<10月5日播種分が促進期に>
10月27日 10月5日播種のレタスが促進期に入るので本日から20cm間隔で24時間照射にセット。重さを量るとサラダ菜も玉レタスも根付ですが17,8gありますので生育期の10g目標は達成できています。しかも今回の苗はそれほど徒長していません。
苗の間隔を広げたので定植できないサラダ菜はメタルハライドの棚に移植しました。これは20時間照射にセットしました。
<サラダ菜の徒長が少し緩和>
10月29日 10月5日播種のサラダ菜は従来と異なり徒長がかなり緩和されてきています。この状態のまま育ってくれると茎の少ないまともなサラダ菜になってくれそうです。
写真はインターネットで検索した「よっしーガーデン」さんのサラダ菜の写真ですが(掲載ご了承ください)美しく立派に育った標本のようなサラダ菜ですがこれと比較すると室内水耕でどうにかサラダ菜らしく育ってきたといってもまだまだ別物状態です。
■比較 屋上レタスと室内レタス
10月30日 10月5日に播種した玉レタスですが室内栽培との比較を行うためにその一部を屋上に移植しておりますがその苗の本日の状態です。大きさでは室内栽培に劣りますが葉は丸くしっかりと育っていてさほど徒長はしていません。もう少し間隔を広くとって育てうまく結球させたいものです。
一方室内栽培の玉レタスですがすでに促進期に入り24時間照射している関係からかなり大きくなっていますがやはり徒長気味です。この比較から徒長問題解決のポイントは光源ということになるのでしょうか。
玉レタスもインターネット掲載の露地栽培の写真と比較するとまだまだ別物状態です。本来のあるべき姿に育つのが通常ですが栽培環境・栽培条件が異なると大変難しくなるということが良く分かります。とはいえ何とからしく育てるためにどうすべきかトライしていく他ありません。
<レタスの様子>
11月2日 本日のレタスの様子です。10月15日播種した玉レタスとレッドリーフ。もうしばらく育成期です
10月25日に播種したレタスとレッドリーフ。本日育苗棚から栽培棚に移植しました。
■3W LED GROW LIGHTS
11月2日 植物育成LEDライトでよいものがないかと国内品についてスターライトさんにお問い合わせをしておりましたが現状ではコストが安く高性能な商品はなさそうで蛍光灯とハロゲン系がまだ主流とのことです。アメリカについて気になるので「LED Grow Lights」で検索すると結構いろいろな商品が出てきてとりわけ1Wから3Wの高輝度のLEDを使った目がくらむような明るさの育成ライトも数多く発見しました。
Advanced LED, Stealth GROW, SunshineSystem,KessilLED,HydroGrow,LumiGrow,SolarOasis などの企業がUSA Made LED(CREE LED?)を使用した高出力で高圧ナトリウムランプ(HPS)およびメタルハライド(MH)の代替品になるライトをかなり発売しています。この辺はわが国のLEDライトとは少しアプローチの仕方が異なるようです。アメリカはもとから農業大国ですし国民レベルで見ても住居が広くガーデニングが盛んですからそのマーケット規模はわが国に比べ数十倍も大きいですし当然インドアガーデン規模も大きくすでに個人レベルでMHやHPSが使用されているのでその代替品として省電力の高性能LEDライトが発売され普及しているのも当然なのかもしれません。それにしても家庭のブレーカーが落ちそうな1200wクラスまであるのには驚きです。
通常使用している蛍光灯でも棚1段で40W×4台=160WですからLEDが5万時間使えるのなら耐久性で蛍光灯の5倍長持ちしますからコストで考えると蛍光灯代(2000円×4本=8000円)の5倍の4万円までなら購入可能ということになりますので手頃な商品があれば購入を検討したいと思います。しかしこれからは冬場にかかりますのでメタルハライドは室温を20~25度に保つ上で暖房効果がありますが電気代を考えるとヒーポンとどちらが安いのかも検討すべきことです。
今室内で栽培しているレタスは徒長して市販に耐えないですが電気器具代・電気代に炭酸ガス代とかなり費用がかかっています。レタス100g当りのコストはどうなっていくのでしょうか。kg700円という千葉大学での研究目標には遠く及びませんが当面の徒長問題解決のためにこの高輝度LEDライトが役立ってくれるといいのですが。
<メタルハライドと蛍光灯>
11月4日 10月5日に播種した玉レタスとサラダ菜は本日で促進期を終え収穫に入りますがメタルハライド栽培と蛍光灯栽培のサラダ菜を比較してみました。栽培パネル上でみても蛍光灯の方はやはり徒長し、茎が長くてしっかりと上を向いていません。重さを量ると蛍光灯は50g強でメタルハライドは100gほどあります。重量差もかなりあります。このことから考えてもやはり光源の質と光量はかなり重要であることがわかります。
