部マストは
水上機用クレーンの
取付が不可欠となり



延長したマストの中段には
後方射撃指揮所を設置



クレーンの荷重と
大型化による
重量を支えるため
三脚化する。



50口径一四年式14cm単装砲を
配置する領域確保のため
甲板上の
運搬用軌道を
一部、撤去したが
その不便も
クレーンが付く事で
幾分か解消される。



またマストの
三脚化ため
後部通気・排気ダクトは
取付位置を変更することなり
マストを避けて
設置された。

艦橋上部には
島風同様
既に手配が終わっていた
方位盤照準装置と3m測距儀が

羅針艦橋の
1段上の魚雷発射指揮所(その後方には射撃指揮所)の
更に上のひな壇式に置かれ



結果的に、かなり高い位置に
設置されることとなり
もともと島風より
高い艦橋が
友鶴事件以降
低重心化を
進められている
今日の建造仕様と
逆行する形で
更に高くなった。

この点は
この艦の
運用上の
弱点となる。



前部マストは
前述の
艦橋高さの
変更に伴い
長さを延長し



着弾観測所を設置
その上に
22号電探 1基を
配した。



また、後方向きに
110cm探照燈2基を設置し



夜間の警戒と
水上機作業を容易せしめた。


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架空艦を作る。(その5)

2019-12-28 07:30:31 | ウォーターライン

ある艤装員長の回顧録<その4>

五十鈴の兵装の話の繋がりで
軽巡の装備を手配する部署から
鬼怒に搭載されていた
呉式二号三型改一射出機が
現在、死蔵状態で転用・運用可能と
言う話を聞き、
早速、話を取り付け
両舷に配置予定の
50口径一四年式14cm単装砲の間
本来、島風では後部機銃銃座を据える位置に
設置する事が出来る様になった。



戦術の変更や水雷戦自体の可能性の低さ
が理由で計画中止となった艦に
戦術変更で不要となった
兵装を装備するという
何とも皮肉な成り行きではないか・・・。

中央部部機銃銃座は



呉式二号三型改一射出機
を設置することで



射出機先端と干渉する為
形状変更を余儀なくされた



台座の形状変更のみで
2基の機銃を配置する




艦橋前部には
島風同様
一段高い銃座を設け
前方機銃として
25mm3連装機銃を装備する。



残りは
2番砲塔と
3番砲塔の
後部武装だが・・・

出来得る事であれば
六五口径九八式一〇糎高角砲
を2基4門を据えたいところではあるが
ここは
5500トン級軽巡洋艦に搭載されるべく
手配された
40口径八九式12.7cm連装高角砲
を2基4門
融通してもらう事が出来
これを
搭載する事となった。



これで
後部は
構想上
対空防御が
可能となる。
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架空艦を作る。(その4)

2019-12-27 07:27:57 | ウォーターライン

ある艤装員長の回顧録<その3>


そんな折、遠くルオットで
アメリカ機動部隊の空襲を受け損傷した
5500トン級軽巡洋艦の五十鈴が
対空砲火の増強策の一環として
主砲をすべてを
40口径八九式12.7cm連装高角砲
に換装する為に日本に帰還していた。

八九式十二糎七高角砲に換装される前に
装備されていた
50口径一四年式14cm単装砲は
現状、直ぐには行き場が無い
という情報を得
早速、移動を申請し
単装砲を2門取り寄せる事が出来た。



ちと、旧式の兵装になるが
零式5型5連装魚雷発射管3基目の
代わりに、両舷に1門づつ
装備することに計画を変更した。



缶室吸気口は元の計画より
荒天時海水の吸入を防ぐために
お碗型に変更されている
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