京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

三十三間堂 夜間特別拝観

2022年11月13日 08時00分00秒 | 日記
 11月5日の最終は三十三間堂の夜間拝観です。
JR東海「そうだ 京都、行こう。」のオリジナルイベントで普段は17時に閉まるお堂を特別に夜間拝観できる貴重な機会です。

妙法院のお坊さまの案内で堂内を巡ります。





正式には蓮華王院(国宝)といい、長寛2年(1164)に後白河上皇の政庁「法住寺殿」の一画に平清盛が寄進したものです。





しかし、約80年後に焼失しますが、すぐに再建に着手され文永3年(1266)に再建されています。
仏像の造立にあたり京都、奈良の仏師が総動員され仏像の製作にあたりました。

正面には34本の柱が立ち、その柱間が33ある事から「三十三間堂」と通称されています。
現在は妙法院門跡の管理下にあります。

中央の中尊を中心に左右にそれぞれ500体の十一面千手千眼観世音菩薩立像がお祀りされています。





中尊(国宝)は運慶の長男・大仏師湛慶82歳の時の造像で鎌倉時代を代表する仏像です。

1000体の内、124体の十一面観音菩薩立像は
創建時のもので、残りの像は鎌倉時代に16年もの歳月を費やし復興されたものです。







しかし、その後も修理が必要になり1973年から修復に着手されます。
1年間に20体づつ修復を重ね、45年の歳月を費やし、ようやく終了しています。
2018年には千手観音立像1001体全てが国宝に指定されました。

風神像、雷神像をはじめ二十八部衆も国宝で、お堂内はまさに国宝ワールドです。

お堂の説明をお聞きし、次にお堂の正面に来ます。



お坊さまの合図で北側半分のお堂内の電気が灯されました。

柱の間からは十一面千手千眼観音立像が拝めて"荘厳"の一言に尽きます。

本来は撮影禁止ですが、お坊さまのご好意で特別に許可して下さいました。

自分で撮影した写真が数枚あるのですが、SNSには投稿しない様に言われているので上の写真は「そうだ 京都、行こう。」のHPからお借りしました。



三十三間堂の夜間拝観、、、貴重な経験でした。