■比較 屋上レタスと室内レタス2
11月4日 同じく10月5日播種した玉レタスの屋上栽培と室内栽培の比較ですが屋上栽培のレタスはまだ大きくなっていませんが葉は丸みを帯びてきて徒長もありません。
一方室内の蛍光灯栽培のレタスはかなり大きいですが完全に徒長気味です。
<11月5日分を播種>
11月5日 10日ごとの播種ですので本日、玉レタス・サラダ菜・レッドウエーブ・グリーンウエーブの4種をそれぞれ25株ずつ発芽器に播種しました。
<育ちすぎのサラダ菜>
11月8日 10月5日播種したサラダ菜は収穫期が過ぎて大きくなりすぎています。1株取って重さを計るとほぼ200gになっています。問題は葉先にチップバーンが出ていることおよび葉先がカールしかけている点です。どちらもカルシウム不足が原因と思いますが対処法になるとまだ決め手がありません。
<UFO型LED到着>
11月8日 注文していたSunshine System社のUFO型LEDライトが到着したので早速使ってみることに。価格は運賃込みで26000円ほどで90Wタイプです。製造はmade in Chinaです。30cmから60cmの高さで使用するように説明書にありましたのでパネル上50cmに吊り下げて先日5日に播種したレタスの育苗に使用して蛍光灯の育苗棚での栽培と比較してみることにしました。光量子束は50cm下で110μmol程度です。消費電力はワットメーターで計ると86Wでした。
<レタスの徒長>
11月17日 レタスの徒長は根本的に解決していない。播種日順にレタスの状況を並べてみると次のようになっています。播種後14日までの発芽育苗期のレタスにはそれほど徒長がなくこの状態で屋上に移植すると健全に育つのですがこれを生育棚に移して蛍光灯の下で育てると2週間もするとかなり大きく成長するのですが全く徒長してしまっています。このことから判断して蛍光灯の光質が茎の成長には良いが葉の生長にあまり寄与していないとということか或いは照射時間・照射距離が間違っているのか再度検討しなおいてみる必要があります。さもないと同じことの堂々巡りに陥ってしまいます。
一方屋上に移植したレタスですが2週間経過したレタスはこの所の寒さで大きくなっていませんが4週間経過のレタスはそれなりに大きくなっていて徒長は見られません。10月5日に播種したレタスは更に大きくなり結球しそうな勢いです。
この徒長問題は水耕栽培を始めた1昨年の「室内水耕栽培3 NECビオルックスA」の中でも同じようなことを書いています。ということは同じ光源を使う以上常に同じ問題が発生するということなので光源の使い方を変えるか違う光源を使用しない限り解決しない問題ということです。但し光量子束密度は170μmolとありますが本日測定してみると80~140μmolで値としてはかなり落ちています。蛍光灯は本年交換したものがほとんどですのでインバーターなどが原因かもしれませんので調べてみる必要があります。
徒長問題について「株式会社野菜工房」さんのブログの中に次のような文章がありました。
「従来は徒長の主な原因として「温度」(高すぎる)が言われていました。太陽光を使っている施設では夏などは温度が高くなりすぎて徒長するということが良くあるようです。ところが、私たちの実験では「温度」だけが原因ではないということが分かってきました。「養液の成分比」と「光の強さ・量」の組み合わせで徒長することがあるようです。私たちはそのメカニズムが分かりました。これは非常に重要なノウハウです。技術志向の会社を目指してきたのが実を結び始めたという感慨があります。」
ということは徒長問題解決のノウハウはあるようです。温度・養液成分・光量・光強度などの組合せということなのでこれをヒントにトライするほかありません。
<LEDがレタスの徒長を止めてくれるか>
11月17日 注文していたAdvanced LED社の3WタイプUFO型LED2台が入荷したので早速取り付ける。90Wに比べ光量子束密度はさらに高い。このライトの波長は11以上でマニュアルには「11+ Wavelengths of Color Output: 760nm, 740nm, 720nm, 660nm, 630nm, 615nm-480nm, 460nm, 440nm, 415nm, 380nm」とあります。この光源でレタスが健全に成長するかどうか試すことに。10月25日播種したレタス数株と11月5日に播種したレタスをパネルに移植しました。
室温は現在23度なので問題なし。後は肥料の問題ですがこれはすぐには対応できないので今回は無視。照射時間は1日12時間に設定。光量子束密度は160~200μmol.
