京都つれづれなるままに

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六角堂(頂法寺) 京の冬の旅③

2025年01月21日 07時21分00秒 | 日記
 1月15日、因幡薬師(平等寺)を拝観後に六角堂(頂法寺)へと来ました。

何度も来ている六角堂ですが、今回の特別拝観では本堂内陣まで入れるので来た次第です。



鐘楼堂。


六角通りを隔て飛地境内にあり、慶長10年(1605)豊太閤の臣・堀尾吉晴の嫡男忠氏(ただうじ)が寄進 当時は一向宗による一向一揆や加茂川洪水・大火の際にこの鐘をついて急を市民に知らせたと伝わります。


この鐘は天明の大火で焼失後の天保11年(1840)再鋳されるも第二次大戦に献納され、現存のものは昭和29年に再鋳復元されたものです。

















飛鳥時代に聖徳太子の創建と伝わる市内屈指の古刹です。




六角宝形造(ろっかくほうぎょうづくり)の本堂は明治10年に再建されたもので、中央の厨子には本尊・如意輪観世音菩薩像を安置しており(秘仏 非公開)、厨子の前に御前立(おまえだち)が祀られています。





平安時代後期の毘沙門天立像(重文)と地蔵菩薩立像も安置した荘厳な空間で、今回は本堂内陣部分入って拝観できるまたとない機会です。




六角堂は「いけばな発祥の地」で現在も華道家元池坊の拠点となっており、また、代々池坊のお家元が住職を務めています。







「京の冬の旅」期間中、隣接する「いけばな資料館」での寺宝特別展示もみどころのひとつです。



特に、像の背面に本尊(秘仏)を体内に納入することのできる蓋の付いた空間があることから「鞘仏(さやぼとけ)」と呼ばれる「本尊御前立 伝弘法大師作 如意輪観音像」や、「池坊専好立花図」(重文)など貴重な文化財が拝観できるのも特典のひとつです。





本堂内陣への入堂だけではなく、いけばな資料館も見学でき、中身の濃い特別拝観でした。



最後に御朱印を授与して頂きました。
御朱印代も500円に値上げされるところが増えてきていますが、ここ六角堂は良心的にも300円を維持されています。

六角堂内及びいけばな資料館内の写真はネットからお借りしました。






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