●室内水耕栽培の課題
6月1日 1階で栽培していた野菜類は屋上に移しましたのでトロ舟もほとんど空になっています。昨年来室内水耕栽培を行ってきて感じた問題点としては
●野菜がすべて徒長ぎみであること。
●大きさが屋上栽培に比べかなり見劣りすること。
●室内なのにアブラムシが繁殖すること。
●溶液は本来ならばアルカリ化するはずなのに酸性化しやすい。
などが解決すべき課題になっていますので今年は次のような手法を使いながら問題解決策を模索していきたいと思っています。
●NECとパナソニックの照明の組み合わせを変えて見る
●養液管理をもっと小まめに行う
●パネルでの栽培間隔を広げてみる
●扇風機で風を送る
6月8日 すっかり片付いてしまった室内水耕設備
●室内水耕栽培再開
11月17日 使っていない室内水耕設備ですが本日1台だけに水と肥料を入れて菊菜を定植。本日播種したレタスも発芽すれば室内水耕で育てたいと思います。
11月22日 レタスが発芽してきたので本日下の段に定植しました。
●NEC とパナソニック
11月30日 レタスと春菊の本日の様子です。人工照明はNECの蛍光灯ですが見た目には変わらないのですが写真にとるとかなり赤みがかっていてパナソニックと随分色彩が異なっています。
テラピア養殖の栽培棚の下で育てている春菊です。人工照明はパナソニックでかなり明るく写っています。これはそれぞれの蛍光灯の持っている波長領域のエネルギー量の違いからきているのでNECは赤色領域が多く、パナソニックは青色領域が多いということでしょうか。メーカーカタログを見ると分布状況が分かるようです。
12月6日 同時に定植したレタスの本日の状態です。NECで育てているレタスはまだ大きくなっていませんがパナソニックのテラピア栽培の方はひ弱な感じがしますが大きくなっています。因みに光量子量を測定するとNECの方が125でパナソニックは110でしたので光の量からいえばNECの方が多いのですが波長に違いで成長状態は今の所写真のような差があります。
12月15日 本日の春菊とレタスの様子です。10日ほどでかなり成長はしています。
12月17日 レタスはテラピアの栽培床に、春菊もその下の栽培床に移しました。
■参考:パナソニック植物用蛍光灯40Wは
品番: FL40S・FR・P
全光束(明るさの数値):1330 lm
平均演色評価数
(Ra物本来の色を表現する数値): Ra81
色温度:(K) 未発表
点灯方式: グロースタータ
定格寿命 :7500時間
定価(税別):3800円
かなり高価な蛍光灯です。20本まとめて購入して1本当り2000円位です。
一方NECのビオレックスA 40Wの場合は
品番:FL40SBR-A
全光束:1665 lm
平均演色評価数:未発表
色温度:未発表
点灯方式:グロースタータ
定格寿命:10000時間
定価(税別):1500円
と半値以下で寿命も1万時間です。また数字からみてもNECの方が明るい。
●育苗棚に春菊を定植
12月20日 これからは本格的に室内での葉菜類の栽培になります。室内栽培の場合は何よりも電気代の節約を図り栽培コストが高くならないようにしなければなりません。そこで昨年から行っているようにまず育苗棚で2週間ほど育てその後生育棚に移して3週間ほど育てて収穫するという手法をとります。本日育苗棚に水と肥料を入れて愛菜花で発芽させた春菊を定植しました。7×15=105株を予定していましたが定植できたのは90株ほどです。
●電気代他 1株当り47円のコスト増
室内水耕での最も大きなコストである電気代の管理ですが昨年に試算したように愛菜花での発芽・20w蛍光灯2灯付×2台での育苗・40w蛍光灯2灯付×2×2台で生育した場合は蛍光灯は1日16時間照射して、電気代を標準単価1kWh=22円で換算すると「発芽には1日10銭、育苗には1日30銭、生育には1日1円40銭」電気代がかかります。
すなわち発芽に6日、育苗に16日、生育に20日かけるとして収穫まで(播種後40日で収穫する場合)の電気代は1株当り33円位、誤差をみて35円という所です。
段階:日数 消費電力×日数×電気単価=電気代÷栽培株数=1株当電気代
発芽:6日 45W×10H×6日=2700W÷1000×22円=59.4円÷100株=0.6円/株
