京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

鴨川をどり(先斗町歌舞練場)

2023年06月03日 06時22分00秒 | 日記
 宮川町のお茶屋兼置屋「花傳」さんで"京都"を堪能し、次に京の春の風物詩のひとつ「鴨川をどり」の観賞に先斗町歌舞練場へ。







鴨川をどりは明治5年(1872)に開催された日本初の博覧会(第1回京都博覧会」の観光客誘致の一助として創演されたのがはじまりです。



戦時中に中断を余儀されましたが今年で実に184回を数え、京都五花街の公演で最多の公演回数を誇る花街舞踏公演です。





先斗町歌舞練場は地上4階、地下1階建ての建物で昭和2年(1927)の竣工で設計は木村傳三郎です。

今は帝国ホテルになる為に解体された弥栄会館も彼の設計です。
(一部の外観は残される様です。)







場内も華やかな雰囲気に包まれています。

鴨川沿いのテラスからは東山三十六峰が見渡せる絶景を楽しむ事が出来ます。







茶券付特等席なので、公演前にお抹茶とお菓子を頂きます。

お菓子は京の老舗菓子司「吉富」さんの常用饅頭です。







大人数の茶席なので、点出しの慌ただしい茶席ですが芸舞妓さんがお手前をされるのを見るのは"華"があります。











和服の女性も多くおられ、華やいだ雰囲気の中で観賞する演劇には心奪われる心地です。
(茶席、公演中は撮影禁止なので掲載の写真は"鴨川をどり"HPからお借りしました。)

芸舞妓さん達にとっては日頃の稽古の成果を披露する発表会のような舞踏会で、華やかな尾上流の舞を堪能させて頂きました。

コロナもようやく終息の兆しが見えてきて、京都の花街にも人が戻りつつあります。
このまま終息して欲しいものです。





今年は上七軒の"北野をどり"、祇園甲部の"都をどり"、今回の先斗町の"鴨川をどり"と三つの舞踏会を観賞することが出来ました。

宮川町歌舞練場は現在、建替え工事中で"京をどり"は京都芸術大学(旧京都造形芸術大学)内にある春秋座で行われました。






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