京都つれづれなるままに

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高山寺金堂 特別公開(秋季京都非公開文化財特別公開)

2023年11月17日 07時13分00秒 | 日記
 高山寺は、所蔵される国宝「鳥獣人物戯画絵巻」で有名で世界文化遺産にも登録されている古刹です。











そんな風光明媚な栂尾にある高山寺ですが、平成30年(2018)の強風で大きな被害を受け、倒木した木材の処分だけで5億もの多額の費用が掛かったそうです。










そんな理由からか?分かりませんが、鎌倉時代建永元年(1206)に明恵上人が再興されて以来初めて金堂内部が公開されました。
(金堂は後世の再建)



金堂は、桃山時代から江戸時代初期に建てられたとされ、内陣にはご本尊釈迦如来坐像がお祀りされています。

入母屋造で屋根は銅板葺、壁には蔀戸が設けられています。
内部は内陣と外陣とに分かれていて、外陣の天井は格天井、内陣の天井は小組格天井です。





中世には金堂の左側には塔と鐘楼、鎮守社が建ち、右側には阿弥陀堂と羅漢堂、経蔵が建っていたそうです。

南北朝から室町時代の造立とされ、寄木造で金泥と盛り上げ彩色で造られています。
非常にバランスの取れた美しいお釈迦さまです。



金堂の下には「仏足石」があります。
平成30年に倒木の被害を受ける前までは、森の中にあり、目立たない場所でした。






高山寺の開山堂です。
内部には明恵上人坐像がお祀りされています。





また、この地は「日本最古の茶園」とされ、栄西禅師が中国宗から持ち帰られた茶種三粒を明恵上人に贈り、その茶種を植えて茶の木を育てた地と伝わります。









この日は朝から強い雨が降り続き国宝の石水院の拝観は断念しました。

次に昼食を予約している「上賀茂御料理秋山」に向かいます。




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