育苗:16日 20W×4×16H×16日=20480W÷1000×22円=450.56円÷100株=4.5円/株
生育:20日 40W×8×16H×20日=102400W÷1000×22円=2252.8円÷80株=28.2円/株
この1株当り35円という電気代が屋上で栽培するのと違って新たにかかるコストですのでどうしても室内栽培野菜は高くつきますのでこの電気代をいかに節約するかが知恵の出し所です。
実際にはこれ以外に蛍光灯は消耗品ですからその償却費用も見なくてはなりません。パナソニックの場合、簡単に見積もっても単価2000円の蛍光灯の寿命は7500時間ですので照射時間、照射日数および株数から計算して
育苗では 1500円×4本÷7500時間×16時間×16日÷100株=2.04円/株
生育では 2000円×8本÷7500時間×16時間×20日÷80株=8.5円/株
となり誤差もみて12円かかるとみるべきです。電気代と合わせて1株当り最低47円が室内水耕の場合別途かかってくる費用になります。
●育苗棚に大阪しろ菜とレタスを定植
12月24日 愛菜花で発芽させた「大阪しろ菜」と「グリーンリーフレタス」を育苗棚に定植。その後春菊とホウレンソウを播種する。
●移植した春菊
12月26日 テラピア栽培床の下に移植した春菊は収穫可能になっています。
●植物工場に関する書籍3冊
12月26日 最近植物工場に関する書籍がかなり発行されていますがその内の3冊を購入しました。日経新聞社の「植物工場ビジネス」は植物工場の採算性にスポットを当てていますしオーム社の「太陽光型植物工場」は環境保全型の植物工場の可能性を、光林の「植物工場」は施工事例を中心に説明されています。「太陽光型植物工場」かなり難しい内容ですが他の2冊は植物工場の現状を知るのに参考になりました。
●しろ菜とレタスを定植
1月7日 大阪しろ菜とレタスを栽培床に定植しました。計画からすると2日ほど早い移植です。
1月14日 レタスとしろ菜をまぜて定植していますがいずれも少し大きくなりました。
1月25日 そろそろ収穫できる大きさに育ってきています。
●春菊を定植
1月14日 残っていた春菊やレタスを収穫しその後に先月20日に育苗棚に移した春菊を少し遅くなりましたが定植しました。今回の100株と有機水耕栽培で育てていた50株の150株ほどをトロ舟3台に定植しましたので1ヵ月後には同時に収穫期が到来します。いつものことながらまた食べきれない状態になってしまいそうです。
●成長が遅い春菊 トロ舟にヒーターをいれる
1月20日 メタルハライドで育てている春菊はほとんど生長していないのですが恐らく水温が低すぎるためかと思います。(10度以下の状態になっている)そこで熱帯魚用のヒーターを入れてみることにしました。トロ舟は断熱性が乏しいので果たしてヒーターで水温が上がるかどうか疑問ですが数日試してみることにします。
12月初めに定植したレタスはすでに収穫時期が過ぎています。1月初めに定植したレタスとしろ菜も順調に育っています。
●保温効果はまずまず
1月21日 トロ舟に発泡スチロール板を巻きつけただけですが今朝温度を測ると24度ほどで少し下がっていますがまずますです。恐らくトロ舟の底に発泡スチロール板を挟み込んでいないので床から冷えて温度が下がったと思われるのでホームセンターで発泡スチロールの断熱材を買ってきて対応したいと思います。いずれにしろこの状態で春菊がすくすく育つかどうかが見守りたいと思います。
●再度栽培スタート
1月21日 保温力も試されたのでここからどのように成長していくか観察していきます。本日の春菊の状態です。
1月25日 今朝の状態です。気持ち大きくなりました。
●通常栽培の春菊
保温せずに通常の状態で育てているので少し発育は遅いようです。
●湿度が低いのかレタスが乾燥ぎみ
2月2日 1月の大阪の降水量は0.5mlとのこと。全く雨が降っていないので室内もかなり乾燥しているのかレタスの葉先が枯れ気味になっています。とっくに収穫時期が過ぎているので余計に乾燥気味になっているのでしょう。
●大阪しろ菜を収穫
2月2日 大阪しろ菜を収穫するも室内ではやはり成長がよくない。
●本日の状態
トロ舟10台で育てていますが2台は人工培養土をいれてレタスとかぶらを育てています。後8台のうち4台は春菊を、後4台はしろ菜とレタスを育てています。
