京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

常寂光寺の紅葉

2020年11月29日 07時10分00秒 | 日記
 大河内山荘を出て定番(?)の常寂光寺へと来ました。





常寂光寺の歴史は比較的新しく、文禄4年(1595)に秀吉が建立した方広寺大仏殿の千僧供養の際、在京の日蓮宗が二派に分裂しました。
その際に千僧供養に出仕せず本圀寺を出て、この地に隠棲し常寂光寺を開いたのが日禛(にっしん)上人です。





常寂光寺の"顔"とも言える仁王門です。
茅葺きの屋根が周りの景観に溶け込み風情があります。屋根は実は葦(よし)葺きです。





長い石段を登ると本堂があります。
小早川秀秋の助力で伏見城の客殿を移築した建物です。



境内にある妙見堂の前には展望台があり京都市内が遠望出来ます。
正面に見える山は東山三十六峰の第一峰比叡山、その手前の山は双ヶ丘です。







紅葉はやや見頃過ぎの感がありますが敷き紅葉もなかなかのものです。







常寂光寺のもうひとつの"顔"多宝塔です。
正面からも、また、高台からの姿も見事に景観に溶け込んでいます。







江戸時代中頃には、この場所に時雨亭があったようで昭和の初めの台風で倒壊し再建されずにいます。
こちらの景観を見ていると藤原定家が山荘を営んだ候補地のひとつと言われるのもうなずけますね。






上の写真は小倉池の紅葉です。

次に二尊院に向かうのが定番ですが、この時期にしか開いていない"厭離庵"へと向かいます。
(紅葉シーズンは一日で複数ヶ所を周るので一日二回更新する日もあります。)











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