10月27日 10月5日播種のレタスが促進期に入るので本日から20cm間隔で24時間照射にセット。重さを量るとサラダ菜も玉レタスも根付ですが17,8gありますので生育期の10g目標は達成できています。しかも今回の苗はそれほど徒長していません。
苗の間隔を広げたので定植できないサラダ菜はメタルハライドの棚に移植しました。これは20時間照射にセットしました。
<サラダ菜の徒長が少し緩和>
10月29日 10月5日播種のサラダ菜は従来と異なり徒長がかなり緩和されてきています。この状態のまま育ってくれると茎の少ないまともなサラダ菜になってくれそうです。
写真はインターネットで検索した「よっしーガーデン」さんのサラダ菜の写真ですが(掲載ご了承ください)美しく立派に育った標本のようなサラダ菜ですがこれと比較すると室内水耕でどうにかサラダ菜らしく育ってきたといってもまだまだ別物状態です。
■比較 屋上レタスと室内レタス
10月30日 10月5日に播種した玉レタスですが室内栽培との比較を行うためにその一部を屋上に移植しておりますがその苗の本日の状態です。大きさでは室内栽培に劣りますが葉は丸くしっかりと育っていてさほど徒長はしていません。もう少し間隔を広くとって育てうまく結球させたいものです。
一方室内栽培の玉レタスですがすでに促進期に入り24時間照射している関係からかなり大きくなっていますがやはり徒長気味です。この比較から徒長問題解決のポイントは光源ということになるのでしょうか。
玉レタスもインターネット掲載の露地栽培の写真と比較するとまだまだ別物状態です。本来のあるべき姿に育つのが通常ですが栽培環境・栽培条件が異なると大変難しくなるということが良く分かります。とはいえ何とからしく育てるためにどうすべきかトライしていく他ありません。
<レタスの様子>
11月2日 本日のレタスの様子です。10月15日播種した玉レタスとレッドリーフ。もうしばらく育成期です
10月25日に播種したレタスとレッドリーフ。本日育苗棚から栽培棚に移植しました。
■3W LED GROW LIGHTS
11月2日 植物育成LEDライトでよいものがないかと国内品についてスターライトさんにお問い合わせをしておりましたが現状ではコストが安く高性能な商品はなさそうで蛍光灯とハロゲン系がまだ主流とのことです。アメリカについて気になるので「LED Grow Lights」で検索すると結構いろいろな商品が出てきてとりわけ1Wから3Wの高輝度のLEDを使った目がくらむような明るさの育成ライトも数多く発見しました。
Advanced LED, Stealth GROW, SunshineSystem,KessilLED,HydroGrow,LumiGrow,SolarOasis などの企業がUSA Made LED(CREE LED?)を使用した高出力で高圧ナトリウムランプ(HPS)およびメタルハライド(MH)の代替品になるライトをかなり発売しています。この辺はわが国のLEDライトとは少しアプローチの仕方が異なるようです。アメリカはもとから農業大国ですし国民レベルで見ても住居が広くガーデニングが盛んですからそのマーケット規模はわが国に比べ数十倍も大きいですし当然インドアガーデン規模も大きくすでに個人レベルでMHやHPSが使用されているのでその代替品として省電力の高性能LEDライトが発売され普及しているのも当然なのかもしれません。それにしても家庭のブレーカーが落ちそうな1200wクラスまであるのには驚きです。
通常使用している蛍光灯でも棚1段で40W×4台=160WですからLEDが5万時間使えるのなら耐久性で蛍光灯の5倍長持ちしますからコストで考えると蛍光灯代(2000円×4本=8000円)の5倍の4万円までなら購入可能ということになりますので手頃な商品があれば購入を検討したいと思います。しかしこれからは冬場にかかりますのでメタルハライドは室温を20~25度に保つ上で暖房効果がありますが電気代を考えるとヒーポンとどちらが安いのかも検討すべきことです。
今室内で栽培しているレタスは徒長して市販に耐えないですが電気器具代・電気代に炭酸ガス代とかなり費用がかかっています。レタス100g当りのコストはどうなっていくのでしょうか。kg700円という千葉大学での研究目標には遠く及びませんが当面の徒長問題解決のためにこの高輝度LEDライトが役立ってくれるといいのですが。
<メタルハライドと蛍光灯>
11月4日 10月5日に播種した玉レタスとサラダ菜は本日で促進期を終え収穫に入りますがメタルハライド栽培と蛍光灯栽培のサラダ菜を比較してみました。栽培パネル上でみても蛍光灯の方はやはり徒長し、茎が長くてしっかりと上を向いていません。重さを量ると蛍光灯は50g強でメタルハライドは100gほどあります。重量差もかなりあります。このことから考えてもやはり光源の質と光量はかなり重要であることがわかります。