6月1日 1階で栽培していた野菜類は屋上に移しましたのでトロ舟もほとんど空になっています。昨年来室内水耕栽培を行ってきて感じた問題点としては
●野菜がすべて徒長ぎみであること。
●大きさが屋上栽培に比べかなり見劣りすること。
●室内なのにアブラムシが繁殖すること。
●溶液は本来ならばアルカリ化するはずなのに酸性化しやすい。
などが解決すべき課題になっていますので今年は次のような手法を使いながら問題解決策を模索していきたいと思っています。
●NECとパナソニックの照明の組み合わせを変えて見る
●養液管理をもっと小まめに行う
●パネルでの栽培間隔を広げてみる
●扇風機で風を送る
6月8日 すっかり片付いてしまった室内水耕設備
●室内水耕栽培再開
11月17日 使っていない室内水耕設備ですが本日1台だけに水と肥料を入れて菊菜を定植。本日播種したレタスも発芽すれば室内水耕で育てたいと思います。
11月22日 レタスが発芽してきたので本日下の段に定植しました。
●NEC とパナソニック
11月30日 レタスと春菊の本日の様子です。人工照明はNECの蛍光灯ですが見た目には変わらないのですが写真にとるとかなり赤みがかっていてパナソニックと随分色彩が異なっています。
テラピア養殖の栽培棚の下で育てている春菊です。人工照明はパナソニックでかなり明るく写っています。これはそれぞれの蛍光灯の持っている波長領域のエネルギー量の違いからきているのでNECは赤色領域が多く、パナソニックは青色領域が多いということでしょうか。メーカーカタログを見ると分布状況が分かるようです。
12月6日 同時に定植したレタスの本日の状態です。NECで育てているレタスはまだ大きくなっていませんがパナソニックのテラピア栽培の方はひ弱な感じがしますが大きくなっています。因みに光量子量を測定するとNECの方が125でパナソニックは110でしたので光の量からいえばNECの方が多いのですが波長に違いで成長状態は今の所写真のような差があります。
12月15日 本日の春菊とレタスの様子です。10日ほどでかなり成長はしています。
12月17日 レタスはテラピアの栽培床に、春菊もその下の栽培床に移しました。
■参考:パナソニック植物用蛍光灯40Wは
品番: FL40S・FR・P
全光束(明るさの数値):1330 lm
平均演色評価数
(Ra物本来の色を表現する数値): Ra81
色温度:(K) 未発表
点灯方式: グロースタータ
定格寿命 :7500時間
定価(税別):3800円
かなり高価な蛍光灯です。20本まとめて購入して1本当り2000円位です。
一方NECのビオレックスA 40Wの場合は
品番:FL40SBR-A
全光束:1665 lm
平均演色評価数:未発表
色温度:未発表
点灯方式:グロースタータ
定格寿命:10000時間
定価(税別):1500円
と半値以下で寿命も1万時間です。また数字からみてもNECの方が明るい。
●育苗棚に春菊を定植
12月20日 これからは本格的に室内での葉菜類の栽培になります。室内栽培の場合は何よりも電気代の節約を図り栽培コストが高くならないようにしなければなりません。そこで昨年から行っているようにまず育苗棚で2週間ほど育てその後生育棚に移して3週間ほど育てて収穫するという手法をとります。本日育苗棚に水と肥料を入れて愛菜花で発芽させた春菊を定植しました。7×15=105株を予定していましたが定植できたのは90株ほどです。
●電気代他 1株当り47円のコスト増
室内水耕での最も大きなコストである電気代の管理ですが昨年に試算したように愛菜花での発芽・20w蛍光灯2灯付×2台での育苗・40w蛍光灯2灯付×2×2台で生育した場合は蛍光灯は1日16時間照射して、電気代を標準単価1kWh=22円で換算すると「発芽には1日10銭、育苗には1日30銭、生育には1日1円40銭」電気代がかかります。
すなわち発芽に6日、育苗に16日、生育に20日かけるとして収穫まで(播種後40日で収穫する場合)の電気代は1株当り33円位、誤差をみて35円という所です。
段階:日数 消費電力×日数×電気単価=電気代÷栽培株数=1株当電気代
発芽:6日 45W×10H×6日=2700W÷1000×22円=59.4円÷100株=0.6円/株
