京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

初夏に楽しむお煎茶講座

2018年06月24日 10時38分43秒 | 日記
今日6月23日は、そうだ 京都、行こう。のイベント"初夏に楽しむお煎茶講座"に参加しました。
このイベントは昨年10月に企画されていて僕も申込みをしていたのですが台風で中止になってしまった企画が今日、復活した次第です。

京阪電車の東福寺駅で下車するとけっこうな雨でしばしファミマで雨宿り!しかし、一向に止む気配がないので偶然お会いしたお二人とイベント会場の東福寺塔頭悲田院へ。





約10分で到着!イベント開始まで時間があったので、ご住職が本堂の説明をして下さいました。
内陣にはご本尊の阿弥陀如来様が右側にはこちらのお寺を再興された高槻藩主 永井直清公のお像、また他のお寺からの客仏の宝冠阿弥陀如来様がおられ快慶作と伝わっているそうです。障壁画は土佐光起筆でどれも見応えがあります。





いよいよ客殿に移動してお煎茶講座の開始です。
室内の床の花入れには笹の七夕飾りが、また向かい側の床には沙羅双樹(夏椿)が生けられており、障子が外され簾がかかり、夏の装いになっており お寺の中とは思えない雰囲気です。







まず一席目は玉露茶です。60度くらいのお湯で入れるのが最もお茶の旨み成分が出るようで五客の茶碗に均等に入れ、40度くらいまで冷ましながら最後の一滴まで抽出します。お抹茶席と違い、皆さん"どんな作法で頂くのか?"とか"お菓子はいつ食べたらいいのか"とかお聞きしながらですのですごくアットホームな雰囲気でまずは一服目を頂きました。





普段は、このような高級なお茶を頂く事がないのでなんと表現していいかわかりませんがひと口含むと濃厚な旨みと言うか芳醇な味わいが口いっぱいにひろがります。最初は渋いと感じていましたがだんだんと旨みがわかったような気がしてきます。お干菓子を頂き、二服目に。先生いわく、渋みや苦みが出てくるそうですが一般ピープルの僕にはわかりませんでした。





続いて二席目のお煎茶席です。と言っても席は同じでお点前をされる部屋が、先ほどの簾が掛かった奥のお部屋です。







今度は70度くらいのお湯で入れられ、先ほどの玉露茶よりも温度で出されます。
お煎茶も家で飲むお茶とは全く別物です!

お菓子もこの時期の紫陽花をイメージしたもので美味しく頂きました。





ある方のリクエストで三服まで頂きました。その後、先生から茶道具の説明がありご丁寧に皆さんに回して下さり、じっくりと拝見できました。





先生にお聞きすると煎茶でもグラム4千円は出さないといいお茶には巡り合わないそうです。今までグラム千円も出せばいいお茶と思っていましたが、全く認識不足、知識不足、味覚不足ですねぇ!
お茶会が終わり、今回使ったお茶を提供された丸久小山園さんの出張販売があり、茶団子と抹茶入りの飴を購入しました。
お煎茶講座をたっぷり堪能し、またまたある方の案内で即成院に立ち寄りご本尊の阿弥陀如来様と二十五菩薩様にお参りをし、泉涌寺を後にしました。

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