■比較 屋上レタスと室内レタス2
11月4日 同じく10月5日播種した玉レタスの屋上栽培と室内栽培の比較ですが屋上栽培のレタスはまだ大きくなっていませんが葉は丸みを帯びてきて徒長もありません。
一方室内の蛍光灯栽培のレタスはかなり大きいですが完全に徒長気味です。
<11月5日分を播種>
11月5日 10日ごとの播種ですので本日、玉レタス・サラダ菜・レッドウエーブ・グリーンウエーブの4種をそれぞれ25株ずつ発芽器に播種しました。
<育ちすぎのサラダ菜>
11月8日 10月5日播種したサラダ菜は収穫期が過ぎて大きくなりすぎています。1株取って重さを計るとほぼ200gになっています。問題は葉先にチップバーンが出ていることおよび葉先がカールしかけている点です。どちらもカルシウム不足が原因と思いますが対処法になるとまだ決め手がありません。
<UFO型LED到着>
11月8日 注文していたSunshine System社のUFO型LEDライトが到着したので早速使ってみることに。価格は運賃込みで26000円ほどで90Wタイプです。製造はmade in Chinaです。30cmから60cmの高さで使用するように説明書にありましたのでパネル上50cmに吊り下げて先日5日に播種したレタスの育苗に使用して蛍光灯の育苗棚での栽培と比較してみることにしました。光量子束は50cm下で110μmol程度です。消費電力はワットメーターで計ると86Wでした。
<レタスの徒長>
11月17日 レタスの徒長は根本的に解決していない。播種日順にレタスの状況を並べてみると次のようになっています。播種後14日までの発芽育苗期のレタスにはそれほど徒長がなくこの状態で屋上に移植すると健全に育つのですがこれを生育棚に移して蛍光灯の下で育てると2週間もするとかなり大きく成長するのですが全く徒長してしまっています。このことから判断して蛍光灯の光質が茎の成長には良いが葉の生長にあまり寄与していないとということか或いは照射時間・照射距離が間違っているのか再度検討しなおいてみる必要があります。さもないと同じことの堂々巡りに陥ってしまいます。
一方屋上に移植したレタスですが2週間経過したレタスはこの所の寒さで大きくなっていませんが4週間経過のレタスはそれなりに大きくなっていて徒長は見られません。10月5日に播種したレタスは更に大きくなり結球しそうな勢いです。
この徒長問題は水耕栽培を始めた1昨年の「室内水耕栽培3 NECビオルックスA」の中でも同じようなことを書いています。ということは同じ光源を使う以上常に同じ問題が発生するということなので光源の使い方を変えるか違う光源を使用しない限り解決しない問題ということです。但し光量子束密度は170μmolとありますが本日測定してみると80~140μmolで値としてはかなり落ちています。蛍光灯は本年交換したものがほとんどですのでインバーターなどが原因かもしれませんので調べてみる必要があります。
徒長問題について「株式会社野菜工房」さんのブログの中に次のような文章がありました。
「従来は徒長の主な原因として「温度」(高すぎる)が言われていました。太陽光を使っている施設では夏などは温度が高くなりすぎて徒長するということが良くあるようです。ところが、私たちの実験では「温度」だけが原因ではないということが分かってきました。「養液の成分比」と「光の強さ・量」の組み合わせで徒長することがあるようです。私たちはそのメカニズムが分かりました。これは非常に重要なノウハウです。技術志向の会社を目指してきたのが実を結び始めたという感慨があります。」
ということは徒長問題解決のノウハウはあるようです。温度・養液成分・光量・光強度などの組合せということなのでこれをヒントにトライするほかありません。
<LEDがレタスの徒長を止めてくれるか>
11月17日 注文していたAdvanced LED社の3WタイプUFO型LED2台が入荷したので早速取り付ける。90Wに比べ光量子束密度はさらに高い。このライトの波長は11以上でマニュアルには「11+ Wavelengths of Color Output: 760nm, 740nm, 720nm, 660nm, 630nm, 615nm-480nm, 460nm, 440nm, 415nm, 380nm」とあります。この光源でレタスが健全に成長するかどうか試すことに。10月25日播種したレタス数株と11月5日に播種したレタスをパネルに移植しました。
室温は現在23度なので問題なし。後は肥料の問題ですがこれはすぐには対応できないので今回は無視。照射時間は1日12時間に設定。光量子束密度は160~200μmol.