育苗:16日 20W×4×16H×16日=20480W÷1000×22円=450.56円÷100株=4.5円/株
生育:20日 40W×8×16H×20日=102400W÷1000×22円=2252.8円÷80株=28.2円/株
この1株当り35円という電気代が屋上で栽培するのと違って新たにかかるコストですのでどうしても室内栽培野菜は高くつきますのでこの電気代をいかに節約するかが知恵の出し所です。
実際にはこれ以外に蛍光灯は消耗品ですからその償却費用も見なくてはなりません。パナソニックの場合、簡単に見積もっても単価2000円の蛍光灯の寿命は7500時間ですので照射時間、照射日数および株数から計算して
育苗では 1500円×4本÷7500時間×16時間×16日÷100株=2.04円/株
生育では 2000円×8本÷7500時間×16時間×20日÷80株=8.5円/株
となり誤差もみて12円かかるとみるべきです。電気代と合わせて1株当り最低47円が室内水耕の場合別途かかってくる費用になります。
●育苗棚に大阪しろ菜とレタスを定植
12月24日 愛菜花で発芽させた「大阪しろ菜」と「グリーンリーフレタス」を育苗棚に定植。その後春菊とホウレンソウを播種する。
●移植した春菊
12月26日 テラピア栽培床の下に移植した春菊は収穫可能になっています。
●植物工場に関する書籍3冊
12月26日 最近植物工場に関する書籍がかなり発行されていますがその内の3冊を購入しました。日経新聞社の「植物工場ビジネス」は植物工場の採算性にスポットを当てていますしオーム社の「太陽光型植物工場」は環境保全型の植物工場の可能性を、光林の「植物工場」は施工事例を中心に説明されています。「太陽光型植物工場」かなり難しい内容ですが他の2冊は植物工場の現状を知るのに参考になりました。
●しろ菜とレタスを定植
1月7日 大阪しろ菜とレタスを栽培床に定植しました。計画からすると2日ほど早い移植です。
1月14日 レタスとしろ菜をまぜて定植していますがいずれも少し大きくなりました。
1月25日 そろそろ収穫できる大きさに育ってきています。
●春菊を定植
1月14日 残っていた春菊やレタスを収穫しその後に先月20日に育苗棚に移した春菊を少し遅くなりましたが定植しました。今回の100株と有機水耕栽培で育てていた50株の150株ほどをトロ舟3台に定植しましたので1ヵ月後には同時に収穫期が到来します。いつものことながらまた食べきれない状態になってしまいそうです。
●成長が遅い春菊 トロ舟にヒーターをいれる
1月20日 メタルハライドで育てている春菊はほとんど生長していないのですが恐らく水温が低すぎるためかと思います。(10度以下の状態になっている)そこで熱帯魚用のヒーターを入れてみることにしました。トロ舟は断熱性が乏しいので果たしてヒーターで水温が上がるかどうか疑問ですが数日試してみることにします。
12月初めに定植したレタスはすでに収穫時期が過ぎています。1月初めに定植したレタスとしろ菜も順調に育っています。
●保温効果はまずまず
1月21日 トロ舟に発泡スチロール板を巻きつけただけですが今朝温度を測ると24度ほどで少し下がっていますがまずますです。恐らくトロ舟の底に発泡スチロール板を挟み込んでいないので床から冷えて温度が下がったと思われるのでホームセンターで発泡スチロールの断熱材を買ってきて対応したいと思います。いずれにしろこの状態で春菊がすくすく育つかどうかが見守りたいと思います。
●再度栽培スタート
1月21日 保温力も試されたのでここからどのように成長していくか観察していきます。本日の春菊の状態です。
1月25日 今朝の状態です。気持ち大きくなりました。
●通常栽培の春菊
保温せずに通常の状態で育てているので少し発育は遅いようです。
●湿度が低いのかレタスが乾燥ぎみ
2月2日 1月の大阪の降水量は0.5mlとのこと。全く雨が降っていないので室内もかなり乾燥しているのかレタスの葉先が枯れ気味になっています。とっくに収穫時期が過ぎているので余計に乾燥気味になっているのでしょう。
●大阪しろ菜を収穫
2月2日 大阪しろ菜を収穫するも室内ではやはり成長がよくない。
●本日の状態
トロ舟10台で育てていますが2台は人工培養土をいれてレタスとかぶらを育てています。後8台のうち4台は春菊を、後4台はしろ菜とレタスを育てています。