京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

草喰なかひがし お昼のランチコース

2023年11月16日 08時06分00秒 | 日記
 11月7日のお昼は、銀閣寺近くにある「草喰なかひがし」さんへ。







2階にも席がありますが、基本1階のカウンター12席のみです。
人気のお店で、京都でも予約が取りにくいお店のひとつとして知られる名店です。

ご主人・中東久雄さんのご実家は洛北の地・美山で有名な料理旅館「美山荘」を営まれています。
そちらで"摘草旅館"を考案された兄・吉次さんの元で長年にわたり料理長を務められ、平成9年(1997)にこの地で独立されました。

ご主人は毎朝山に入り、その日にいける草花や食材となるきのこや山菜などを採られてから店に来られます。







カウンター内には"おくどさん"や囲炉裏があり、調理は基本炭火でされます。









八寸から栗や黒豆など"秋"が満載です。
家では身の部分しか食べないカマスの一夜干しの頭の部分も美味しく頂けます。







次は、新米のもち米に魚卵が、蓋の上には蜂の子が、、、野趣溢れる一品です。





汁物は、京都らしく白味噌仕立て。

具材にはとち餅と日野菜





焼物は、鰆の味噌幽庵漬

ソースはみかんジャム、、、
他では味わえない一品です。



向付は鯉の平造り
3ヶ月間井戸水で生かしているので全く臭みが無く、添えられた具材と一緒に頂くと鯉の味をメインに色々な味わいが楽しめます。



途中で"おくどさん"で炊かれたご飯の蒸らす前の物が出されます。
ご主人曰く"ご飯のアルデンテ"です。

漬物だけで食べたいくらい米が美味しいです。







鉢肴

最初の写真は鞘のまま湯がかれた小豆です。
砂糖などで味付けされていない小豆本来の味わいが楽しめます。

焼物の鉢の中には季節のきのこ数種類が餡仕立てで入っています。







北海道で年間を通じて放牧で育てられた牛です。

赤身で肉質が硬い印象ですが、想像とは違い硬さは感じられず、肉の旨みが凝縮されています。










ご飯です。

"おくどさん"で炊かれたご飯にメイン?の丸干し鰯

これがまた、美味しいのです。
日本人の食生活の原点がここにあるように思います。
最初は白ごはんですが、"おかわり"をお願いすると"おこげ"が加わります。







最後の水物です。

完熟した大城柿に黒糖金平糖、飲み物は水出しコーヒー。

最後まで他店では味わう事の出来ない内容です。
人気があるのも頷けます。





上の2品はオプションです。

京都茶組合が出されている「水出し煎茶」です。
水出しでゆっくりと抽出されているので非常にまろやかな味です。
瓶にバーコードが付いていないので一般には販売されておらず、一部の飲食店のみで取り扱っているそうです。

奥丹波の地鶏の卵を使った"大人の卵かけごはん"です。
ご主人曰く"ニューヨーク"と呼ばれています。

野趣溢れる料理の数々、、、ご主人のジョークの数々、、、
充実したランチを頂きました。
(何度か通っているのでジョークの中身もバレバレですが、、、)

料理と雰囲気が自分と相性の良いお店、そして、また、予約して行きたいと思う店、、、、そんなお店が自分の中の名店ではないでしょうか?




















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