平安神宮は明治28年(1895)桓武天皇・孝明天皇をご祭神に創建された神社です。

























何度か記事にしていますが四季折々に楽しめる神苑は魅力的な庭園です。


白虎楼の入口を入ると別世界が広がります。
まずは南神苑です。八重紅枝垂桜が出迎えてくれます。

四阿を通り過ぎ、最も南側には京都市内を走っていた市電のオリジナルが展示されています。この度、重要文化財への指定が決まったのは記憶に新しいニュースですね。



茶室の澄心亭を通り過ぎると中神苑です。
様々な色の花菖蒲が咲いています。
丸太町通の直ぐ南の園路を東に、、、
中神苑に来ます。まず目に入るのは杜若です。


杜若はアヤメ科の一種ですが花びらの真ん中に白い筋が入っているのが特徴です。
今の上皇さまの前に生前譲位された光格天皇遺愛の杜若が植えられています。


早くも睡蓮が見頃です。睡蓮は水面に咲くのが特徴です。
中神苑に架かる臥龍橋です。


豊臣秀吉が鴨川に架けた三条大橋・五条大橋の橋脚を再利用したもので、七代目小川治兵衛のアイデアの真骨頂ですね。
神苑の終わりは東神苑です。



御所から移築した尚美館、橋殿の泰平閣の風景はまさしく平安の雅を感じます。

神苑の水も琵琶湖疏水の水が引かれています。完成したばかりの疏水を最大限に利用したのも植治です。



毎年、4月には尚美館をステージに紅しだれコンサートが4日間にわたり行われますが今年はコロナの影響で中止になってしまいました。
京都三大祭のふたつ葵祭と祇園祭が中止になってしまい、10月に行われる時代祭の開催が心配されます。(葵祭も祇園祭も神事は関係者だけで執り行われます。)


誰も写り込まない応天門を境内から撮影出来る程に人が少ないです。
次に以前、毎月の夜坐(やざ:夜に行う坐禅)に通っていた慈照寺銀閣へと向かいます。