"むしやしない"とは京言葉で食間に小腹が空いた時に頂く軽めの食事の事です。
(藍色の着物の方が女将さんです。京言葉で話され、とても気さくな方です。)
奥嵯峨、愛宕神社一ノ鳥居畔に店を出されて400年、四季それぞれのお料理を出される名店"平野屋"
特に初夏から初秋にかけての鮎料理は有名です。
(藍色の着物の方が女将さんです。京言葉で話され、とても気さくな方です。)
愛宕神社と月輪寺をお詣りし、約6時間。
そんな訳で以前にもお邪魔した"平野屋"さんへ。
座敷に通され、桜の昆布茶が供されます。
この時期の"むしやしない"は「焼き筍丼」です。
新筍を、醤油やみりんで味付けした"筍のステーキ丼"のような感じです。
今まで食べたことの無い食感と味付け、、、春を感じる充実の一品です。付け合せには蕨のお浸し、香の物、汁物です。
食後にはデザートが付きます。
名物"志んこ"団子とお抹茶です。
毎朝、女将さん自ら"おくどさん"で蒸される米粉のお団子で、きな粉には上白糖ではなく黒糖が入れられていて上品な甘さを感じます。
ニッキ、お茶、白の三色で、愛宕山の九十九折の坂道を現し、ねじれは愛宕神社までの山道を模したものだそうです。
団子ひとつにも長い歴史といわれがあるのですね。
この充実した内容で2500円です。
お土産にちりめん山椒を頂きました。
一度、初夏の鮎料理を頂いてみたいものです。(懐具合と要相談ですが、、、)
最後にお気に入りの場所から、、、